どんなものが拾えるか
江戸中期〜幕末の雑器 その3
※ 写真をクリックすると大きくなります
湯呑や盃は、かなりたくさん出るよう
ですが、もともと小さい器ですから、割
れると本当に小さな破片になり、海岸
でも見落としやすくなります。また、湯
呑の縁はそば猪口と、大きめの盃は
飯茶碗との区別がつきにくいです。
そば猪口も、よく出てきますが、薄い縁と、底の部分とが、
それぞれ小さな破片となって出ることが多いようです。
日常の食器以外で、ときどき出るものに仏飯器があります。
現代のものに比べて、ご飯を盛る部分がやや大きいようです。
生活に不可欠な、飯茶碗、小皿、湯呑などばかり出てくる、
生活ゴミ系海岸陶片のなかで、昔の人々の素朴な信仰心を
感じさせる拾いものです。
瓶は幾らか出る程度です。宮島
以外では、まだ見つけていません。
蛸唐草の瓶、油壷らしいもの、なか
には、かなり大きな瓶だったと思わ
れるものもあります。
たくさん拾ってはいませんが、宮島あたりで、少しは出ていた
のではないかと思います。粗製の小さなものですので、細か
く割れた破片は、知らなければ見落としてしまいそうです。
その他、鉢、段重、蓋物なども、とき
どき小さな破片で出てきますし、わず
かですが灯明具、杯洗い、香炉、合子、
花瓶、水滴の類いも拾っています。
湯呑いろいろ
18世紀〜幕末
盃いろいろ
18世紀〜幕末
そば猪口 18世紀
仏飯器
18世紀〜幕末
瓶いろいろ
18世紀
紅皿
18世紀末〜
口紅を入れた、紅皿もでます。
江戸時代の化粧品容器です。紅
皿について、よく知らなかった為、
貝の模様をかたどった紅皿。径4.3
cm程度、ほんとうに小さいです。干潟
に落ちていると貝殻そっくりです。
貝殻そっくりの紅皿 19世紀初め?
1.宮島の陶片(3)