エンジン積み換え編はこちら

OH&チューンの巻(とりあえず終了)

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何とか復活! 2001.7.15

 休みごとに山口ビート組の組員がワシの家に集まって何とかエンジン搭載までいけたので、ブローして約2ヶ月ぶりにエンジンに火を入れることになりました。

詳細は山口ビート組のゲリラ的オフミのページにあります。

 

 まだあちこちが仮留め状態なのですが、とりあえずエンジンはセル一発でかかるので大丈夫でしょう。(笑) 現在、クーラントのエア抜きまで済ませてます。アースィングは固定部分がわからなくなってしまったので外したままだったりします。(笑) ハイコンプピストンにブロック上面面研とヘッド下面の修正面研までしているため、圧縮比は11をオーバーしていると思われます。そのためか、排気音は以前に比べかなり力強いというか音圧が高いです。(^^;)
 1時間程度アイドリングさせた段階でもこれといった問題は出ていないので、近いうちに実走してみたいと思います。
 駐車場内を数m前後に動かしてみた感じでは、メタルクラッチとハイコンプピストン、ハイカムにクロモリフライホイールの組みあわせとは思えないほど発進が楽ですね。軽くブリッピングするとバイクのようなレスポンスで走り出したらマジメに慣らしをやるのが苦痛になりそうなくらいですね。(爆笑)

 取りあえずは四国のオフミの往復で高速を使って慣らし運転をしたいと思います。(^_^)


まもなくエンジン復活か? 2001.7.8

 今日は昼から山口ビート組の組員が集合してワシのビートのピロ足装着を手伝ってくれました。その間に前日夜に組んでおいたシリンダーヘッドをブロックと合体させました。

 ポートはビート組のみつさんからプロ用の電動リューターと糸バフを借りてINポートのブランチをナイフエッジ化してみました。60番程度の糸バフで1回さらっただけでほぼ理想的な形状になったので、特に鏡面仕上げにするつもりもないのでこれで良しとしました。(^_^)

 激しいブローで2番ピストンを溶かすくらい過熱していたヘッドはメーカー基準値(5/100mm)をはるかにオーバーする程度の歪みが出ていました。そこで、コンパウンドをまいた強化ガラスを平らな床において合計3分程度面研してみました。それでも心配なので、これまたみつさんの職場でフライスにかけてもらいました。あとで聞くに3/100mm削ればOKだったとの事です。ということは強化ガラス(ちなみにリビングのガラステーブルの天板でやって嫁さんに怒られました。(^^;))でお茶の間面研でもメーカーの基準値に収める程度ならOKということですね。(^_^)

 

 前日の夜に燃焼室のバリ取りとポート研摩時にバルブシートの一部を傷つけてしまったので、再びバルブの擦り合わせを行いました。今回は「Eezi.lap」という電動ドリルで駆動するバルブラッパーを使ってみました。お値段4,000円弱というお手軽商品なのですが、効果は絶大でタコ棒を使うよりも短時間で擦り合わせできました。(^_^) だいたいバルブ1本辺り10秒で細目のコンパウンドで擦り合わせが完了するといえばプロ用のバルブラッパーにひけをとらないことがわかると思います。(^_^)

←コレです

 で、今日はこのヘッドとブロックを合体させました。あとはクランクプーリーとタイミングベルト、ウォーターポンプを組めばエンジン搭載OKです。来週にはエンジンを積めるようにしたいと思います。(^_^)/


とりあえずここまでできました。 2001.6.11

 久々に丸一日休みがとれたので、エンジン組立てに着手しました。(^_^) 事前にブロックやオイルパンを洗浄してクランクまわりまでは組み立てていたので、今日はオイルポンプやオイルパンなどを組み付けました。
 ブロックはタイミングベルトのプーリーとウォーターポンプまわりを組み付ければ完成です。 ついでにクロモリフライホイールなんぞも組んでみました。(^_^)

ブロックはこんな感じです。

 クランクキャップの締め付けはダミーヘッドボーリングでキツキツのクリアランスのせいか、マニュアル通りにやるとクリアランスが上手く取れずクランクの回りが重かったので試行錯誤の結果、プラハンでクランクキャップを叩いてブロックに密着させた後、マニュアル無視のオリジナルの締め付け順で数回に分けて締め付けをしたら何とかスルスル回るようになりました。(^_^) ピストンリングが落ち着いてきたらさらに軽く回るようになり、我ながら上手くいきました。(^_^)

 ヘッドも組み付けようと思ったのですが、ポートと燃焼室を見ているうちに、IN側ポートをもう少し削りたい衝動に駆られて(^^;)、組み付けは次回へ見送りになってしまいました。

ヘッドはまだこんな状態です。

 さて、次回はポート削ってヘッド組み立てかな?(^_^)


組んではみたものの…。(^^;) 2001.5.4

 いいかげん新エンジンを組み上げないといけないのですが、なかなか時間が取れず、なんとかブロックまで組み上げました。

 メタルに怪しい液体を塗りながら組んでやると滑らかにクランクが回って良い感じになったのですが、ふとブロック内を見ると、ボーリング時の切り粉が…。(^^;) 洗浄がまだまだ足りなかったようです。(T。T) というわけで再度分解して洗浄しないといけません。ヘッドを組もうと思ったら、息子が砂入れてるし。(爆)

 というわけで、ピストンリング装着でお茶を濁しておきます。(笑)
 ピストンリングプライヤーなんか使わなくてもいけるんですよ。(^_^)

最初にこうやって装着するのがポイントですね。

で、こうやってピストンリングを回していきます。

最後はリングの端をパチンと溝に落とし込めばOK!

プロの方には常識かな?(^^;)


ブツはそろいました! 2000.12.3

 かれこれ2年近くほったらかしにしておいたこのページもだんだん面白くなってきそうな予感です。

 一通りパーツが揃い、ブロックの加工も上がってきたのでぼちぼちエンジンを組む予定です。

で、現在の予定は…。

・HALFWAY
 68φピストン、ECU、強化バルブスプリング、ライフ用デスビ&ハイカム(同軸駆動仕様)、ヘッドガスケット

・ダミーヘッドボーリング、ブロック上面面研、コンロッドフルフロー加工
 ブロック上面は修正面研に留めるつもりでいたのですが、ブローの後遺症で上面をさらうだけではダメだったようです。(T。T)
 ヘッドの方も歪んでいる可能性が高いので、こっちの方は墓石でも使って面研しようかとたくらんでいます。
 ブローしたエンジンの復活をたくらんでいる皆さん、歪みには気をつけませう。

・メタルは純正を使用(親メタルのクリアランスは0.025前後にそろえました)

・ついでにクロモリフライホイールとメタルクラッチも組む予定です。(^_^)
 せっかくミッションも降ろすのだからOHしてLSDも組みたいですね。


ピストンが外れたー! 98.12.2

 今日は2学期末テストの1日目ということで、昼からは家庭学習で早く帰れました。(^^) 実はテスト問題が完成していないのですが、(^^;)ピストンピンを抜いてみることにしました。先々週に肩の筋肉が断裂してしまったので、さすがに力仕事は厳しいかなぁ?と思いつつ、立ち寄ったホームセンターで売っているギヤプーラーを見てひらめきました。

「耐荷重4t、これは使える!」

そこで、こうしてみました。

    

要するにギヤプーラーをピストンにかけて、これをエアインパクトで回して押し出そうという魂胆ですが、エアを8kg/cm2なら、インパクト全開で冷間のままガンガン押し出すことが出来ました。\(^-^)/ うーん、エアインパクト様!ありがとう!(^_^)/ ただし、僕は10Lタンクの1馬力の安売りコンプレッサーしか持っていないので5回くらいポンプの再起動を待つ必要がありました。(^^;) しかし、この方法は久々のヒットです。結構使えますよ。

さて!これでピストン灰皿が作れる…(^^;)。もとい、ピストン発注してエンジンを組めますね。(^^)


ピストンを外す 98.11.3

 文化の日にピストン外しを試みてみました。ビートのピストンは圧入式でがっちりと固定されています。NIFTYの走り屋PATIO「HERMES」やautomechanic-MLに助けを求めたところ、何通りかの方法を教えて頂きました。

その1.ピストンピンより少し細めのボルト&ナットを当ててハンマーでひたすら叩く。壊すつもりでやれという意見も。(笑)

その2.大きめの万力を買って外す。コンロッドをバーナー等で温めると良いという意見もありました。

その3.素直に油圧プレスを買うか借りるかして外す。実はこれが一番無難ですね。(^^)

御教授頂いた皆さん、ありがとうございます!(^_^)/

 そこで、順番に試していきました。ハンマー作戦ではほとんど抜ける気配がありませんでした。そこで、ホームセンターで万力を購入して、バーナーで軽くコンロッドを加熱して、方法その1で作ったボルトナットを装着してハンドルを回そうとしたのですが、かなり固いために万力のハンドルをハンマーで叩くという暴挙に出ました。(笑)

 すると、思いの外するすると抜けはじめました。現在、1本はほとんど外すことが出来たのですが、あと2本同じことをすることを考えると辛いなぁ。(^^;) これを外したらピストンを注文しようと思っています。


腰下をバラす 98.9.14

 今日は先日体育祭があったため代休日です。ブロックでもバラしてみることにしました。ヘッドに比べれば構造自体は単純なのでものの1時間でバラバラです。クランクキャップのボルトが死ぬほど固かったのでまたまたインパクトで外しちゃったから早いって話もありますが。(笑)

クランクキャップ側   バラし中

 コンロッド大端部やクランクのメタルを見たところ、それほど局所的に当たりが強い所は無かったのですが、さすがに全面にわたってツヤがなくなっています。

 で、ピストンを抜いて見ると、ブローした2番ピストンが…。

 見ての通りオイルリングの所まで棚落ちして2番リングは折れてました。ピストン側面もギタギタ。(^^;)ピストンピンが異様に固いのでよく見ると全体的にピストンが歪んでいるようです。しかしNAでもこんな壊れ方するんですね。(苦笑)


バルブ摺り合わせ 98.8.13

 ヘッドもばらしちゃったのでバルブの擦り合わせをしてみました。IN側はヘッド交換後2000Kmしか走っていないのでキレイなものでしたが、EX側はカーボンを噛み込んでちゃんと密着しているかも怪しい状態でした。(^^;)

ペーパーかけ前ペーパーかけ後   摺り合わせ後

 EXバルブのステムにカーボンが付いて段が付いていたので2000番の耐水ペーパーで落としてやって、タコ棒とコンパウンドでシコシコ擦り合わせをしました。1本当り10分くらいで梨地の輪がシートリングに付くくらいやりました。


ポートを削る 98.7.24

 ついにバラしたヘッドのポートを削ることにします。エアリューターも安く買えるし、プロっぽくエアで行くか!とも思ったのですが、エアは削れ過ぎるからシロートは電動ドリルでやった方がよいというアドバイスを頂き、電ドリ作戦で行くことにしました。ホームセンターで荒削り用にチタン刃のカッターと仕上げ用回転砥石を買ってきました。ホームセンターでは電動ドリル専用品を売っていたので、それを買うことにしました。

チタン刃このような刃で削りました。

 まずはガスケットリムーバーを燃焼室内や排気ポート内に吹きつけてカーボンをできるだけ取ってやります。このガスケットリムーバーという代物、初めて使ったんですが、組成的にはニッペの剥離剤と大して変わらないような気がします。皮膚に付いただけでもチクチク痛くなるので体にかからないように気を付けましょう!吹きつけてしばらく置くとジュワジュワと泡を出しながらカーボンがごっそり剥離していきます。(^^) 竹ひごや割ばしで剥離したカーボンを取ってリムーバーを吹きつけるのを2〜3回繰り返すとキレイになりました。ただ、最後にカスをエアで吹き飛ばしたときに残ったリムーバーが手足に飛び散って痛い思いをしましたが。(笑)

荒削り後荒削り   仕上げ後仕上げ後

 さて、リムーバーをしっかり除去した後、ポートを削り始めたわけですが、アルミなので電動ドリルで十分なほどよく削れます。気になったINポートの段差を少し削っては指で触って確認しながら空気の気持ちになってなめらかポートにしていきます。1番のIN側や3番のEX側など、ぽつぽつとバリがでていたのでそれも削り落としてしまいます。ドカンポートではなくて修正程度のつもりなので鏡面加工は行いませんでした。工具が工具だけにポートの奥まで届かないという話もありますが。(笑) それよりも調子に乗って削るうちにバルブシート傷つけたりする方が怖いですね。(^^;) 荒削りの後に回転砥石で仕上げをしました。

マニホールド側

 例のINマニ側の「縫い目」は工具の入る範囲内で削って修正しました。でも、INマニにも付いてるんだよなぁー「縫い目」が。(^^;) でも、あとはINマニとヘッドの段差を削るくらいですね。(^^)


やっとヘッドチューンに入る!(^^;) 98.7.19

ちゃぶ台にヘッド

 いやー、仕事が忙しいやら発注した工具が届かないやらで、休みもエンジンをいじれないままに5が月が過ぎてしまいました。(苦笑) 仕事柄、夏休みに入ったことで少しはヒマができたので早速ヘッドをバラしていじることにしました。

カバー外した

 で、快調にロッカーアームを外してカムを外そうとしたら、カムプーリーがシリンダー判別センサーに引っかかってカムが取れないじゃないですか。(^^;) ロッカーアームを再び付けてメガネでカムプーリーボルトを回しても緩む気配無し。しょうがないのでエアインパクトで外してしまいました。プーリーの回り止めは適当なエクステンションバーをプーリー穴に差し込んで、インパクト一発かけたらあっさり緩んじゃいました。

インパクト使ってますインパクトで外してますカム取れた取れました

 後はバルブを外すだけです。(^^) ソケットをバルブに当てて軽く叩いてコッターの固着を取った後、バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを縮めてはコッターを外してバルブを外していきました。最初にコッターの固着をしっかり取っておくと取り外しが楽になりますね。

INポート内部←INポート内部→インマニ側

 バルブをすべて外した後、INとEXのポートを覗いてみると、特にIN側ポートの段差が目立ちますね。排気側は径が細いためかそれ程でもありませんでした。さらに気になるのが右の画像にあるようなポートの縫い目?ですね。これのせいでナイフエッジ部ももっこりしちゃってます。(笑) しかし、工具が入らず削るのには苦労しそうです。(^^;)

バルブのしまい方

 で、外したバルブ&スプリング&コッターはそれぞれ袋に入れてしまっておきました。バルブスプリングのINとEXの判別ですが、青がIN、黄色がEXですね。スプリングの側面に軽くスプレーしてある程度なので間違えないようにしないといけませんね。(^^)


まずはブローの原因究明! 98.2.21

 無事に中古エンジンに積み換えたということで、裏庭に壊れエンジンをかついで持ってきて分解してみました。

 今回の目的は「ブローした原因を探るべく内部を見てみよう!」です。デスビやらクランクプーリーやらガンガン外していきます。クランクプーリーは死ぬほど固かったのでフライホイール側で回り止めをして一気にボルトを回さないといけないのがチト体力的に辛かったです。(^^;) タイミングベルトのテンションは予想外に緩く、エンジン単体にしてしまえば外すのは簡単でした。

 んで、ブロックからウォーターポンプやら水まわりの配管、サーモスタットを外した後、ヘッドボルトを外してシリンダーヘッドを分離しました。ちょっと作業しては一服しながらしげしげと観察して、また作業といったプライベーターならではの怠慢作業でも2時間でここまでできました。気合い入れれば30分で出来そうですね。

 

 燃焼室とシリンダー内を覗いてみると、ブローして2気筒で走ったせいかブローバイのオイルが焼けてとてもOH後2カ月のヘッドとは思えない燃焼室。(^^;) おまけに2番燃焼室にはアルミがこびりついています。シリンダーの方はというと、2番ピストンが溶けてました。(^^;) 写真の2番ピストン右上の1/4ほどが溶けてなくなっています。シリンダー内壁にもアルミがこびりついている状態。こりゃーオイル吹くわな!(苦笑)

 プラグの方は溶けてなかったし、やはり燃調が原因のような気がします。(^^;)

 で、ヘッドから上は自宅の居間に持ち込んじゃいました。(笑) さすがにエンジンブロックは居間に置かせてもらえなかったので、しょうがなくさび止めにCRCを吹いてカバーを掛けて庭に置くことにしました。(^^;)

 ブロックはボアアップのため加工に出して、その間、ちゃぶ台にヘッドのっけてヘッドチューンを施したいと思います。今日びのエンジンにしてはE07Aってポートの段付きやバリが多くて削りがいがありそうです。(笑) お金があればついでにカム換えちゃうのもいいかも?加工カムという手もあるな。バーニアタイプのカムスプロケが欲しいところですね。