sabou

陶片クラゲ

陶片茶房

 新種のクラゲを発見しました。非常に長生き
のクラゲで、右の個体(No.1)の頭部は200
年前後は生きていたものと思われます。本種
の年月を経たものは、とても美しい染付模様
などを呈します。今回、陶片窟作者が初めて
撮影に成功しました。集落近くの干潟にかつ
ては無数に棲息していたと思われますが、海
岸の埋め立てなどで数を減らし、このままい
けば近い将来、絶滅危惧種となる恐れがあり
ます。食性については不明です。(ほんとうに
何か食べてたら怖いですけど。(^^ゞ )

陶片クラゲ(No.1)
2004年2月、宮島にて撮影

(No.1)の裏

(No.2)も成体ですが、(No.1)よりもかなり若い
個体です。(No.3)は頭部が小さくて、幼体かと思
いましたが、よく見ると、何かに襲われて、体の大部
分を食いちぎられた成体で、本種の生命力の強さを
示しています。幼体については、今回は見つけるこ
とができませんでした。以前、生後数十年程度のも
のを発見したことがあったのですが、新種と知らず、
撮影しなかったことが悔やまれます。若い個体は色
の白いものや、派手な色をしたものが多いようです。
標本として、(No.1)の頭部のみ採集し、若い個体
と、不完全な個体は逃がしました。

(No.2)

(No.3)

クラゲ学会から、問い合わせが
あったらどうしましょ・・・(^^ゞ

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