債務整理とは

支払い困難な額の借金について、債務の減免、返済期限の調整などを行い、生活を再建するための法的な各種手続きのことです。タイプに応じて以下のような手続きがあります。

過払金返還請求・時効援用の検討

まず、払いすぎていた過払い金がないか、時効にかかっている債権がないか、お客様に提供していただいた資料を基に検討いたします。この検討だけであれば信用情報に現在以上の影響は全くありません。検討結果をもとに、今後どのような手続きを採用するかお客様に情報提供し、ご判断いただきます。

任意整理

法定金利を超えた契約による借入れがある場合、法定金利で再計算を行い、払いすぎていた過払い金を返還請求することができます。時効にかかっている債権がある場合、時効援用をします。また、当事務所が債権者と交渉し、分割弁済とするなど月々の返済額を減少させて支払いを容易にします。また、法テラス登録事務所ですので民事法律扶助のご利用を検討いたします。

　　　　料金　債権者１社につき28,000円、　報酬金　過払い金額の20％

　　　　法テラス利用料金　債権者数により異なります。詳しくはお問合せ下さい。

自己破産

現在の収入・資産では支払いができないと裁判所が認定する制度を破産といいます。裁判所に申し立てを行い、破産手続ののち免責許可決定を得られれば、借金の支払い義務が免除され、経済的に再出発を行うことができます。

任意整理では支払いが困難な場合などに選択されます。当事務所では免責不許可事由の検討をきめ細かく行い、万全のサポートをいたします。また、法テラス登録事務所ですので民事法律扶助のご利用を検討いたします。

　　　　料金　180,000円

　　　　法テラス利用料金　103,400円 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（債権者数20社まで、実費および消費税込の料金。予納金は別）

個人民事再生

小規模個人再生、給与所得者等再生、そして住宅資金貸付債権（住宅ローン）に関する特則、という制度があります。継続または定期的な収入が見込める方で、かつ無担保の借金が５０００万円以下、などいくつか条件がありますが、それに該当すれば、住宅ローンの残る自宅を失わずに借金の減額が見込める制度です。

　　　　料金　320,000円（住宅資金特別条項あり　プラス60,000円）

消滅時効の援用

援用とは時効の主張をすることです。時間の経過に加えて援用によって消滅時効が完全に成立します。当事務所では内容証明郵便の作成などいたします。また、法テラス登録事務所ですので民事法律扶助のご利用を検討いたします。

　　　　料金　内容証明郵便の作成　１通　25,000円

　　　　法テラス利用料金　各種条件によって異なります。詳しくはお問合せください。

 

コラム　法テラスの民事法律扶助とは

資力基準等を満たし制度対象となる依頼者に代わり、費用を法テラス（日本司法支援センター）が一時的に立替払いし、その後毎月分割払いにてご返済いただく制度です。この制度をご利用いただく場合、当司法書士事務所の通常料金よりお安い法テラスの規定料金で事件を承ることができます。

広島県における民事法律扶助資力基準

(　)内は広島市、府中町、福山市、呉市の基準

	基準額	加算額	財産基準額
単身者	182,000円(200,200円)以下	＋41,000円以下	180万円未満
2人家族	251,000円(276,100円)以下	＋53,000円以下	250万円未満
3人家族	272,000円(299,200円)以下	＋66,000円以下	270万円未満
4人家族	299,000円(328,900円)以下	＋71,000円以下	300万円未満

基準額とは申込者と配偶者の手取月額(賞与含む)の合計。加算額とは家賃・住宅ローンのある場合に基準額に加算される額。財産基準額とは現金・預貯金・不動産等の時価額の合算額。生活保護受給者、または受給予定の方はお申し出ください。