参道に西国霊場の本尊
  第二十七番札所 ・ 兵庫県姫路市

第二十七番札所 書写山 圓 教 寺
(えんきょうじ )
#27 Shoshazan - E n g y o u j i - T e m p l e
● 御詠歌 ●

『 はるばるとのぼれば書写の山おろし 松のひびきも御法なるらん 』



本尊 如意輪観音菩薩 開基 性空上人
宗派 天台宗 創建 康保3年 ( 966年 )
住所 兵 庫 県 姫 路 市 書 写2968 交通
JR姫路駅から市バス書写行きで25分、ロー
プウェーで4分、山上駅から徒歩15分。
ロープウェーは往復1000円。
電話 0792−66−3327
国道2号姫路バイパス姫路西ICから夢前川
東岸を北上、横関で川を渡って右折。
拝観料 300 円 駐車場
ロープウェー乗り場に約200台。 無料。

舞台造りの本堂(摩尼殿) ロープウェーで一気に山上へ

姫路城の北にある標高370メートルの書写山。
その山上に、第27番札所圓教寺があります。
高速道路の高架と共に、山麓を流れる夢前川の曲線、そして姫路市内が一望できます。

西国札所で一番西の寺

三十三所で最も西端にあるお寺で、家族四人で中国自動車道を利用して行ったのですが、この日は祝日、渋滞して散々でした。その上、近くまで行っているのに道に迷ってしまいました。

車で行かれる方は、「川沿い(夢前川)に走る」、「山陽自動車道の高架下」を目印に行かれると迷いません!!

昔は難所のひとつだったといいますが、ロープウェーが開通しており、一気に山上駅へ。
とは言っても山上駅から仁王門まで約800m、勾配のある道を進みます。

この道の両側には、三十三所のご本尊の各観音さまがまつられキツイ登りを応援してくれます。
杉や桧の老樹の陰は別天地の涼しさ、冷気というより霊気かもしれません。

圓教寺の寺伝

書写山は、天台宗の三大道場のひとつで、特に森の深さと伽藍の壮大さから、西の比叡山とも言われています。

寺伝によると、性空上人が康保三年(966年)にはじめて書写山に登り、草庵を作り修行をつづけたことに始まるといわれます。

その後、舞い下りた天女が桜の大木に礼拝するのを見た性空上人が、天禄元年(970年)に桜の霊木に、生木のまま如意輪観音を刻み、その上にお堂を建てたといいます。

よくよく考えれば、無茶なことをしたようにも思えます。 このお堂が摩仁殿です。

当初の本尊は焼失し、同じ桜の木で刻んでおいた試作のものが現在の本尊だそうです。
持国天、多聞天、増長天、広目天の四天王が如意輪観音をお守りします。
1月18日だけに開扉される秘仏ですが、写しの銅像が参道わきに立っています。

本堂摩尼殿は舞台造り

仁王門を通り、老杉におおわれた参道を行くと宿坊の円教寺会館などがあり、くだり道になり巨大な舞台造りの魔尼殿の下に出る。

これが本堂にあたり如意輪堂とも呼ばれて、単層入母屋造りの建物で、本尊の如意輪観音が祀られているのはここです。

摩仁殿という珍しい呼び方は、如意輪(本尊)=如意宝珠=摩仁(宝石)からきています。
昭和8年に再建されたといいます。

大講堂・食堂なども見もの

摩仁殿の左側の道を登っていくと、大講堂・食堂・常行三昧堂のある平地にでます。
この3棟は、コの字形に配置されています。

堂々たる大講堂には、檜の一木造りの釈迦如来像がおられます。
そして両脇を、普賢菩薩・文殊菩薩の観音が固めます。

大講堂の真向かいの常行堂は、阿弥陀仏の経を唱えつつ歩き続ける修行の場です。
夏の間、僧たちはこの堂を巡り歩く常行三昧の修行を90日間続けるそうです。

また、大講堂の東南の一角には、姫路城主本多・榊原・松平三家の墓所もあります。

圓教寺は、近くまで行けば比較的簡単に参詣できるお寺です。
● 一口メ モ

『 勢至菩薩とは 』

観音菩薩と勢至菩薩は、阿弥陀さまの脇時として「阿弥陀三尊」を構成します。
観音さまが「慈悲」の部分を担当されるのに対して、勢至菩薩は「智恵」の部分を担当され「勢至」の名の由来する智恵の大きな力で、私たちの無知を救ってくださいます。

「観無量寿経」には、勢至菩薩がお歩きになる時には世界中が揺れ、お座りになる時には大地が震えると書かれ、勢至菩薩のお力が大きなものであることが強調されています。

観音さまは独尊でまつられることが多く、私たちが目にする機会も多いのですが、勢至菩薩は、ほとんどの場合、阿弥陀さまの脇時として現れます。

頭上の宝冠の中に水瓶が彫られているのが勢至菩薩の特徴です。


円教寺の主な行事
◆ 毎月18日 ・・・・・・・・・観音縁日
◆ 1月18日 ・・・・・・・・・書写の鬼追い(修正会)、秘仏本尊開扉
◆ 4月10日 ・・・・・・・・・開山性空上人忌
◆ 8月9日 ・・・・・・・・・四万六千日お盆施餓鬼会


||| 近くのチョットいいところ |||

姫路城

白鷺が飛び立つ姿を連想させるので、別名白鷺城。
日本を代表する城郭として知られている。

電話:0792−85−1146
入場料: 500円
入場時間: 9:00〜16:00、季節で変更あり。
休館日: ナシ( 無休 )
駐車場: 市営大手門駐車場

好古園

姫路城の堀沿いにあって、松・竹・花・・・など大小9つの庭園群で構成されている。

電話:0792−89−4120
入園料: 300円
入園時間: 9:00〜16:30
休園日: ナシ( 無休 )
駐車場: 市営大手門駐車場

姫路文学館

姫路城と好古園に近く、姫路など播磨にゆかりのある文人たちを紹介する。
和辻哲郎、阿部知二など、さらには司馬遼太郎記念館などがある。

電話: 0792−93−8228
入館料: 300円
開館時間:10:00〜17:00
休館日: 月曜日、祝日の翌日
駐車場: あり


『 合 掌 』