用語解説

専門用語等について

プリントに関する専門的な用語や、普段聞き慣れない言葉などを詳しく説明していきます。
 

シルクスクリーン、プリント関係

シルクスクリーン
シルクスクリーンとは、プリントの手法のことです。版の上にインクを入れ、版から下にインクが通り抜けた部分がプリントされることになります。
版とは、木やアルミの枠にメッシュを張ってデザイン画の部分だけがインクを通り抜けるように製版加工したものです。大まかには油性用、水性用とがあります。ナイロン生地などには油性用、綿生地には水性用を使用します。
多色刷り
多色刷りとは、1つの図柄の中に何種類もの色があるプリントのことです。同じ図柄で色を替える場合は多色刷りとは言いません。
プリントの沈み
プリント部分の下から生地の色がうっすら見えるような場合プリントが沈んでいるといいます。黒などの濃い色の生地へ白などの淡い色のプリントをすると1回刷るだけでは下地の色が透けて見えます。当社ではそのような場合でも通常料金のままで2回刷りをしており、プリントがはっきりしたキレイなプリントを行っています。
昇華
プリントした部分に生地の染料が移行してくることを昇華といいます。例えば、赤系の生地に白でプリント後、白い部分がピンクっぽく染まってくるような場合です。
2回刷り
一度プリントをしてから乾かして、もう一度刷ることを2回刷りといいます。どうしても1回だけではプリントが沈んでしまうことがあるので、そのような場合は2回刷りを行います。

デザイン関係

イラストレーター
イラストレーター(adobe illustrator)というソフトです。このソフトでデータを作成することがほとんどです。
網点
網点(アミ点)という手法があります。写真など濃淡があるようなデザインを点の大きさで表現する方法です。詳しくはこちらを御覧ください。
アウトライン
文字のデザインの場合は、必ずアウトライン化する必要があります。アウトライン化しないと同じ書体がこちらにない場合正しく表示されません。
解像度
画像の細かさのことで、解像度が高いほどデータサイズは大きくなりますが画像は綺麗です。手書きデザインをそのまま使用したい場合などは解像度が高いほうが綺麗に再現されます。ただし、元のデザインが小さいと綺麗にできない場合があるので、手書きの場合はプリントするサイズにかかわらず大きめで作成してください。
PANTONE
PANTONE(パントン/パントーン)とは色の見本帳のことです。プリント色は、PANTONE番号指定可能ですが、パソコン上での見え方と実際の色では異なることがあります。パソコンの画面上のみでデザインをしてPANTONE見本帳をお持ちでない方は色の誤差が出ます。色の見本となる現物のものをご用意ください。

繊維関係

トリコット生地
トリコットという生地の編み方があり、よく伸びる生地になっています。当社ではスイムウエアのトリコット帽子やトリコット水着などの伸びる生地へのプリントに対応しております。
メッシュ生地
生地が網の目(メッシュ)状になっている生地のことです。目の大きさはいろいろあります。プリントは網の目の下にインクが出てしまうため、非常に手間がかかります。当社ではスイムキャップのメッシュ帽子をたくさんプリントしており、ノウハウを持っています。
綿生地
綿で出来た生地です。プリントの付きは一番良くて、単価も他の生地より安いです。
ナイロン生地
ナイロンで出来た生地は油性でのプリントになります。ナイロン生地は水性インクだとプリントが落ちます。
ポリエステル生地
ポリエステルで出来た生地です。ドライTシャツなどがこれに当たります。プリントの食付きは綿生地よりも劣るため、当社では専用のインクを使用します。プリント代は高くなりますが耐久性はいいです。
混紡生地、混率
いろんな素材が混ざった生地があります。一般的なのが綿とポリエステルの混紡生地です。混率が綿の方が多い場合は通常のインクで、ポリエステルが多い場合は専用のインクでプリントを行います。
シリコン生地
シリコンゴムで出来た生地です。スイムキャップなどでシリコン素材の物があります。専用のインクでないとプリント出来ないのですが、当社はプリント対応致しております。
2枚物
裏地などが付いていて生地が重なった状態でないとプリント出来ないものを2枚物と呼んでいます。防寒服やキルティングの服がこれにあたります。1回刷りしか行えないので色によってはプリントが沈んでしまいます。多色刷りもできません。ベンチレーションなど背中が開くようなタイプであれば1枚ものとして扱えるものもあります。
裁断生地
縫製前の生地のことです。製品の状態よりプリントがしやすく、単価も安くできます。

専門用語等、わかりにくい言葉や聞きなれない単語についてまとめました。