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明治時代 型紙摺タイプ 表と裏
(似島、宮島、竹原市忠海町長浜など)

イノシシみたいな兎
(似島)

網と魚 (宮島)

 どこの海岸でも、たいてい拾えるのが、主として明治〜大正時代に作られた印判
の器たちです。当時の量産品ですが、型紙や銅版を使って、楽しい絵柄が印刷さ
れています。産地は様々だそうですが、江戸時代の肥前系磁器の様式を、模様の
デザインなどに引き継いでいるのがおもしろいです。

 明治前期を中心に作られた、型紙摺
タイプは、合成染料の藍色が、やや下
品なほど鮮やかで、元気な器たちです。
少し前の時代と、一目で見分けがつき
ます。明治維新がどんなに激しい時代
の変化をもたらしたか、田舎の台所の
片隅にあった茶碗や皿が伝えています。

どんなものが拾えるか

3.近代陶片(1)

蓋2種 (似島)

筆でダミを入れて
います。(似島)

印判・型紙摺タイプ

(福山市仙酔島)

赤絵 (宮島)

 型紙摺タイプの大部分は藍一色ですが、緑の染料を使ったものや
鉄釉、素朴な赤絵などもあります。

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※ 写真をクリックすると大きくなります。

また、( )内の地名は採集地です。

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印判の器