音羽滝で長寿を願う
第十六番札所 ・ 京都市東山区

第十六番札所 音羽山 清水寺
( きよみずでら )
#16 Otowasan - K i y o m i z u d e r a - T e m p l e
● 御詠歌 ●

『 松風や 音羽の滝の清水を結ぶ 心は涼しかるらん 』



本尊 十一面千手観音菩薩 開基 延鎮上人
宗派 北法相宗 創建 延暦年間 ( 782〜806年)
住所 京都市 東 山 区 清 水 1−294 交通
JR京都駅、阪急河原町駅などから市バス
で10〜15分、清水坂または五条坂下車、
徒歩10分。 京阪五条駅から徒歩約20分。
電話 :075−551−1234
  FAX :075−551−1287

国道1号線から五条坂へ。
拝観料 300 円 駐車場
五条坂の途中に市営清水坂駐車場
(約70台、800円)

これが名高い「清水の舞台」 山門越しに市内を一望

京都盆地の東に連なる東山三十六峰の音羽山は、京都の町を見守るように静かにたたずんでいます。
第16番札所清水寺は、その音羽山の中腹に建っています。

清水さんと親しまれ、訪れる人が絶えない

今からおよそ1200年前に清水寺は建てられました。

本堂は、「清水の舞台から飛び降りる」という名文句のある舞台のすぐ横にあります。
この舞台は139本の束柱(つかばしら)で支えられています。
つまり139本の柱を組み合わせ、釘を一本も使わずに建てられています。
また舞台造りの建物は、西国三十三所の中で他に石山寺、円教寺などいくつかあります。

現在の本堂は8代目といわれ、徳川家光の寄進で寛永10年( 1633年 )に再建され、寄棟造り桧皮葺きで裳階( もこし )と両翼廊がついている。

江戸時代の再建とはいえ和様の復古式で国宝です。
また屋根には、 ふくらみをつけて優雅な姿になっています。
厨子の中のご本尊十一面観音と札堂に奉納された江戸時代初期の絵馬四面は、重文。

常に観光客が多く、正直ゆっくりとお参りできるお寺ではありませんが、舞台からの眺め霊水の「音羽の滝」の水をいただいてかえりましょう。

清水寺の言い伝え

清水寺の開山には、次のような言い伝えがあります。

大和の国の僧延鎮上人は、夢のお告げに従って、東山の滝の下までやって来ました。
そこで行叡という白衣の修行僧に出会います。行叡は、『長い間、お前を待っていた。ここに堂を建てて、木で観音を造り祈るように』と言うと、消えてしまいます。
延鎮は、それが観音さまだったと気づきます。

歳月が流れ、征夷大将軍だった坂上田村麻呂がある時、東山の山中で、不思議な水の流れを見つけ、源をたどって行くうち延鎮と出会います。
田村麻呂と延鎮は、力を合わせて崖を崩し谷を埋めて寺を建て、金色八尺の十一面観音像をつくり奉納したのです。

これが本尊・十一面千手千眼観世音菩薩像で、秘仏です。
日頃は、お前立ちが巡礼者に慈悲の眼差しを注いでいるのです。

長寿の霊水、音羽の滝

舞台の下は、錦雲渓と呼ばれ春は桜、秋は紅葉の名所です。
本堂舞台の前方には、音羽の滝があります。清水寺の信仰の源である滝です。

二年坂、三年坂の門前町の散策も楽しい

参道には両側にたくさんのお店が軒を連ねています。それを象徴するかのように清水寺について三好達治のこんな詩があります。

『 西国札所 』
・・・・・・・
・・・・・・・
だらだら坂は五条坂
清水坂のおみやげ屋
おんなじもん売るさけな
おんなじ屋根を並べてる
・・・・・・
・・・・・・

ここ清水寺のお土産は珍しい「豆人形」。色とりどりのうえ題材も様々でおすすめです。

さて、この清水寺の参拝の頃から、私の参詣時の作法?に少し変化が出てきたように思います。と言いますのも、今回の巡礼に限らず拝み方は1〜2分延々とお願いをするものでしたがよくよく考えてみると 『 観音様は全てお見通し、今更長々とお祈りしてもその場限りの苦しい時の観音頼みではないか!? 』っと思うようになりました。

もっと謙虚に『 よろしくお願いします !』この一言でいいのではないかと変わってきたようです。 お祈りは1秒で終わります。
これもひとつの悟りなのでしょうか?
この私流の作法は、今でも続いています。
● 一口 メ モ

『 衆生(しゅじょう)とは 』

いのちあるもの。 生きとし生けるもの。 一切の生物。 一切の人類や動物。


清水寺の主な行事
◆ 8月14〜16日 ・・・・・・・・・・・・千日詣
◆ その他 ・・・・・・・・・・・・桜や紅葉の時期の夜間ライトアップ他
 
    平成12年(2000年)ご本尊御開帳・行事予定

◆3月3日 開白法要(かいびゃくほうよう)
◆4月3日 慶讃法要(けいさんほうよう)
  春・夜の特別拝観 4/1(土)〜4/10(月)
              4/29(祝日)〜5/7(日)
◆5月9日 慶讃法要(経堂落慶法要)
◆8月9日 中日法要(千日詣縁日)
  夏・夜の特別拝観 8/14(月)
◆10月3日 慶讃法要(けいさんほうよう)
◆11月6日 慶讃法要(けいさんほうよう)
  秋・夜の特別拝観 11/1(水)〜12/3(日)
◆12月3日 結願法要(けちがんほうよう)


||| 近くのチョットいいところ |||

地主神社 ( じしゅじんじゃ )

清水寺に隣接しており、音羽の滝からの石段を上るか清水の舞台を出るとすぐです。
もとは清水寺の鎮守社だったので境内はとても狭いが、社殿は寺の本堂と同じ頃で
これも徳川家光が再建した重文です。

入母屋造りと権現造りを取り入れていますが、何といってもここのご利益は縁結び。

霊山観音 ・ 高台寺

二年坂から坂を登ると右手に巨大な観音像が見える、これが霊山観音。
正面には高台寺がある。 北政所ゆかりの寺です。


『 合 掌 』