●品質の向上(クラックの抑制・アバタの減少・充填性の向上 etc)
●作業性の向上(内部流動性の促進・ブリーディングの減少 etc)
●原価の低減(混和剤・添加剤の併用、削減、変更 etc)
作用・反応
作用・反応
イオン(電離)作用は、少量(0.8g/㎥)で反応が早い(全速3回転)と言う特徴があり、イオン化剤や界面活性剤で静電反応をしてコンクリート中の水分に作用してより多くの水分を帯電したセメントにより多く吸着させるとともに、瞬時にしてコンクリートを均一に近づけて分離を低減します。分離の抑制は、細孔分布の測定や粗骨材の脆弱層の測定、スケーリング試験結果より確認することができ、分離抵抗性の向上やコンクリートの締め固め向上、凍結融解の抵抗性等、様々な効果をもたらします。
このことから「モアークリート」は、多機能添加剤や促進剤的な効果があります。
特長
特長
1、添加量が非常に少ない(0.8g/㎥)こと。
(混入する不純混合物によるフレッシュコンクリートの物性に影響をあたえない。)
2、攪拌時間が非常に短く(全速回転 3回)、
瞬時にコンクリートを均一にすることで余分な水和熱を抑制したり、
騒音を抑制する。
*基本的に分散効果(静電分散)が相違するため、他の混和剤や添加剤の併用可能。
期待効果
期待効果
1、フレッシュコンクリート内により多くの水分を保有し、
ボールベアリング的作用で 作業性を向上します。
{左メニュー 作用・反応を参照}
2、ブリーディング(分離)を低減し、浮遊物質の基幹を減少又は均一にして、
ひずみ係数を小さくしてクラック等の不具合を低減します。
{下記表 細孔分布の測定を参照}
3、非常に短い時間で余分な水和熱の発生を抑制したり、
ひずみ係数を縮小してクラックの発生を低減します。
4、コンクリート中の細孔のばらつきを小さくして、分離抵抗性を改善し、
均一な組織構造を形成します。(強度安定、耐久性の向上)
{下記表 細孔分布の測定を参照}
5、粗骨材界面の脆弱層が減少することで、自由水が減少し、
締め固め性能が向上します。
{下記図 粗骨材界面の脆弱層の測定を参照}
6、ブリーディング量が0.1㎏/㎥以上抑制されて、
材料分離抵抗性が改善します。
7、材料分離や粗骨材界面の脆弱層が減少することで、密実なコンクリート表面が
形成され、高い耐凍害性が得られます。(出来形品質の向上)
8、到達時間の測定結果、高い突行性があり、施工困難や狭い部分の施工において
充填性が向上します。
細孔分布の測定 (クリックで拡大表示します)
粗骨材界面の脆弱層の測定 (クリックで拡大表示します)