空気室の変貌  


  完成時の空気室は容積14.7Lと大きめな不対面箱で二重でない天板と背板には補強板を多用している。これに反響防止の三角チップを貼りながら空気室容量の最適化を進めていった。2年後、エポキシ接着剤や石膏を充填しながら最終的に実効空気室容量約8L、fx(ホーンとのクロスオーバー周波数)は240Hzになった。凸凹だらけの内面だが表面には吸音防止の木工ボンドを塗って、微音量でもバランス良く、非常に反応の良い音になった。