![]() |
|
|
|
ナナドラ勝手にオープニング。連載中。 さて発売までに間に合うかしラ。 それはともかくとして。![]() ああ。認めてやろう Xbox 360 よ。 これでお前は晴れて Dreamcast 2.0 だ。 旧箱の頃から思い出しては呟いてた。 AOU や TGS が開催される度に「隠し球で新作の発表や移植の発表なんてないかしら」と、ほんと毎年毎回思ってた。 オーストラリアのレーティング機関に登録されたと聞いた時も、喜びはしたけれど、 割と「お約束的な」喜び方だったと思う。 それから十二時間後、正式決定の報と共に、血眼でソースを探したときも、 捏造記事だと確かめたかったのか、確定情報だと知りたかったのか、どちらを求めてたのかわからなかった。 気が付けば改造用に SS のツインスティック 1,000 円即決を落札してたさ。 そうあり得る話でもないよなと思いつつも発売後に高騰しないとも限らないので、1,000 円で確保できるのは美味しいよなとか思ったのに、 配送元が北海道さんで送料に 2,000 円近く取られて三倍の値段になったけどさ。 近隣に稼動しているゲーセンがあるならそこに熱意を噴出しに迎えたのだけれど、 それさえ出来ないからひたすら動画をあさくった。 すると、昔はデストラップと呼ばれて、今ではバーテブレイトシャフトと呼ばれるステージのBGM、「Fade to Black」が、 今までとは違う響きに感じられた。 懐古には違いない。昔を振り返るような行為には違いないのだけど、 でも少なくともこの懐古は後ろでなく眼前にある。 360 買うタイミングをずっと待ってたんだけどねー。いやまさか。 ずっと云ってたけどな。 「オラタンが XBLA に通信対戦付きで移植されたらば何はなくとも 360 買いますよ」つって。 やあ。 GET READY だわ。 てのはともかくとして上述の通り、コトブキヤさんのライデン作ったにょろ。 パーツ点数は多いけれど、でもそれだけ色分割されてるってことで、プラモ初心者なひとでも丁寧にさえやれば、 満足かつ充実の完成品がリバースコンバート。 なんつったって、プラモデルなぞ小学生くらいんときに BB 戦士を作って以来な儂でさえ上記写真のよーにそこそこ格好良く作り上げることができたのだわ。 プラモ製作なんてほぼ初体験だから、こまめに写真撮って製作記でも書こうと思ってたけど、 時間の無さに流されてついにナナドラ発売直前だわ。わっはっは。 わっはっはじゃないわ。 東の方の、星に蓮る船。ということで。 UFOなー。最初にうつろぶねって言葉が連想されたけど、 もう少しぼんやりを働かせればインベーダーという単語が浮かんできた。 でっ、れっ、でっ、れっ、でっ、れっ。ぴきょーんぴきょーんぴきょーん。ふーよんふーよんふーよん。 インベーダーといえば原初のSTGだ。ついでに云えばタイトー製。そういえば去年の話だけれども三〇周年だったし。 何らかの因縁はあるかも知れませんがまあおおむね気のせいかしら。 うつろぶねという言葉を思い出した癖に、知ってるのは遠野物語で柳田さんが「作り話だろうなあ」と一蹴してたことくらい。 なので幾つか検索をかけてみれば、関連用語に兎園会。 兎かー。 そういえば、UFO はともかくとしても宇宙人自体はとっくに幻想郷にいるのだね。 なんか関連があるのかしら。マンガ連載とも重なったりとかしてとか思ったけど、多分関係は無いだろうな。 そもそもUFOって要するに「なんかよくわかんねーとんでるぶったい」で、異星人の乗り物だと限定されてるもんじゃないしな。 してみれば、うつろぶねは「露西亜とか英吉利の乗り物だったりしねーかな」という説も唱えられていたそうで。 風は近所の裏山で、緋は天の果てで、地は地の底で。じゃあ次は何処に行くんだろうなーなんて思ってましたが、 中心・上・下と進んだなら、もしかするとそろそろ並行に横へ進む頃合いで、 ひょっとすると海を越えて別の国に赴いたりするのかもね。 早苗さんの自機昇格は喜ぶ人は喜んで欲しい吉報。 さすが常識にとらわれなくなっただけのことはある。 ところで、やっぱり自機になるのはいつも人間なのね。 それだとしたら、永夜抄で登場した半人の慧音ちゃんがなんとなく不遇な立場に置かれてる気がほんのりと。 巫女二人に挟まれた、魔理沙さんの処遇は如何に(如何もせん。 今回は割と画像から読み取れる情報が多いかしら。ざっくりと列挙していきますと。 ・エクステンドはどうやらまた複数個集めるアイテム制。残機の星が薄青く欠けてるものがあるからね。 とはいえ、どうすればそのアイテムを貰えるかが不明なので簡単に「地と同じ」とまとめることは今んとこできない。 ・「スペルカード」という表示はたぶんボムのことだろう。風・地と続いてきた Pow 消費のボム(霊撃)ではないみたい。 ・スペルカードの星表示も、残機と同じく欠けているモノがある。これもまた複数個アイテムを集めて追加なのだろう。 地では弾幕をノーミスで切り抜けられたら貰えたけど、星だとどういう形でのボーナスになるのか少々気になるところ。 ・グレイズあり。まあ、非スコアラーであるぼくにはあまり関係のない話。 ・敵中型機っぽいUFOに耐久力表示みたいなものが重なってるね。 わざわざ表示すると云うことは、一定時間内に撃破しないと、逃げるのかな? ・画面左下にUFOの表示枠が三つ。色がそれぞれ赤・黄・青の三色。 ・一番下のSSに、画面左下のゲージと同じ形のUFOが弾幕に紛れてる。アイテム? それとも敵扱いで、シルバーガンみたいに同じ色を続けて倒すとボーナス点とか? ・魔理沙さんが写ってる画像が唯一、UFOゲージが三つ揃ってる。しかも青一色で。 そんで画面中に出ているUFOも同じ青色。 同画像右枠に、へんな○。○の中にはPと点アイテムの値がうっすら見えるけど……。 ・UFO関連の情報をまとめるに、 ・UFOアイテムを3つ揃えるとUFO出現。 ・早めに撃破しないと逃げちゃいます。 ・撃破に成功すると、○枠に書かれているアイテムをボーナスとして放出? って感じかな? うーん当たらずとも八卦。 もちろんこの場合、UFO が出現するときにはあの特殊な「ふぃーよふぃーよふぃーよ」という効果音がだな。 あとは巫女さんの装備は例によって誘導座布団があるみたいなのと、 ……早苗さんのショットはなんだコレ。……カエル? だとすると、画面中にのたくっている緑色の線は蛇なのかもね。 画面中にこれだけ乱れ飛ぶ通常ショットもあまりあり得まいから、ボム使用時のエフェクトの残滓なのかもね。 さて。 体験版はいつもどおりネタバレ物と解釈して封印して過ごすとして。 (だって三面まで進んでそこから先はおあずけなのよ! なんでみんなそんなマゾいことを平気で出来るの!?) 夏までには地の Ex クリアしとかんとな。ありがちなオチ。 春の典型。図書館のバイト中。居眠りをしている人をやたらと見かけた。 机に突っ伏す人、ソファの背もたれに長くなる人。それぞれが不本意な春眠にとらわれたような気配がある。 三寒四温で別けるなら寒い方の、二桁に届かない気温ではあるが、良く晴れた日だ。 空調完備で採光を意識した現代建築な図書館は確かにぬくい。 春だな。ということで納得した。 とはいえ、図書館は睡魔の巣窟という側面も持っている。 本を読むのに適した環境とは居心地の良い空間でもあるのだから、然りだろう。 私もしょっちゅう居眠りをこいている(仕事中)。 そんなだから図書館に眠る人はそう珍しくない。冬でも秋でも夏でも寝る人は寝ている。 しかしその日は特別に多いように思えたのだ。 春だからだろうか。 世の中は割と、美しい比喩で出来上がってたりする。 誰もが納得できてしまう例え話や表現を用意できたらば、それが世の中の法則になったりする。 春眠暁を覚えず。ひねもすのたりのたりかな。 んだから、納得の方が先に立ち、事実を置き去りにしたりもたまーにするのだけど。 うーん。 でも例えば、生物的に見ればどうかね。 洞に籠もったクマやら土に潜った蛇やら蛙やらが目覚めくるのは春である。 植物もまた、春に芽吹きを迎えるイメージがある。 冬眠から暁を知るのは春ではないか。 でもまあ。人間は恒温動物だしな。 熱されれば汗を流して、雪の中にいれば熱を持って、体温を常温に保とうとして知らず努力をしてしまう。 だから、夏や冬よりかは春のが眠りやすい環境にあるのは事実なのだろう。や。秋はわかんないけど。 つまり春の気温こそ人にとって自然体。ニュートラルな状態であって。 ひとは自然体な状態にいればやたらと昼寝をしたりするのだ。 つまりだらだらと午睡様におもねるのは、人としてごく自然なことであるのだ。 これは良いことに気付いた。 ギルド名はハニームーンだなと。![]() pixiv さんのセブンスドラゴンイラストコンテストに寄せて。 いやイラストちゃうやーんというツッコミは眉間で受け止めます。 既に(景品の)ポストカードは頂けると約束されてるし、 あるいはコンテスト期間が過ぎてから作成しようかしらとも思ったけどもまあ他に素敵なイラストがどかどかある中で、 自ずから選考の対象外に行くのも自意識過剰だよなとかそんな自意識ループ。 そもそもがゲーム中でドット絵があるし。 しかもちびキャラが全面に出るゲームやねんのにドットで描く必要があろうかしらとかぼんやりした結果、 公式の、実写とちびキャラとが入り交じるインプレッションムービーが素敵だったの思い出したのでそれを実行。 いやほんとは海にまで自転車漕いで行くつもりだったんだけどね。 寒かったし。 本家の撮影がイギリスだったのに対し、「ロケ地:瀬戸内海」とか注釈を入れれば微妙に気が利いてるかしらとか企みもしたんですが。 寒かったし。 結局はお庭で、沈みゆく西日に焦りつつの撮影となりました。 寒かったし。 ウチのおキヨさん(猫)に撮影の協力を申請したけども、 なんかこの猫、やたら噛むのよね。紙を。なんでだろう。 しかも噛んだ挙げ句にどっか持って行こうとするのよな。 なんでだろう。 「あー。たしかに、噛むねえ。付箋なんかも噛むよ」 ああ、そうなの。 「付箋を鼻先に持ってって、それでぺちぺちちょっかい出すと必ず噛んで奪ってどっかに隠そうとするね」 お前か。お前の仕業か。 いや、猫に持って行かれてる図というのもうまく撮れれば絵になったか。 ゲーム部暮らしも好きですが、家族ゲームも好きです。痒くてステキ。自分の腹筋の立派さを教えるために意中の高校生男子に腹部を触らせてみる女子中学生がでてくるマンガですよね! そうだっけ!? あの CERO A っぽいのにその実は C くらいには置付けられてたりしそうなサラリとしたすれすれ具合が中々に得難い。 準備万端で飛ばしてもらえる機会というのはそうはない でも人は飛んできた すごいのな 人 うーん? ごめんなさい。なんのことかわかんない。 準備万端で飛ばして貰えるってーのはあれか。マピロ マハマ ディロマト? 苺大福気に入っていただけて何よりです。でも思い出してみると最初に浮かんだのは「雪苺娘(ゆきいちご)」だったみたいです。 そしておそらくは麻呂姫の和風なまゆ毛とほっぺた具合から大福に。honeymoonって字面かわいいです。こう、背が低くて。 やー。一言で染み渡る納得感が素敵でした。 確かにあの姫さんは麻呂姫かさもなくば大福姫ですやね。ふくよかなのは全面的によいことです。 ハニームーンはたしかに可愛らしいけども竜を殺しに行くギルド名としてはちと可愛らしすぎるよーな気もー。したけどー。 まあウチの獣耳ファイターなら如何にも名付けそうだなというあたりです。 つまりアレですか、久しぶりにポケモンやったら無茶苦茶ハマったけども一度カートリッジ外したらもうどうでもいいみたいな ポケモンはねえ……。対戦ツールとしても一級品なのだけど、 手間かけようとしたら幾らでも手間をかけられる時間喰いなソフトだからねえ……。 プレイヤー層も異常に広いから、かるく一年ほど離れただけで最新戦術とかにさっぱりついていけなくなってて、 いっそ痛快ですらあるわーとかそんな具合ス。 完結したのは去年のいつかだからずいぶんと遅れた話題のお話になるのだけども。いつかて。それぐらい調べなさいよ。 ちなんで08年の8月に完結巻発売ね。 えっと。 仕切り直しまして。 雪華ちゃんがさ。 お父さんの前でだけすげえスゲエかわいいこになるんですよ。 それがなんかもーたまんなくてさ。多幸感に満ちたすごい自然な笑顔なのね。 うん。 文脈的に本文に入れづらい話題だからっつって冒頭に差し挟むのはどうかと思う。 えーと。仕切り直そう。 電撃4コマの祥人さんの「日がな半日ゲーム部暮らし」。 希有なマンガだと思う。 ビデオゲームというモノが子供らの趣味として世間的認知を受けて以来、 永遠の夢としてあり続ける「ゲーム部」。 それが実現してて。もちろんそこに入部した女子高生の三年間のお話なんだけど。 希有なマンガだと思うのよ。 ゲームを題材としたマンガは古今世に多く数あれど、 こうまでも「ゲームそのもの」ではなく、 「ゲームを取り巻く環境」だけでお話を進行させていくマンガは、多分だけど希有なのではないかな。 なんつったって、全四巻のうちに明示されたゲーム名って「テトリス」と「ポケモン」だけな気がする。 「なにこれ!?」「新型PS2」「いや解ってるけど! ……重さが半分以下!!」「まずそこに注目するのか」 「あー。隣近所に聞かれたら恥ずかしいゲームってあるよねー」「あるの?」「え。あ……無い……?」「うん。あるの?」「…………無いよ」 『確かに事あるごとに続編を出して欲しいゲームがあるとすればこれみたいな事を言ってた……でも、私は本当に続編が欲しかったんだろうか。お話はちゃんと完結してるゲームだし……このゲームがどれだけ好きか、とかどれだけ評価されるべきだ、とか。それを表現するためだけにただの褒め言葉として「続編出して欲しい」って言ってたんじゃないの? 本当に買う気があったの!? どうなの!?』 「せっかくだから祈っておこう」「何をですか?」「――夏発売予定なゲームが、夏休みが残り少なくなる前に発売されますように」(後、部員全員で手を合わせる) ……いや、そういう目で改めて読み直すと固有名詞は結構出てるね。 「街」とか「カルネージハートポータブル」とか。無駄に濃いな。 まあそれは話には直接絡まないからノーカンとして(うわ。 このマンガが成立するにあたって、二つほど奇跡がある。 一つは、ゲームを取り巻く環境のみを題材として、全四巻を完走した作者さんのスタミナと素養。 (いやまあ四巻くらいになると特定ゲームの話題がこぼれちゃってるんだけども) そんでもう一つは、掲載誌に恵まれた点。 ゲーム部暮らしは、電撃プレイステーションというゲーム雑誌の付録冊子に連載された四コマなのだな。 PSが全盛期であった時代ならばさにあれ、 今の世でゲームを日常として消化し続けているヒトなんてどれくらいの数がいるのだろう。 まあ。少なくはないだろうけど、絶対数には決して恵まれない対象だと思う。 対象に恵まれないと言うことは、即ち商業として成功しがたいってこと。 掲載されたのが一般誌だったならば敬遠された題材なんじゃないかな。 そんで電撃PSはその四コマ小冊子にたいてい「なんとなくゲーム系4コマ雑誌」と銘打っている。 ゲームとその周辺という題材でもって連載を始めるにはこれ以上ない掲載誌だろう。 特定のゲームではなく、ゲーム周辺の話題のみを題材としたそれは それが故に多くのゲーマーの心に浸透するのでは無かろうか。 成立そのものが希有であるこのマンガは、価値の面からみてもそのように貴重なモノであるのだ。 まあ、全てのゲーマーがこの例に当てはまるとは思わない。 「負けハード」とのレッテルを貼られて、少数派に甘んじ砂を噛むような思いで ゲーム情報誌を賑わすビッグタイトルを睨め付けてたよなゲーム青春期を送ったヒトもおろうし。 とかなんとかなんだけど。 そのへんは割とどうでもいい(えー。 多くのゲーマーに訴求するのが問題なのではなく、私に訴求するかどうかこそが肝要なのだし、 共感を主目的とした、いわゆるあるあるネタな四コマはそれこそ世に溢れているわけで。 見様によっては、このゲーム部暮らしもそれの類例に過ぎなくはある。 しかし、それをしてもこのゲーム部暮らしには希有でありそして得難い価値がある。 一巻に、主人公であるみひろちゃんが少し泣く場面がある。 ポケモンに関して、昔は151匹暗唱できるくらいに好きだったのに、 今では何匹いるのかさえわからないと酷く落ち込むのだ。 笑い話では、ある。しかし。 それはゲーム限った話ではない。 何か一つの趣味に入れ込む際、幾人かの人間は、 その媒体と自己とを同一視したりする。 「no music no life」なんて呟いたりするだろう。 みひろちゃんもそうした趣味人の例に漏れず、ゲームを第一の趣味として、 それを遊び続けることが自らのアイデンティティとしている。 だが多くの場合、それは錯覚なのだ。幸福な幻想なのだ。 どこまで足掻いたところでそれは趣味。憂さ晴らし。余暇を埋める余興である。 ヒトである限り、食うことや寝ることや出すこと以上に優先順位が高まることは先ずないのだ。 それ故に、趣味人のする主張。「おれは趣味で生きている」とは直接的に事実に則することはあり得ず、 趣味人を自称し続けるために必要な自己欺瞞に他ならない。 だから、何らかの弾みでヒトは趣味と離別したりもする。 それが自身の一部分であると、或いは自分自身だとさえ認識したそれとだ。 全てのモノは過去へと流れ去ってなっていく。 それは単純で不変の事実である。 しかし、何かに一定以上の熱意を注いでいるそのとき、 ひとはどこかで時の経過から解き放たれた永遠を生きているのだ。 だけどもそれもまた錯覚だったりする」。 かつてポケモンを愛していた自分と、 今では何匹いるのかさえ解らない自分との隔たりを感じ、涙するみひろちゃんのその涙は、 自分が愛しているモノの儚さを、愛という感情のもろさと、 どこまでそれを愛そうとも、それと同一にはなりきれない切なさと、 いつか来るかも知れない別れとを予感した、あまりにも痛切な涙であるのだ。 とかで。よーするに。 私は趣味人という儚い存在を眺めるのが好きだなのだな。 何かを「好きじゃー!!」と全力で叫び体現しているその姿が好きだ。 そうしてみれば、私にとって、みひろちゃんは女神のようにさえ映るのだ。 いやまじで。 時として。そのときの気分次第という条件付きで。うん。 受験対策として、ゲーム機本体を部室に預ける先輩と 「必ず……帰ってきてくださいね」「約束するよ。絶対に、迎えに来る」とまさしく受験「戦争」な雰囲気に浸っているところに水を差されて「そこ! せっかくの面白ムードに水を差さない!」とする先輩に 「あれ? 今のは面白ムードだったんですか?」と真顔で問い返してみたり。 自身も受験生となり、ゲームを封印せざるを得ない境遇となった際に 「……自分がこんな簡単にゲームを封印できるなんて、思っても見なかった」と落ち込んでみたり。 四コマのオチとしても決して大々的には扱われずさらりと流されがちなそれら真摯にゲームを愛する姿は あまりに自然で日常的で。 彼女がゲームを愛することは、彼女にとってまさしく日常と等価であると気付かされる。 そうしてみれば、みひろちゃんは理想的な「趣味人」であり、理想的な「ゲーム好き」であるのだ。 それは、恐らくは作者さんの意図を少々逸脱した偶然がいくつか累積し成立している。 例えば。 ゲーム部暮らしというマンガが、特定ゲームではなく、ゲームを取り巻く環境からネタを拾い上げているマンガだとは先に書いた。 それが彼女の趣味人っぷりを鮮明にする一助となっている気がする。 もしもみひろちゃんが特定のゲームに入れ込んでいたらばどうだろう。 すると彼女は、「ゲーム」が好きなのではなく、「その特定のゲーム」が好きなヒトとして描かれたのではなかろーか。 同様に、対戦ゲームの腕は少々いまいちであるようだ。 対戦ゲーム好きであるならば、そうしたゲームがしばしば「対戦ツール」と表現されるように、 対人との駆け引きを好む、要するに対戦好きとして受け止められるのではあるまいか? 彼女が愛しているのは広汎で漠然とした「ゲーム」という媒体そのものだ。 媒体の中の一つの作品に固執し愛で続けるというのも、愛の形としては面白くはあるが、 しかしそれには未来がないではないか。ゲームという媒体を、それ全体を、 模糊として漠然とした巨大でさえあるその存在を愛する彼女は、その対称の巨大さゆえに、こー、 抱くように手を広げて抱擁すべく形で、肯定的にゲームを愛している。 そのポジティブな姿は、陰に籠もられるよりかはずっと理想としやすいとゆーか。 ということを知人に話してみたら。 「それは作者の祥人さんがそーいう人だからだよ」 と云われた。 ……じゃああれか。 私にとっては祥人さんが女神なのかー現人女神なのかァー。 まあそれはともかく。 みひろちゃんが如何に理想的なゲーム好きであるかって話を延長すると。 ゲームという趣味は、他の趣味と比較すると、「過去のモノ」になりやすい、 割と儚い趣味であるようにも思える。 いやもちろん。 継続的にそれを趣味とし続けることは可能だろう。 けれど、単純で垂直なそのゲームへの愛や執着は、 時間と環境の影響を受けやすいモノであるようにも思えるのだ。 あるいは、みひろちゃんは多分否定するだろうし、 否定してくれもするのだろうけれど。もしかすると、高校生って環境は、 ゲームと純粋に向き合いやすい時代なのかも知れないと思う。 学生の本分は勉学なんだってさ。 だから、学生である限りはゲームよりも優先すべきモノが明確にあるわけです。 それでも後ろめたさと共にゲームを選んでしまったり、あるいはより切実にゲームを求めてみたり、 限られた金銭でどれを買うべきか真剣に悩んだり必死に情報を集めてみたり、 余暇の全てを注ぎ込んでみたり、親の目を気にしてみたり、 毎日顔を合わせる友人と話題を共有し合ってみたり、 積みゲーの高さに罪悪感を覚えてみたり。 そりゃーもー。真摯にひたむきにゲームと向き合わざるを得ないのだと思う。 それでも、高校を卒業したりなんだりで。要するにオトナになるに従って、 どうしたって変容は訪れるのだ。 優先するモノのためにゲームそのものから離れる人もいるだろうし。 経済力を身につけてゲームの一本や二本は平気で買えちゃうようになるかも知れないし。 ゲーム以外の時間の使い方を見付けたりするかも知れない。 周りの友人がとっととゲームを卒業しちゃうかも知れない。 積みゲーがそこにあるのが当然になるかも知れない。 みひろちゃんはきっと否定してくれるだろう。 けれども、彼女だって「ポケモンの数さえ知らない自分」という小さなスケールモデルを自分の中に見出して、 それが指し示した未来を目の当たりにして泣いているのだ。 そのときの彼女に涙を強いた感情はきっと、確かな痛みを伴いながらも、 漠とした不安も内在していたのではなかろうか。 けれども、そうしてかつて愛していたモノとの、訪れるかも知れない離別を思うとき、 不安と痛みとを感じ続ける限り、彼女はゲーム好きであり続けることが出来るのだ。 それは単なる執着ではあるかも知れないけれど。 それでも。そんなだから。 このお話そのものを締めくくる、最後の最後のオチが。 「うわああああああ目標達成どころか積みゲー増やしただけだー!!」であるのは。 たいへん美しいことであるように思うのだ。 以前、ゴンベのムルくんとパチリスを交換していただいた者です。お久しぶりです!あのあとムルくんは大活躍で、うちのパーティーに不可欠な存在となりました。シグサさんにありがとうございましたとお伝えくださいませ。 ところでナナドラの話題、楽しく拝見させていただいております。 パーティーが苺大福みたいだな・・・とそれだけ言いたくてポチッとしてみました。これからも楽しみにしておりますっ あー! サンミちゃんの! サンミちゃんはあの後、めざめいしやらふしぎなアメやらをぽんぽん拾ってくる素敵なコとして活躍してくれてますでよ。 いかりのまえばで捕獲要員としても素敵だしねー。 それはそうと苺大福すげえ。素敵。まじ納得。 勢いをあまらせてギルド名かもしくはキャラ名に苺か大福に因んだ名前を採用してみようかしらと思案中ス。 余談だけども何かしら名付けのヒントになるフレーズはないかしらと「苺」で検索したらば「苺ましまろ - Wikipedia」が最初に出てくる素敵な国。ニッポン。 パーティー随分スタンダートな構成じゃない!?妄想が構った順に並べていって。気が付けば。て感じで。 私もちとスタンダート過ぎるよなー。 もうちとローグとかサムライみたく一手間加える必要のあるコを使ってみたいよなー。 とは思うんだけどもまあ、世界樹の1が(メディックが居ない辺りをさしひけば)標準に近い編成で、 転じて2だと思うさま変則的な構成になったので。順番的にはそろそろ標準でイイかしらとか。 ・・・・ああそうかい?うん。亜阿相界。 今の、植物の名前だぜ。 おや拍手レスどうも。こーゆーの返してもらったの初めてなんで、こちらも嬉しかったり。これからもてきとーなきょりかんで見守るよ! 衛生よね。つかづ離れず偶にニアミスな感覚で気ままにどうぞ。 パソコンのデータがぶっ飛んだので宅のつぐなさんをもらいにきましたおう。つれてったっておくんなまし。 更新再開の予定はずっとあるんだけど、しかし実行に移せないまんまです。 いわゆる。ショッピングモールっちうものに所用があって出向きまして。 その用も簡単に片付いたので。暇を持てあまし気味に端から端まで歩いてみた。 まあ大した距離ではない。ウィンドウショッピングなぞするでもないから、ほんとに歩くだけ。 往路、およそ三〇分。 陳列されている商品に興味がないのだから、およそ平坦な目で、第三者以上の第三者を気取りつつ、 もれなく値札の付けられたモノの間をふらふらと歩いてみれば。 変なことに気が付く。 服屋おおすぎ。 せめてブティックとか云おうよ。 いや。でも。多いんだよなー。 知りたいわけでもないけど店内放送で教えてくれる数字は一五〇の専門店街。 正確な数字は把握するべくもないけど、そのウチの一〇〇件近くが服売ってんじゃないかな。 いや。そもそもこれって変なことなんかな。 んー。 ショッピングモール。大型百貨店。 一つの施設の中に多くの店を集めるのは、まあ、便宜上、自然なことではある。 複数の買い物をするのに一カ所で済むのはなかなか便利が良いはずである。 そんで商業の基本ってーのは買い手の需要。 欲しい人が多ければ多いほどその手の商品が増えるて構図が基本です。 つまり、ショッピングモールには人間に必要なモノが集まっている。 (例えば市街にゾンビが溢れたからってんでそこに立て籠もっても割りと不自由なく暮らせる程度にはな) ひっくり返せば、ショッピングモールを見れば、人間に何が必要なのか解る。 じゃあ、この服屋の多さは市場心理が選んだ結果であって。極自然なものなのかしら。 ……どーかなあ。 ファッションってのはまあ、不要不急の娯楽であるからして。 一五〇のうち一〇〇近くを占めるほどには人間て生物に必要なものでもない気がする。 例えば宇宙人がこの場に飛来して調査をしてみたと思いねえ。 「ほほう。地球人ってのは、身体の表面上に特定の繊維を付着させ続けなければならないよーな生態があんのか。摩訶不思議。 もしくはそれら繊維を構成する色素や模様によってイデオロギーを表現しているのかしら」 とか思われそう(地球の霊長類は車だと勘違いされない限りな!) 例えば。儂がさ。架空の「そこに行くだけで生きていくのに必要なモノが全て揃う場所」なんてものを想像するに、 服屋の比率ってもっとずっと小さくなるハズだもの。 あと床屋と銭湯は入るな。確実に(なんだそれ。 でもそのへんの。必要性と生態とを絡めて考えるに、 人間ってのは他の生物に圧して、コミュニケーションってのが大事な生き物である。 んだから。 それの初手となる服装に多くのバリエーションを求めるのは極自然なことであるのかも知れない。 うーん。それなら納得が行くかなあ。 なんぞと、一〇年来まったく買い換える必要性を感じてないコートで経巡りながら。 ナナドラ勝手にキャラクター紹介。そんなでナナドラ勝手にシリーズ第二弾。 要するに全職業分の「はじまりの物語」をでっちあげてみたかっただけでもありつつ。 書いてみたらばなんかみんなして嫌なキャラだったりしつつ。 あと手を抜いたつもりはないのだけどなんかみんな普通の設定っぽくなっちゃったなー。 まあ粗筋だけだとなんでもかんでも類例に当てはまっちゃうものなのかも知らん。 公式サイトを模倣して、限られた文字数で、 なおかつ職業の概略なども折り込んでみるなどの制限をつければ面白いかも知れないと思ったけど、 やっぱ妄想を勝手に書き散らかすのが楽しかったのでそちらを優先してしまいましタ。 ところでウチのパーティはこうなりそう。 ……なんか。白いね。 発売までの暇を存分に活かしてぐるんぐるん妄想込みで、 尚かつゲーム的にも遊び甲斐のあるパーティを模索してたのだけどもなんだかんだで普通のバランス重視ぽいパーティになった。 うーん。ローグとかサムライとか極端げなコにも未練は残るけども。まあ。いいか。なー。 それとは別にルシェ族が三人でちと偏り気味なのも気になりますが。 ナイトにするかローグにするかでだいぶ悩んだんですけどね。 末弟がローグにご執心でさ。 「かぶるのイヤだから、そっちはナイトにしてよ」 とか抜かす訳です。 ……えー。じゃあキミはどんなパーティにするのよ。 「んー。ファイター・ローグ・メイジで、あとは迷ってる」 じゃあヒーラー使いなさいよヒーラー。おれは先ず使わないキャラだから。 「それだと、ファイター・ローグ・メイジ・ヒーラー?」 ふむ。てーか、被るのイヤだとか抜かしながらファイターとメイジがかぶってるじゃん。 じゃあキミはサムライ使いなさい。サムライ。ファイターの代わりに。 「うーん……。まあサムライもいいかな。じゃあ、 サムライ・ローグ・メイジ・ヒーラー?」 ……なんだろうそのすげえピーキーでハイリスクなパーティ。 かえって羨ましい結果になってしまったが。まあいいや! web 拍手ありがとうー。 自殺者バンクス、ってご存知ですか。言葉遊び的意味で素敵だと思ったのでつい…うんにゃ知らないー。ので検索してみたー。らば、「じまんぐ」て方の歌なのか。 さしあたっては「じまんぐの世界」て盤をば通しで聴いてみたらば、 かなりしっかりしてる感じのメロディラインに外連味の効き過ぎィな感じボーカルで。 おー。 普通に好きかも。 良い具合に掻き乱されますね。 トイチで利息付けますよーとか云いつつ 「死ぬまで生きろ! 死ぬまで生きろ! 死ぬまで生きろ!」とか素敵ね。 どこから来たのをよくわからないんだけど、SSが面白かったので拍手したぜー!by 台湾人さん。とのことですが。おおおー thank you for reading だやなー。光栄ス。 私の方には言語の壁を越える力がさっぱりないので、それを乗り越えてお越し頂いた方には尚のこともてなしたくなります。 それとも台湾人というハンドルネームなだけの日本人だったりして。 可愛綺麗でいい感じー。ちょっと前。天泣と検索したところ、たまたま辿り着き、桜流しの綺麗さに驚いて、 それからちょこちょこ見させてもらってます。 気まぐれに応援してるような気がしないでもないような気がする。なんとなく。 おー。これまた嬉しいコメントを。 通りすがりな初見さんの目にとまるのが、褒められるウチでもいっとー幸福な言葉であるかも知れません。 今後とも適度適当にお好きな距離感でお付き合い下さいまし。 シリーズ亜阿相界(東方食事情)。その六。観城はるかさんに捧げます(……えー? 三つほど音が鳴る。 一つ目は、引き戸を引く音。 二つ目は、その隙間から月光が差し込んだ音。 三つ目は、少女の声である。 「……けーねちゃん?」 遠慮がち、というよりも何かに気圧されたような、ためらいの感じられる声音である。闇夜のせいだろう、その表情はかすかに怯えの色が浮かんでいる。 しかし四つ目に来るべきであり、少女も期待したであろう慧音の返事はない。 無音の反響。その中に漂う自身の声が聞こえなくなるのを怖がってか、どこかあわてた調子でもう一度呼ぶ。 「けーねちゃん?」 やはり無音。 茶室のように真四角に狭い小屋。月明かりに浮かぶ輪郭はどれもこそりとも動かない。 ……ふむ。 小屋の主が不在だと理解した途端、少女の瞳にくるりと興味が宿る。 その小屋は土間というものがなく、ごく小さな沓脱ぎがあるだけだ。遠慮なくあがる。あがってみれば、奥の正面に障子を発見。からりと開けてみれば一畳半ほどの床の間。寝床にしているのだろうか。布団がきちんと畳まれている。 うん。やっぱりどっかにでかけてるみたい。 よっしゃ。 何せここは威厳と妖威に満ちた教師の伏龍殿だ。如何にも妖怪めいた摩訶不思議げな道具がきっと転がっているに違いないと爛々と目を輝かせて家捜し開始。 今宵の月明かりはやたらと眩しく、元より小さな部屋の隅々までがあばかれている。背表紙をきっちり揃えて積み上げられた綴じ本。恐らくはそれなりに分類されて並べられてある巻物。それらをいちいち手に取り見分し、急須の蓋を開けて、湯飲みの底を見つめて、お盆をとりあえず転がしてみて、置き畳の模様をなぞってみて、置き囲炉裏に刺してある火箸をかちかちと鳴らしてみたあたりで――。 もう飽きた。 何せモノがない。 少女の自宅にあるような物しかなく、それと比較してさえ足りない物が幾つかある。その物持ちの乏しさにかえって違和感が生まれるけれど、少女の語彙では「生活臭が無い」という表現は生み出せず、その代わりに 「けーねちゃんって、ほんとにここで暮らしてるのかな」 なんぞと呟いてみる。 ……あ。そうか。それだ。それかも。 けーねちゃんのほんとの住処は別にあるのかも。例えばあの竹藪の奥のどこかに洞窟なんかが口を開けてて、なにがしかの法則に則った日付でだけそこで寝起きして力を蓄えるのだ。そこにはたいまのつるぎとか、ふつのおんたまとか、何やらすごい鏡とかが隠されているのだ。 そっちのほうがいいなぁ。 月明かりを緑色に乱反射させる竹林に抜き身の剣を佩いて佇む師の姿を想像し、しばしうっとりとして。さて。 どうしようか。と思う。 少女は別に空き巣と云うわけではない。 生徒である。 慧音が開く寺子屋に通う学童だ。それも他の生徒に比べて一つか二つほど図抜けた秀才である。 彼女が優秀である所以は、なにより慧音によく懐いていたからだろう。なにせ周囲の大人や村人が慧音のことを「慧音様」と呼んでいるのに一切頓着せず「けーねちゃん」と呼び放つほどだった。 少女に云わせれば、年上には見えるけれどもしかし自分とそんなに歳が離れているようには見えない相手を「サマ」なんぞという他人行儀で呼ぶのには抵抗がある。それにけーねちゃんも、たまにやってくる余所者がやたらと丁寧にオソレカシコマって「サマ」「サマ」と呼ぶ度に困ったような顔をしてるし。それに、念のためにと本人に訊いてみたことだってあるのだ。 「けーねちゃんって呼んでても、いいよね?」 「……うーん。それはまあ、な。しかし威厳という問題もある。共同体の秩序を維持するためには確かに指導者を先頭とした仕組みもまた有用なのだろう。私はお前を教え諭す身だし、お前は私に教えを請う立場だ。忠と孝を引き合いに出すのも良いだろう。だとするならば、もう少しふさわしい呼び方があるのかも知れないな」 「じゃあ、なんて呼べばいいの?」 「ふむ。自分で云うのも何やら面映ゆいが」 微かに、ごく微かに頬を染めて云う。 「先生、とかかな」 「けーねちゃん先生?」 「……やっぱけーねちゃんでいいよ」 お墨付きである。 年齢の近い男子らに囃されることもある。けーねさまのことをちゃん付けしていいのかよー。かーちゃんにいいつけてやんぞー等と。しかし私はやつらとはちがうのだ。なんせ優秀な生徒だ。やつらが退屈そうに居眠りしたりだのトンボを目で追いかけたりだので聞く振りだけしてるけーねちゃんの説法も、私はしっかりばっちりきちんと聞いてるのだ。 とは、少女の弁である。 しかし十分事実に則していた。 彼ら人間は多くの場合、生活に精一杯一杯であり幻想郷の歴史や儒教めいた道徳や体系だった妖怪への抗し方など学ぶ余裕はない。故に、よく聞きよく覚え、たまに質問なんぞも挟んでみせる彼女は物好きで、例外であり、慧音が人に教育の門を構えて以来の秀才だった。 だから、彼女が与えられた宿題をやってこなかったとき、慧音もついつい落胆を表情にだしてしまったのだ。 その落胆に少女もまた傷ついた。 ……カエルが悪いのだ。 あるいは隣のガキが悪いのだ。 少女にとっては、慧音に教えを受けることも捕まえたカエルのでっかさを競い合うのも、どちらも興味深く真剣に打ち込まねばならないことである。故に、池で泥にまみれる合間についつい宿題のことを頭から追っ払っちゃって、結果として、宿題として与えられた論語の暗誦がさっぱりできなかったのだ。 けーねちゃんの優秀な生徒であると、ひいては特別な存在であるとの自負を持っていた少女は、慧音の落胆に向き合ってそれはもう狼狽えた。突如としてカラカラに乾いた口でしぼりだすように「ごめんなさい」と呻くのがやっとで、その声を聞いた慧音も自身の失策に気づいたのだろう。慌てて言い繕った。 「いや、謝る必要はない」「お前も親御さんの手伝いなり用事が他にあったのだろうし」「そもそもお前以外のみなもまだ暗誦まではできないのだからな」 それがまたショックだったのだ。 他の奴等と同列に扱われたのである。 その日は呆然としたまま授業を受け、家に帰り――猛然と手習いを始めた。 筆写していた論語を土の上に幾度も筆写して、大音声で音読して、何度も繰り返し目を通し、よっしゃ覚えたァと思ったその足で慧音の住処に向かったのである。 とっぷりと日は落ちていたが、構うものか。宿題の期限は今日までなのだ。 それならば、日が昇る前に覚えてしまえばきっちり約束を守ったことになるはずだ。 だから勇んで、夜道の怖さに追いつかれぬよう駆け足で、けーねちゃんちまで来たのだけど。 ……居ないんじゃなあ。 どうしようか。 明日になっちゃったら意味がないのだ。「ちゃんと覚えたよ!」と証明する方法……と、部屋をもう一度観察してみれば、文机に筆と紙。 よっしゃ。 少女は読み書きが出来るのも自慢のウチだった。 「お前は書も達者だな」なーんてお褒めの言葉を想像し奮起しつつ机の前に正座すれば、窓から月明かりがまっすぐに手元を照らす。けーねちゃんがわざわざこうなるような場所に机を置いたのかなと見上げれば ――ああ。今日は満月だ。 竹に特徴を認めるのは難しい。よって目印も作りづらい。 そしてまばらに適度な感覚でもって突き立つ竹は直進を許さず、迂回を続ければ簡単に方向を見失う。 そんで竹の葉は一斉に降り落ちる。だから轍は残らず獣道さえ埋め尽くす。 総じて、八幡の藪知らずを引き合いに出さずとも竹藪は迷いやすい。 ましてここは幻想郷だ。広大無辺の如くその竹林に、奇妙な一角があるのをどれだけのモノが知っているだろう。周囲の竹が根っこごと焼き尽くされ黒く焦げた地肌さえのぞく、ぽたりと墨を落としたように平坦に真っ黒焦げな一帯である。 丸い満月の明かりが遮る物もなく一直線に落ちてくるその中心に、少女が一人。ブラウスに、丈の余り気味な赤いズボンを吊りベルトでさげた豊かな銀髪の後ろ姿。 背後を確かめもせず云った。 「『ごめんなさい、待たせちゃったかしら慧音』――どっちかというと、云いたかったのはコレなんだけどね」 それに答えるように草葉を踏む音。まず最初に月光に白く映える角が目に入る。次いで、その角を持つにはあまりに華奢な娘の姿が月明かりに浮かび上がるように現れる。荒れた吐息でうめくように返事をする。 「……妹紅」 モコウと読む。少女の名だ。呼ばれた妹紅は肩越しに不機嫌なやぶにらみ。 「遅かったじゃない。こっちはアンタの都合にあわせてやってんのに、その上で待たせるなんてどういうつもり? 先に云うけど言い訳なんか聞くつもりはないわよ」 「……妹紅」 角を持つ女は、妹紅の難詰にかまわずどこか辿々しい足取りで近付き、そしてまるでしがみつくように抱きすくめる。 「ちっ、ちょっと! こら! いいわけはともかく、そういうことはまず謝ってからにしなさい!」 驚いてあげた声には照れ隠しもあっただろうか。腕の中で身じろぎをしつつ、薄地の服越しに伝わってくる体温を意識すれば、ふとそれが小刻みに震えているのに気がつく。 「慧音?」 「……妹紅」 獣人の呼ぶ声は相変わらず譫言のようだ。腕の中の少女にもたれ掛かるかのように項垂れる。 「慧音。やっぱり先に遅刻のいいわけをしなさい。何かあったの?」 しかし慧音は応えない。妹紅が再び問いかけようとしたちょうどそのとき、耳に感じていた熱い吐息が首筋に近付き、そして冷たい唇が押しつけられる感触。再び身じろぎする妹紅を押さえつけるように抱く腕に力がこもる。 「ちょっと、待ってってば慧音、せめて先に服を脱がして――」 妹紅の言葉はそこでとぎれる。 直後、突き立てられた牙によって悲鳴に変えられたからだ。 突き立った牙はそのまま深く、深く柔肌を噛み裂く。肩の肉を丸ごと食いちぎられ、頸動脈にほど近いそこから鮮血が迸る。激痛に悶えながら、腕を振り解こうとする妹紅に追いすがるように傷口に牙を重ねる。口腔に収まりきらない出血が糸を引いて垂れ互いの服を汚す。きつく抱かれ、牙に捉えられ、なおも逃れようと身をよじる妹紅と、それを押さえつけようとする慧音が揉み合い、均衡を失い倒れる。 妹紅が下敷きになった。思うさま体重をかけられた肋骨が砕け、周囲に響く。肺から逆流してきた血に喉を塞がれ悲鳴が途切れる。砕けた肋骨に手を突いたまま覆い被さる慧音と一瞬目が合う。血に汚れたその目からは涙が流れており――のしかかった慧音が喉笛に食らいつき、骨ごと頸動脈をかみ砕く。悲鳴を出すことのできなくなった喉から気泡の弾けるような音が鳴り、それでも途切れがちに漏れるうめき声は血の滴る音、骨の砕ける音、肉のさける音の中で可憐にさえ響く。血を失い、喉を裂かれ、肺を潰され酸欠に意識を朦朧とさせた妹紅はもはや痛覚をなくしているのではあるまいか。熱に浮かされたように宙を掻く手を赤く染まった腕が掴み、手首から囓りとり、ブラウスごと腹部に切り裂き、破れた腹に鼻面をつき込むように貪りはじめたその頭を、撫でるように、かき抱くように妹紅の手が倒れ、譫言のように「妹紅……」と呼ぶ声が混じり続け、互いを互いの鮮血で染めるように貪り続け――。 ――気がつけば、相変わらず空に浮かぶ満月を眺めていた。 ゆっくりと戻ってくる五感と四肢の感覚に、しかし視界がいまいち復活しないと瞬きをすれば、血糊が一部眼球に張り付いていたのに気付く。 耳がすすり泣きを聞いた。途切れ途切れに聞こえる呟き「モコウ……モコウ……」が、自分の名前だと気付くのに少々時間がかかった。……てことはどうやらご丁寧に脳味噌まで囓られてたらしい。頬にぽたぽたと垂れる水滴と、後頭部に柔らかい感触。血糊で塞がれた視界にはきっと、ひざまくらの至近距離からこちらを見下ろす慧音のくしゃくしゃな泣き顔があるのだろう。 「まったく、もう」 かすれ声でつぶやいてみれば、すぐに反応。 「……妹紅……気がついたのか?」 それの返事はしない。 むしろ清々しくさえある体を起こせば、しかし所々に乾いて張り付いた血がバリバリと剥がれて鬱陶しい。戻ってきた触覚の感想を素直に口にする――つもりだったけど、口の中にも血の塊がべっとり残ってたので、まずそれを吐き捨てる。 改めて。 「さむい」 「うう、すまん」 そうして謝る顔は、涙で洗われたのか血はほとんど残っていない。綺麗なもんだ。転じて自分の体を見下ろせば、それなりにおろし立てだった服が見事にボロ切れ以下。血糊でもって申し訳程度に体に張り付いててべたべたと気持ち悪い。特に髪は最悪だ。指でこそげ落とせそうなくらいに血が凝結してる。手櫛を通してみれば、毛がぶちぶちとまとめて抜けた。めんどうなので、パタパタと手を振って慧音をさがらせて、深呼吸。 一息に自分自身を燃焼させる。 真昼のごとく発光の後、まだ燃えくすぶる髪を二三度振って消火すれば、全身の細胞が生まれ変わり文字通り生まれたまんまの体が再生成された。 ただもちろん、服は体ではない。素っ裸である。なのでやっぱり。 「さむい」 「ううう、すまん」 「だからせめて服ぐらい脱がせなさいっていったのに」 「うううう、すまん」 「ずっるいわよね。自分の分の着替えはちゃんと用意してるくせに。村人を驚かせないためとか気を回し過ぎたあげく私に向ける分の気がなくなったのか?」 「ううううう、すまん」 「そういえば、まだごちそうさまの一言も聞いてない」 ううううううと、相変わらずほとほとと泣きながら律儀に馬鹿丁寧に手を合わせ、嗚咽にあがるしゃっくりに邪魔されながらも何とか「ごちそうさまでした」を云おうとする慧音に思わず吹き出してしまい、そろそろ苛めるのはやめてやる。 難しいことはわからない。ただ、慧音は半人半獣だ。ヒトであるからには人間と同じモノを食べていれば十分に生活ができるはずだが、しかし慧音の頭の中の獣の――妖怪である部分が、定期的にヒトを食らうという「行為」を欲するのだそうな。 そんなときは妹紅が、体を提供してやる。 藤原妹紅は不老不死である。斬ろうとも突こうとも決して死ぬことはない。よって、痛みこそ伴うものの何度食われても害はない。むしろ人里に住み、人々に必要とされている慧音には必要不可欠な行為ともいえる。 それなのにこの半獣は、いつも躊躇い、ときとして事後にこうして泣くのだ。 ……それはそれとして、素っ裸だとやはり夜風が身にしみる。ずかずかと慧音に近寄り、まるで座椅子に腰掛けるように慧音の腕の中に自分を押し込み体温でもって暖をとる。無論、慧音も血に塗れてはいるが。無言で腕を回してくる慧音に素直に体を預ければ、乾いた血とは違うどこか生ぬるい液体が肩に垂れてくる。物理的に表現された哀しみ。だから、ふと尋ねたくなった。 ――それでも私を人間扱いするつもり? が、それを訊いてみて、自分がどんな返答を期待しているのかいまいち解らなかったので口にしたのは別の言葉だった。 「それで、いつまでめそめそ泣くつもり?」 「すまん……」 「いやだから。何度も云ってるけど、私はどんなに食べられても平気だし。たいていの動物の食事は何かを殺すことで、それに比べればよっぽど清廉潔白でしょ?」 「しかし、私がやっているのは友を食らうことだ。同種を食らうことだ。畜生としての理にさえ外れたひどく卑しい行為なのではないか?」 「なに云ってるのよ。人間だって獣の一種でしょうに」 「それには違いない。しかし獣としての本能に突き動かされたときの卑しさこそが、お前を胃の腑に納める度に沸き上がってくる獣じみた悦びこそが私の本性に思えてくるのだ。だのに私がしていることはなんだ? 理性を捨てた獣が、人に人の道理を説き伏せる権利などあるのか?」 ああそうか。それか。ナーバスになってる理由がわかった。 「寺子屋で何かあったのか」 そのまんまを問えば、命中したらしい。表情を一層ゆがめて泣く。 「……ねねが、宿題をやってこなかったんだ」 「ねねって、あの、何度か話してる頭のいい娘? そりゃあ子供なんだからサボりの一度や二度はやるでしょ」 「違うんだ。違うんだ」かぶりを振って「あのコが暗唱をとちったとき、私は彼女に落胆をみせてしまったんだ。人里に教養をもたらし人妖の境を取り持つなどと烏滸がましくも増長したこの獣の所行に、芽吹きを待つ尊い求知を費やしてくれる彼女への報いがこれなのか? ねねの傷ついた顔を見た時、それが私の利己心の反響であるような気がしたんだ。里の人々に押しつけがましくも教養を説くことにより、私はただ文化と理性とをもてあそび、獣から遠くありたいだけなのではないかと――」 「はいはいわかったから。わーかったから」 と、いい加減さえぎる。が、込み上げてくるものを抑えきれないのだろうか。 「どんなに我慢しても、堪えても、体と頭の一番深いところから獣の本性が沸いてでて、私の思考を侵すんだ。『食欲』が……お前が欲しくてたまらなくなるんだ……」 それはどうも。形はどうあれ、必要とされることは良くも悪くもありがたいモノである。 とは、口にしない。 後ろ手に、本格的にすすり泣きに移行した慧音の角を撫でてやる。 「まったく。基本的に慧音は真面目すぎるのよ。自己批判の強いやつは他人にもそれを求めがちなのよね」 「それは、どういう意味だ?」 「要するに余裕が足りないのよ。それとも自信かな。そのコは慧音の授業を面白く感じたからこそ真面目に勉強しているのよね。だから、一度や二度の――」 と。始まる説教はやや上から目線の得意げなものだ。慧音は真剣に頷きながらそれに耳を傾ける。 そろそろ、曙光の仄見える時分である。 や。はるかさんにお捧げ(変な日本語)したのは、以前頂いた作品にて 「妹紅が慧音のために食事を作る」て語りだしにかなり「うわやべえネタ被りか!?」とドキリとさせられたので。 その意趣返しです(うーわ謂われねえ。 いやそれにしたってこんなゴア表現の入ったモノを。なあ。不躾でごめんなさいとココに謝罪しつつ。 セブンスドラゴンセレクトサイト入りおめっとー。 ありゃーとー。 やー。選出もさりながら、新納さんに儂の妄想まで読まれてたと知った時にゃ変な吹き出し方をして中身まで出そうになりましタ。 順番から察するに、次辺りがゆゆさまと妖夢の食事風景ですかね? ごめんなさい冥界組は思いついてるには思いついてるけど書くには微妙なので飛ばしてしもーた! 改めて書く予定もあんまり無いかも! 月日が目の前を可視状態でもって流れていく。日めくりカレンダーてあるけど、あれて微妙にマゾくないですかね。 ・厄年を信じるとか信じないとかだけど。 基本的に私は信じてなくて。 例えばおみくじなんかも引いた瞬間の一喜一憂を楽しむものだし、占いもそうだろう。 何よりその結果を簡単に忘れてしまう。朝のワイドショーで 「ラッキーアイテムはミネラルウォーター! 水芸の練習でも始めてみよう!」と云われても出勤のついでに寄ったその日最初のコンビニではもうとっくに忘れてて手に取るのはきっと清涼飲料水。 私に関してはそんなもんなんだけど。 でもここで重要なのは、私の意見や思考に関わらず「それを信じている人たちで構成されている世界」が世の中には存在するってことだろう。 そんでその世界は私のすぐ身近にあったりもする。 少し違うけど、初詣なんかもその一環だよな。それを信じる人たちの集団は世界の慣習をさえ変えて、電車を朝の3時に動かしたりとかする。 つくづく世の中は多数派のために出来てんな。 ・鰤大根。 出世魚。縁起がよい。を食べつつ思ったけど、 出世魚ってのは単にサカナの成長に合わせて便宜上、名を変えてあるだけであって、 その点から云えば別に他のサカナと大差はない。 例えばひよことニワトリは成長に応じて名前は変わるけれど、出世鳥とは呼ばれてないのであんまし縁起よがられたりはしない。 認識が世界を作っている――といえば語弊があるだろうけど、それでもイマジネーションで世の中は動いてる。 まあニワトリはニワトリで別に縁起物として扱われてそうではあるけれど。曙光を呼ぶ鳥だしな。 あらためてまして。あけましておめでとうございます。 本年もお互いの好きなままにやって参りましょう。 書き初める。と題していつか作ってみたい同人誌をば書いてみる。 まあこういうのは。考えるだけなら誰でも出来る類の実行してこそ有価値なものなので。 だだ漏らすのはちと見苦しいだけのような気もするけれど、 でもまあ書き初めってそんなもんじゃん?(え? 或いはその醜さがあるいは私に相応しくも年越し及び年始めの文字書きに相応してるように思えますのでれっつびぎん。 ・図書館で読めるエロ本(仮) 図書館でアルバイトをして、配架という本をあるべき本棚に戻す業務に従事してると、興味のあるなしにかかわらず色んな本の表紙を知ることになるのだけど、そうしてると偶にぎょっとするくらい直球にエロい本があったりする。 そうして見付けた本を紹介しつつ、その本がそこにある理由を、ひいてはそうした本を探すコツを伝授してみる本。 副題は「Read on Fucking Manual」(なんじゃそりゃ。 図書館は多くの場合施政の賜物であり、違いようのない公共物でありして、 あんまし表沙汰できないよーな、要するにエロ趣味なものは基本的に忌避される傾向にあります。 図書館で許されるエロ趣味なんてのは精々が広辞苑を持ってきて隠語卑語猥語を探してみるとか、そんくらいのもんだよな。 いや。ところがそうでもないのよ。 性のいとなみとは否定しようのない人間の一部。しかも生物であるからにはとても大事な一部。 故してそれらの学究探求ももちろん行われており、人の知識の集合である図書館には必ずそれが存在し、そして整理されて多くの本の極一部をこっそりと占めている。 で。日本の図書館は大抵が「十進分類法」という基準に従い、0から9番までに区分けされ割り振られている。 そしてもちろんそれらエロいことにも番号は割り振られる。例えば狙い目は「599」番だ。 5番は全体に「技術・工学」とジャンルを銘打たれている。 建築学とか、電子工学など、要するに人工の技術全般。 それらが下っていった「590」は家政学を意味する番号で、594 が手芸で 596 が食品・料理だったりするのね。 そして肝心の 599 が「育児」だ。要するに子育てです。要するに子作りです。要するに夫婦の夜の営みです。 そんなふーに、まずは具体的に、図書館で発見したエロ本を、 そんでその分類番号を、さらにはそれがそこに置かれている理由などを説明して、 ひいては日本図書十進分類法の理解を求めてみよーという試み。 製作のハードルはアレだね。 まずはそのへんのエロ本探す労力が要るんだけど。いやそれは構わないのだけど。 問題はそうしてエロ本探す場所が儂の職場でもあるってことでなあ……。 ・いーすとさいどこんぷれっくす(仮) イーストサイド。つまりは東方。東方劣等感。何じゃそりゃ。 次回のコミケではついに「東方プロジェクト」が一つのジャンルコードを取得するそうです。 東方と、その二次創作作品が起こしたブームはもはや単なる流行とは呼びがたいほどに長期化し、 今も同人シーンへ大きな影響を与えております。 そんな中で、東方作品を一定以上好きな人間が必ず意識の片隅に抱えているであろー問題があります。 即ち、東方プロジェクトと、二次創作作品との意識の乖離。 例えば「ゆっくりしていってね!」とか、「PAD長」とか「ニート」等の一部キャラへの愛称など、 それら本来の東方作品とは関連の薄い素材が一人歩きをはじめ、そのまま規模が大きくなっていった結果、 一部からは「本来の弾幕 STG である東方を蔑ろにされている」との声もあがってたりします。 んで実際に「ゲームの方はあまり知らないけど描いた」等それに類する発言をした絵描きさんが猛烈なバッシングを受けたりとかそんなありきたりな割にうんざりするような事例があったりな。 そんな折に、C75 にて、同人作品とは思えないほどに豪華な声優陣を揃えた同人アニメが登場し、 多く評判を集めた結果、東方プロジェクトの制作者たる ZUN さんが改めて 「非公式(ファン作品)である事が手に取った全ての人にちゃんと伝わること」とのガイドラインを呼びかけるといった事例が発生しました。 もはやこれら問題はユーザー各位に潜在するのみならず、すでに表面化していると云うても過言じゃないでしょう。 んだから、そのへんの「意識の乖離」をもうちと正確に調べまとめ上げることができねーかなーという試み。 私自身もやもやしてるんだよね。なのでせめてもデータ面で良いからどのへんが多数派でどのへんが少数派なのかを知っておきたいなと思うんだけどさ。 内容としては、実際に東方の二次創作をされる人や、東方作品に通暁した識者からのインタビュー。 無作為に集めたアンケートやら東方同人イベントの参加サークル数の推移などのデータ的裏付けとかかね。 制作のハードルはそうしたデータ類を集めるのが先ず何より難儀だし、 バッシングなど考えれば迂闊にインタビューできないし。アンケート集めるにも儂個人じゃサンプリング数的にどうしようもないところがなー。 例えば pixiv で東方タグの付いてる人に無差別にアンケート協力のメールでも送ってみるか? とか考えたりしたけどもそれてスパムだよなあとかで。 あんまし幸せになる人の少ない企画ではある。 んだけど。そろそろ誰かが表立って調べてみて構わない物事だと思うんだけどなあ。 ・コミケスタッフ丁稚体験記(仮) 要するにコミケにスタッフ参加してみてそれの体験記でも書いてみるか本。 もともと、一度はスタッフ参加してみてーなーと前々から思ってるんだけどさ、 下に書いた「コミケスタッフだけど何か質問ある?」でも、 スタッフってどうやればなれるの? 拘束時間は? 本買う余裕ある? 等、実務体験とそれの感想を求める物が多くてさ。 儂個人がどうやって参加したかなどの体験記をまとめれば需要はそれなりにあるんじゃねーかと。 制作ハードルはやっぱスタッフ参加の儂個人的な困難さかしら。 コミケにスタッフ参加するには、東京で行われる拡大集会に最低二回は参加して勉強しとかないとダメだそうで。 儂地方人だからなー。それはちと金銭的に難しいわーてあたりでさ。 ・文章読本読本(仮) 世に文章読本の種は尽きまじ。 日本国民て文章の大事さを良く理解する民族であるらしく、 趣味・文芸・仕事を問わず、文章関連のハウツー本は出る度にそこそこな売り上げを示しているらしい。 んだから、谷崎の潤一郎さんを筆頭として、それら文章の書き方・読み方を示した本は数限りなくどっさり存在する。 ので。それらのレビュー本があっても良いんじゃないのかなと。 というか私が欲しくなったんだよな。有名無名・古今を問わずほんとどれ読めば良いのかわかんないくらいの量があるし。 それら読本に語られる様々な方法論を箇条書きにしてみて、あるいは存在するかも知れないあらゆる文章読本に通底しもれなく存在するよーな「最も肝要な文章作法」なんてもんも探してみたりするのも面白いかもなとかなんとか。 まあ既にどこかに存在するとは思うんだけどね。 実際に、井上ひさしセンセの「私家版・文章読本」がそんな趣だったしな。 その本を書くために多くの文章作法を学べば、あるいは私の肥やしにもなってくれるかもしんないなという下心というか、そうして数を読むための言い訳みたいなモンも含みつつ。 製作する上での難点は、 やっぱし一〇冊やそこらを読んだくらいじゃレビューとしての体を為してないってことでしょうな。 それに二〇冊くらい読むとしても、どれを読めばいいかさえわかんねえしなあ。 発想の安直さの割に実行のハードルは高い。 ・幻想郷幻想ブックレビュー(仮) 「こんな東方同人あったらいいな!」という架空の東方同人誌を、 まるで実在するが如く取り扱ったレビュー集。 というよりもむしろ、こんな同人あるはずねーだろーと云う架空の東方同人レビュー本。 儂の大好きな物書きさんであるところのボルヘス爺さんの、そんなかでも大好きな分類になる短編小説に 「トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス」ってのがある。 ボルヘス爺さんとその知人さんが架空の地名である「ウクバール」という名を、著名な百科事典のなかに見付けるところを発端としたお話で――まあ、要するに。 認識が世界を形作るのだとすれば、書物とは、世界を変ずる一端であるのかも知れないとか、そんなお話。 それの矮小な模倣作。 レビューってのは感想で、感想とは読了語に出来上がる産物。 作品そのものが素材であり料理とするなら、感想はそれを味わう行為。 なら、感想だけでも、或いはそれを読んだことになるんじゃねーのかなあという、 まあ私一人が満足したいだけの本。 製作における問題は、さすがに肥大化した東方同人だから、 生半可な架空同人誌じゃ既に実在しちゃってそうってあたりだね。 かといってあんまりにも突飛だと面白くないし。難しいところだわ。 そんな年の瀬。明けましておめでとう!(いけしゃーしゃー。 とかいいつつ。 どうせ後から読めばわかんないんだろうけども誠意を持って正直に云っておくと今は大晦日です。 年賀小説でもしたためてみようと奮起はしたものの頭の中でさっぱり纏まってくれず一文も書き出せずしてぼんやりしたまんま、何故か 2ch の「コミケスタッフだけど何か質問ある?」スレをぼんやりと眺めて過ごしている、そんな年の瀬。 スタッフさんへの質問は主に「どうすればスタッフ参加できる?」などに集約されてるけど、 その端々から漏れる話が面白かったので、個人的にまとめ。 勝手な意訳差し挟みつつ、信憑性のほどは各自の裁量にてご判断下さいませというかほぼ皆無と捉えた方が無難ー。 ・きっかけ。 この動画を眺めてみて、「あー。傍目からみるとスゲエ密集体型だなーファランクス。スパルタニアンもかくやといった感があるねーまあコミケ参加者の行列構成力と世界随一の群衆誘導力を持つコミケスタッフの辣腕を持ってしてのみつしり具合なのだろうけどー」と呟いたところから。 ・みたところ。 コミケスタッフだけど何か質問ある? コミケスタッフだけど何か質問ある?Part2 ・>>2 のレスがいきなり「おつかれさまでした」で少し感動。 ・オナホール売ったけどペナルティ? 「一般流通してる物は基本的に禁止されてます。なのでばれるとペナルティ」 「ああ、じゃあ某同人DSゲーはそれで引っかかったんだ?」 「いや、あれは代表者の連絡先が企業と一緒だったから」 ところでオナホールっぽい装丁が流行の兆しをみせているらしいね。 ・サークルチケット持った奴らが会場前に大手に列なしてるのは何なの? 死ぬの? てかスタッフはなんでアレ取り締まらないの?」 「列整理しないと大混乱になる。スペースに戻るよう呼びかけはしてる。解決策はいつでも募集中」 「2枚でもいい通行証を3枚にしておけば、毎日1万人分の列を外に並べなくてすむから」 諧謔の類だろうけど、つい納得してしまった。>一万人分。 ・エスカレーターは便利な乗り物です! 立ってるだけでアナタを運んでくれます!」 「みなさーん! あちらの停止してるエレベーターが見えますねー!? はっきりいって二の舞はごめんです!」 等のは新人さんのアドリブだったらしい。へえ。 ・頒布物不在な机に貼ってあるラベルは、 青:遅刻・欠席 黄:エロ・引用など過度の著作権違反等 赤:搬入量過多・消防関係など と区分けされるそうな。どれが特にやばいという分けでもないけれど、 赤の消防関係はイベント一発中止もあり得るので極一部はほんとに危険。 ……割に毎年見るような気がするぞ。赤紙。 ・コミケチケットの売買は法律的に禁止することは難しいらしい。 →「貸与」という形式にすれば売買を禁止できるのでは? とその方向で模索。 →ペラ紙だと弁償を求めた際の裁判費用をペイできない。かといって立派な体裁にするにはコストがかかるので結局没に。 →現在は「ノミ行為」の方向でなんとかできないかと模索中。だそうな。 ・米澤代表が弁護士を通じてやふーにオークションでの取引を禁止するようしつこく求め続けていた。 しかしやふーガン無視のまんま米澤さん逝去と。無念。 違法性のない物を禁止にするのはまあ難しいだろうな。 法人っつー団体の運営や存続を害しかねないーて方向になら十分ねじ込めそうなんだけど……まあ難しいのだろうな。 ・刃物振り回すヤツがでたら誰が対応すんの? スタッフ? 警備員?」 「私服警察がぞろぞろ巡回してるから安心しろ。一人の痴漢を二〇人の警察が取り囲んだなんて逸話もある」 へえ。まじで? ・アリスソフトの社員さんは社則によって同人誌は千部までしか刷れないらしい。 ・米澤さんは晴海時代、並んでる最中な徹夜組とバーベキューをしたという逸話があるらしい。 都市伝説の類だなー。 ・ついでに、「徹夜組が組織化して前夜祭を企画するなら準備会は協力すると」明言していた。 なるほど。そうなっちゃえば基本理念がコミケそのものと通じ合うんだな……。 しかし残念ながら徹夜組がそうした動きを見せた例はないらしい。うーん。 ・そういえばご当地コミケは?」 「(26日の話で)先方からもう少し発表を見合わせたいとの通達。一週間か二週間後には発表できるかと」 「反省会で「終了放送で発表するかw」とか冗談行ってた」 「3日目に視察にきてたって話があるな」 「3日目だけはやめとけよ……」 「つまり視察の結果がでるまで発表は控えるって話?」 「ゆっくり視察していってね!」 「ゆっくり視察してった結果が中止だよ! ……洒落にならんw」 ・スタッフ取り置き。なんて噂が存在する。 けど、あれは結局スタッフ個人が大手サークルと知り合いなので友人としてとっといて貰ってるだけだそうな。 スタッフ故の優遇処置なんてのは皆無。 ただその取り置きが、「おれのもついでにお願いしといてくれない?」「あ、おれも出来れば欲しいなあ」と雪だるま式に増えてって100部とか200部とかいう数になったりはするそうな。 ・その件に関しては、 「元々同人誌はサークル間の同志、つまり同人にのみ行き渡ればそれで良かった。 基本理念には一切反さない。サークル参加者、一般参加者とされるようにコミケに"客"は存在せず、 スタッフもまた一参加者なのだ」と理の通った意見がある。 ・うへー混対しんどいってレベルじゃねーぞ。喉が潰れるわ」 「二日目の西担当はかなり死ねたらしいね。そんな俺は明日東担当。地獄だw」 「うちの部署、5kg用意したのど飴が底をつきたとのこと」 ヒィ。 ・中堅〜ベテランスタッフのスタッフ婚率の高さは異常。 三十路は多いし付き合い長いし趣味は共通してるし、周囲が結婚すれば「おれたちもそろそろ」なんてことになるし。 ちなみに例外なく奥さんの方が強い。豆知識な」 ・今のコミケットプレスの冒頭挨拶、誰が書いてるの? Q:コミケットアピールとカタログに書かれている挨拶や注意事項は、3人の 共同代表で誰がどの部分を書いているのか? A:内容は3人で話し合い、意見を出して作っている。それをまとめる役割の スタッフがいる。だから誰がどこをと言える状態ではない。 へえ。あれの米澤さんの文章がえれー美しくてのー。 新しい体制になってから一度も読んだこと無いんだけど、美しいまんまだと嬉しいな。 ・コミケの代表が3人制なのは何か理由があるんですか?」 「企業&酒担当、事務&総務担当、マル暴担当」 「それぞれ本業はなにやってるの?」 「カヤさんは(有)コミケ専業、フデタニさんは漫画編集長、イチカワさんはサラリーマンなど」 「イチカワさんは本業でもかなり遣り手らしいね」 「遣り手かどうかは知らんが、有名どころに勤めてるという話。隠れオタ"だった"らしいんだけど、 コミケの代表が交代ってニュースが出て会社にバレたとか」 ・つか朝一で一万円で払うヤツとか事前に銀行いっとけと……」 「ある程度千円札がたまった午後過ぎに万札だと 神扱いする場合もあるけどな」 「1冊100円の本を1万円札で買って、お釣りの9900円は全部100円玉でOKの人のみ サインだか何かをプレゼントしていた大手サークルが有ったな。晴海〜有明に移った頃の話だが」 ・首相が来たら、授乳室及び喫煙所を犠牲にして作られた貴賓室の出番ですか?」 「あれお偉いさんたちも入るのかと思ったら天皇家だけなんだぜ、入れるの」 「石原都知事も単独では使えないというのはやりすぎでは、と思います。 展示会場出展者が使えなさそうなのは、ものものしい扉を見て感じましたが」 「各国首脳レベル用の応接室なら会議棟8Fに1室、1Fに3室あるよ確か。 部屋とも分かりにくい場所つーか1Fのは完璧に関係者以外立入禁止のところで、迷路みたいなとこにある」 ・3日目の撤収を最後まで残ってると何か特典があったりするの?」 「東1ホールで反省会があるよ」 「スタッフ以外の参加者も観に行っていいものなのかな。あと東1でいつも固定ですか? 」 「むしろスタッフ以外が多いです。どこでやるかは放送が入るから大丈夫。でもほぼ東1」 うん。これは是非参加したいな。 |
|
|
|