touhenkutsu


宮島の陶片 (〜江戸時代) (4)


より古い陶片

中国陶磁

 宮島では、ほんの僅かですが中国陶磁が出てきます。青磁、染付の小さな破片が中心です。これらのなかの幾つかは、中国陶磁と知らずに拾い、いつも拾っているものと、なんだか違うなあ・・・???と思っていました。最近、私も中国の青磁などに触れる機会が増えましたので、これから宮島で見つかる中国陶磁の数が幾らか増えるかもしれないと思っています。










古唐津、17世紀の染付と青磁

 広島の他の海岸からは、八幡川や、かつて風待ち潮待ちの港として栄えた鹿老渡などからほんの少し出ているだけの17世紀、或いはそれ以前の陶片が、宮島では時たま拾えます。土からそのまま生まれたような渋い色の古唐津や、まだ庶民には手の届かなかった時代の、17世紀の丁寧に作られた美しい染付も見つかります。



  ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇   




いろいろな土器

 石英の粒が混じっているのが特徴です。たいていは小さな破片ですが、たまに縁の形がわかるような破片が出てきます。土師器かなと思うのですが、時代もよくわかりません。最初は同じように見えたのですが、よく見ると土の色や質感でも、幾つかに分けられそうです。僅かに残った縁の形などから、全体の形が推定できるものもあるのではないかと思います。最近見つけた土器の中に、熊本の菊池川で拾った弥生土器と様子の似た小片がありますが、今のところわからないです。










戻る            HOME   TOP            次へ