ファンネルとは?
蜜工房
  
 75ミリ 55ミリ 35ミリ            55ミリ 1セット           35ミリ 1セット
ファンネルとは
ファンネルとは日本語でジョウゴのことです。燃焼室に空気を多く導いて圧縮比を上げたと同じような効果を得ることが出来ます。
旧ファンネルは下の画像のようにカールだけのファンネルでしたがパワーチェックをすると中間馬力はアップしていましたが
最高馬力が75ミリで3馬力、55ミリで2.2馬力マイナ スでした。
そこで開口部にも少しテーパーを付けてパワーチェックしてみました。上の落ち込みが無くなり乗りやすくなりました。

材質はステンレス304、18−8ステンレスとも呼ばれて粘りがあり錆に強い材料です。厚みは1mmを使用しています。
ステンレスをこの形に加工するのは難しく3個の金型を使って製作しています。試作品を含めると7個以上の金型を作りました。
色々金型を作って、入り口の大きなテーパーのも作ってみましたが大きく開くと高回転ではパワーダウンしてしまいます。
多く詰め込むと入らなくなるのと同じなのでしょうね。小さく開いてカールで周りの空気を集めるの正解のようです。パワーチェック結果
取り付け方法も改良しました。
初めのころは打ち込み部分はそのままで外れやすく改良版として100番で荒らしてみました。
それでも外れる車があって現在は40番で荒らして冷やしバメをするようにお願いしています。この方法で外れるという感想はいただいていません。
取り付け方法
ファンネルのテーパー角度はサージタンク内など閉空間では10〜12度が最適のようです。(うちのは10度です。)
F1のような開放型のファンネルはテーパー角度14度くらいが良いようで、あちらはアルミでアルマイト処理してあります。
アルミはアルマイト処理をしないと錆びてしまいます。特に固いジュラルミンは亜鉛が入っているので腐食が早いようです。
ビートのサージタンクは大きいのでファンネル80ミリまでならフィルターも取り付けられるので問題ありません。

現在の形にして35ミリは最高馬力1.25アップ、55ミリノーマルと同等、80ミリ最高馬力0.7馬力マイナスになりました。(ノーマルECU、マフ ラー)
35ミリ4500回転からの高回転型、55ミリ3000から8000までの中回転型、75ミリ2000から7500までの低回転トルク型
詳しくはパワーチェックをご覧ください。35ミリと55ミリをつなぐと75ミリにすることができます。

色々作って試しましたがパワーチェックをしないと体感で判断するのは難しいです。
人間の体感はいい加減なものです。パワーチェックしないと良し悪しは判断できません。
又このページの下の方には沖縄の方が4人で乗り比べてテストされた記事をアップしています。
同じコースで走り比べれば時間の短縮として性能アップを体感できます。

製作には電動油圧ポンプ、15トンプレス、プレス台、金型3種類を使っています。
ステンレスの加工は難しくつぶれや割れなどをおこして不良品がでますが、それらはすべて廃棄していますのでご安心ください。
他のページで取り上げていますが出口の内面をヤスリなどで広げると高回転の伸びが良くなるようです。お時間がある方はお試しください。

出荷は35ミリ20% 55ミリ70% 75ミリ5%くらいです。35と55ミリを購入して色々TPOに応じて交換される方もおられます。
簡単に取り付け取り外しできるので交換は簡単です。ステンレス304ですので何度交換してもアルミのように変形しません。
  
 旧55ミリファンネル              開口部を開いてみたもの               55ミリファンネル
  
出口部を広げたファンネル改を作ってみました。 35ミリと55ミリ繋ぐと75ミリとして使用できます。

ファンネルの出口部分を広げたファンネル改を作りました。
出口の開口部は以前のものより6%広がっています。
パワーチェック結果で分かるよう に広げてない物とほとんど差がありませんでしたので作るのを止めました。

感想を沢山いただきましたが性能アップを体感されない方もわずかにおられます。
違うメーカーの改造ECU2種類でパワーチェックしましたが良い結果が得られませんでした。改造ECUには学習機能がないようです。
ノーマルECUの学習機能は良く出来ていますのでファンネルでの吸気変化に対応してくれます。ビートのECU
他にはECUのコンデンサーの容量抜け、液漏れもその原因の一つと思いま す。コンデンサーの交換方 法
コンデンサーが燃料の噴射量の調整にかかわっています。燃費の悪化、アフターファイアーなどの原因にもなります。
これまで10個以上のビートのECUを開きましたが、すべてコンデンサーが劣化していました。
他の原因としてエアクリーナーの汚れ、燃料ポンプ、燃料フィルターの汚れ、O2センサーの劣化などもあると思います。ビートも古い車になったので色々な所 が問題になってきます。
あとは触媒のつまり、ECVのつまり、クランクセンサーの溶解、基本的な所ではデスビキャップの不良などもあります。
これらの問題がなければパワーチェックにあるような結果をどのビートでも体感できます。2008.2.12

MTRECをチューンした倶楽部の方々に35ミリ55ミリをテストしてもらいました。ROMの変更、圧縮比アップ、ポート研磨などをした車のようです。
結果、面研をして圧縮比を上げたエンジンにもあまり効果はないようです。
ファンネルは空気を多めにピストンに送り込んで圧縮比を上げたと同じような効果がありますが、すでに圧縮比を上げた車では効果が薄いようです。
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うちのファンネルを取り上げたHPです。参考になさってください。(直接リンクさせていただいています。)
パ ワーチェックでファンネルテスト 2001.10.13は参考になると思います。
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2007.2.26
燃費向上
ファンネルを付けて今までどうり走るなら燃費アップします。
気持ちよく吹き上がるのでついつい回してしまうと効果が体感できません。(笑)
吸気効率が上がることによって燃費がアップしていると思われます。
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2007.2.23
自動車の高性能化
吸気管の動的影響
慣性効果・・・・低回転時、圧力振動が充填効率を向上させる作用
脈動効果・・・・高回転時、圧力振動が充填効率を向上させる作用
吸気管の長さや太さによって効果が変わってきます。
吸気管の長さが短い時、正圧波が新気をつれて戻ってくるまでの時間が短くなるので容積効率のピークは高回転にシフトします。
反対に長くなれば低回転にシフトします。
充填効率を上げるには吸気エアーの温度を下げる、吸入圧力を高める、シリンダー温度を下げる、吸気抵抗を軽減する、吸入量を増やす。
動的要因には吸気管の長さを変えることによる適正な圧力振動、同じく排気管の長さを変えることによる適正な圧力振動、
多気筒間の干渉による負圧波、正圧波の同調などが必要です。
ビートは軽自動車NA中最強のエンジンを積んでいます。
ファンネルをつけることにより吸入圧を高め、吸気管の長さを変えて正圧波を変化させてトルクアップをさせています。
吸入エアーの温度を下げるのは温度が高くなると空気が膨張して酸素吸入量が減ってしまうからです。
なるべく冷たい空気を吸ったほうが爆発力は高まります。吸気管を断熱すると少しですが効果があると思います。(黒い樹脂部分)
ラム圧の利用はスピードによって圧力変化が大きすぎてECUの学習ができませんし圧力が高くなりすぎるとブローの危険があるのでお勧めできません。
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ホンダビートの感想の一部です。
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55ミリの感想2004.1.30にアップしています。
55ミリファンネル装 備時の走 行条件、
夜21:30分〜4:03分
天気:小雨、
外気温15℃前後
エンジンオイル、、、5-50(モービルT)
ギヤオイル・85
プラグ・7番
2.6:1=水:クーラント
社外プラグコード
ホイール/タイヤ
F・13インチ5、5J/155・60
R・14インチ6J/165・60
6点アーシング
オイルキャッチタンク
他は純正
整備点検後、3人の友人と共に某 沖縄のサーキットモドキの場所に行き試乗。
まず、ファンネル無しで20km走行(違いを覚え る為)
その後55mmを装着の後ECUリセット、
ECUの調整の為、
アイドリング 合計3時間
低回転走行 20km
中回転走行 30km
コース走行 50km途中ブレーキパッド交換(純正)
と言う形でしっかり100km回してみました。
その結果、
55mmファンネルは、書かれているとおり3000 回転から首や背中にかかるGに違いが出ているようです。
(4人中全員)
また、低回転時に良い意味での粘りが出たよ うです。
(4人中2人)
特に5000〜7000回転には目を見張るような物があるように思いました。
(4人中全員)
吸気音の違いは確かにあり、五月蝿いと言うよりも純正 の頃と違いリズムのような物を感じる。
(4人中3人)
ファンネル装着ECUリセット直後は若干のトルクダウ ンを全員が感じたのですが、40〜50kmの走行あたりから徐々に吹けがよくなり全員の意見一致によりコース走行へ、70km頃には確実に体験できるレベ ルになってきました。
デメリットとなるような事は無く、すばらしい物だと言 えると思います。
付け加えると、いつも2速と3速のアクセルべた押しで 早めに立ち上がる2つのコーナーで、ドリフト気味にスリップするようになったのには驚いています。
尚、タイヤのタレ防止の為にストックを持って行っていたので、タレによるスリップではないのであしからず。
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35ミリの感想2004.1.30にアップしています。
35mm ファンネル装備時の走行条件、
時 間、9:40〜16:30
天 気:快晴、
外 気温、20℃前後
エ ンジンオイル、、、5-50(モービルT)
ギ ヤオイル・85
プ ラグ・7番
2. 6:1=水:クーラント
社 外プラグコード
ホ イール/タイヤ
F・ 13インチ5、5J/155・60(新品スポーツタイプ
R・ 14インチ6J/165・60(新品スポーツタイプ
6 点アーシング
オ イルキャッチタンク
オリジナル吸気ダクト&フィル ター
整 備点検後、3人の友人と共に某のサーキットモドキの場所に行き試乗。
まず、ファンネル無しで20km走行 (違いを覚える為)
そ の後35mmを装着の後ECUリセット、
ECU の調整の為、
アイドリング 合計約2時間
低回転走行 15km
中回転走行 20km
コース走行 65km途中ブレーキパッド交換(純正)
違 いがわかるように前に試しで付けていた55mmファンネル無しの状況に戻しましたので、
55mm ファンネルを試した前回と同じセッティングになっています。
それと、今回もしっかり走行距離 100km回しました。
その結果、
低回転のトルクの低下は想像 よりも感じられませんでした
(4 人中3人)
書かれている変化開始は4000と 有りますが、実際感じたのは5000辺りで、中回転時の性能に関しては、ほんの少しですが加速が強くなっています。
(4人中全員)
6500〜 に強烈な変化を感じる事が出来ました、
ターボとは比較できる物ではありま せんが、ブーストがかかったかの様な加速があり、かなりのスペックUPを感じました。
(4人中全員)
今回は55mmファンネルの前回と 違い、35mmファンネル装備ECUリセット直後の体感できるほどのトルクダウンは感じる事がありませんでした。
コースラップは、55mmファンネ ルを遥かに超える物になった事も書いておきたいと思います。
☆今 回の総合的感想ですが☆
かなりの性能UPを感じ ました、
このファンネルにハマッ たらかなり高回転にしてしまうので燃費は最悪だと思います・・・。
価格とスペックのバラン ス的には最高級だと思いました、
しかし、普通に町 乗りをした時には感じられる物ではないと思います。
今 回は正直、車の相性と言うよりも、私達自身との相性が良すぎたような気がします。
はっきりいうと、みつさんのファン ネルについては何らかの形で性能は上がっていると思います。
他のパーツでもそうなのですが、
後は車の相性と言うよりは、『乗り手との相性+ドライビング時の環境との相性』ではないだろうか?
と・・・そう感じています
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