インドの僧が興す
第二十五番札所 ・ 兵庫県社町

第二十五番札所 御獄山  清水寺
( きよみずでら )
#25 Mitakesan - K i y o m i z u d e r a - T e m p l e
● 御詠歌 ●

『 あはれみや 普き門の品々になにをか 波のここに清水 』



本尊 千手観音菩薩 開基 法道仙人
宗派 天台宗 創建 推古35年( 627年 )
住所 兵庫県加 東 郡 社町平木1194 交通
JR山陰線相野駅から神姫バス清水寺山上
行きで約35分。
電話 0795−45−0025
中国道の「ひょうご東条ICから県道を西に2
kmの天神北で右折、東条湖沿いに北進、
山上への取付専用道路(有料)左手に現れ
ます。
拝観料 300 円 駐車場
仁王門前に約150台。 無料。

根本中堂 再建された仁王門

兵庫県三田市の北西、山深いところにあります。
かつては御嶽山の登り口から約2キロの急な坂を徒歩で参詣する難所だったようですが、今は、そのような面影はありません。

この播州・清水寺は、京都の清水寺と坂東三十三所・三十二番札所の清水寺と合わせて日本三清水寺と言われています。

かつての難所も車でスイスイ

以前は麓のバス停から表坂十八町といわれた約2kmの旧参道を、40分前後かけて歩いたといいます。

札所の中でも交通不便な場所にあるお寺だったようですが、現在は専用道路で一気に上ることが出来ます。
道路は有料ですが、ステッカーがいただけます。

山上駐車場前に朱塗りの仁王門がある。
楼門様式で、以前は表坂からの参道にあったそうですが焼失して再建されたものの台風で倒壊、今度は場所を移して再建し現在の仁王門になったとのこと、まだ出来て新しく朱色も鮮やかです。
本堂へは、駐車場前の朱塗りのその仁王門から歩いていきます。

渡来してきた僧に思う

パンフレットによれば、インド、中国、朝鮮経由で渡来した法道仙人が創建したという。
次の一乗寺も番外札所の花山院も創建がこの法道仙人ですから、この辺りでは、結構活躍されていたのでしょう。

しかしこうやって西国巡礼をはじめてみると、現在よりも昔の方が諸外国との交流が盛んであったのでは?と錯覚させられます。

第一番青岸渡寺の裸形上人にはじまり、インド・中国などからやって来た僧が建立した寺のなんと多いことか。

船だけが頼りの、大変な航海を乗り越え仏教布教という使命だけで日本にやって来たとは思えませんが・・・・・・

彼らを駆り立てたものは、一体なんだったのでしょう。
個人的な想いとしては、すべてをひっくるめて『 信仰は命がけ 』だったように感じます。

アップダウンのあるお寺

法道仙人は景行天皇の頃からここに住み、後に欽明天皇の頃に堂宇を建て推古三十五年(627年)に金堂建立と共に十一面観音を安置したという伝説が残されています。

仁王門からちょっとした坂を上下して大講堂に出る。
途中に土産物屋や薬師堂などもあります。

大講堂から石段を上ると正面に根本中堂があります。
これは、開祖法道仙人が推古天皇の勅願により建立したものです。

根本中堂の左裏を50mほど下がると、「 おかげの井戸 」と呼ばれる湧水があります。
水不足の山に法道仙人が水神に祈って湧かせたという霊泉。
この清水が寺の名になったといいます。

清水寺の本尊

神亀2年(725年)に聖武天皇の勅命により奈良の高僧行基が千手千眼菩薩を造立し、両脇に毘沙門・地蔵の両像を配して大講堂を建立したといわれています。

これが札所本尊を安置する観音堂(大講堂)です。

境内からの眺望はみごと

標高500mを超える山上なので眺めは素晴らしい。

特に根本中堂前は、周囲の山並みの絶好の展望台。 条件がよければ淡路島から小豆島あたりまで見渡せるそうです。
少し長めに休憩して次の目的地に向かわれるといいでしょう。

こんな活動もしています!!

「清水 」の名がつく56寺院でつくる全国清水寺ネットワーク会議が、4月3日を『みずの日』に制定したそうです。

『 し(4)み(3)ず 』のゴロ合わせで、水のありがたさを訴えるイベントを宗派を超えて進めることを決められ、平成10年3月7日にはPR用のポスターも公開。

第一回は、京都市東山の清水寺( 西国巡礼第十六番札所 )で『 心と地球の浄化祈願祭』が開催されました。
● 一口 メ モ

『 弥勒菩薩とは 』

お釈迦さまの後にも、その衣鉢(いはつ)をつぐ仏さまがおられるということで、出てきたのが弥勒です。

弥勒は、釈迦が亡くなられてから五十六億七千万年後に、お釈迦さまの後継者として下生、成道されてお釈迦さまの救いにもれた人たちを済度してくださると信じられています。

清水寺の主な行事
◆ 4月第三日曜日 ・・・・・・・・・・・・無縁経会
◆ 旧7月26日 ・・・・・・・・・・・・二十六夜待


『 合 掌 』