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c80_03。「水分を補給してもすぐ汗になって体力を消耗するばっかり。それに体温調整を発汗にばかり頼るとペットボトルが何本あっても足りない。だから氷で直接冷やすのが最も合理的な選択になる」 とは、コミケの毎回毎回をなのは列で戦い抜いている歴戦の勇士のコメントである。 一分の隙もない理論だ。 その言に従いつつ、入場待機およびその熱対策のために知人ちの冷凍庫にペットボトルを投入しておいた。 翌朝。ほとんど凍っておらず。 ありゃー投入のタイミングが遅すぎたかしらとかいってたら、知人が、ふと。 「……いや、これはちょっと。もしかして」 呟きながら、ペットボトルをば指で弾く。 その直後。 完璧にとは言わないまでも急激に内容物が個体化を始め、その膨張でペットボトルを内側からボコリと押した。 「うおわ」 「は!? なにそれ、えっと、過冷却!?」 「いわゆるひとつの相転移!?」 「まじで? いや、でもほんとだどんどん凍ってく。すげえ。ご家庭の冷凍庫で再現できるもんなの?」 「いや、再現はそれほど難しくないと聞いたけど、いやー、初めてみたなあ……」 等とよくわからん偶然を演出しつつ。 さて三日目だ。 今回並ぶのは西側入場待機列。 コミケ豆知識。コミケの入場待機は東側と西側で二通りある。 東側は広大な駐車場をそのまんま行列用スペースとして用いるので日光を遮るものがなく、いやほんとマジでなく、あるのは精々同じ列を為す人々の落とす影と言うぐらいになく、足下もアスファルトなので天地二段の熱地獄。海こそみえるもののそれ以上に人の海が視界を覆う地獄絵図。 一方。本日並ぶ西側。 こちらは街路樹や芝生、舗装された街路に休憩用ベンチ等があり中庭のような風情がある。ビッグサイトとは直接関係のない隣接ビルディングなんかもあって、芝生にぐったりと寝そべっている人なんかも(目撃するのが今日でさえなければ)夏の暑い日の朝といった具合で風情がある(今日でさえなければ)。 実際、行列待ち最中に憩える木陰があるというだけれ遙かな違いである。 地獄の東側待機列の記憶が火傷のように生々しく残る身の上として、思わず漏れるありがてェ……。木陰の存在がまじありがてェ……! という呻き。 なんだか目頭が熱くなってくらぁ。 色々な意味で。 そうして待機する人々の頭上にヘリコプターがばりばりばり。 「レスキューヘリ……じゃないよな。アレは確か赤く塗ってあるはずだし」 「八割方取材ヘリだと思いますよ。昨日も何か報道があったらしいですし。オレ観てないけど」 「お台場冒険王とかも含めてフジテレビのだと予想します」 「実はコミケ準備会の?」 「ねえよ」 「いやーわかんないっスよ。列整理に上空から俯瞰してたり」 「スピーカーで『準備会からのー、お知らせです』つって声が降ってきたりな」 「それならあそこのホテルの屋上から監視した方がずっと安上がりじゃないですか?」 「あ、あのビルってホテルだったんだ」 等々見知らぬ人同士で会話をしてみたり。 西館待機列は入場の時に、ビッグサイトを真正面に見据えての入場となるのよね。 気分が盛り上がってよろしおますな。 財布のヒモを締め直さないとダメだ。 生きて帰れない。 これが入場から一〇分経過くらいの感想。 寝不足と祭りのテンションとで財布のタガがバカになっちゃってるらしく、あらこの本素敵ねと思った瞬間に思考が金銭感覚をバイパスして声帯に直結「一部ください」と発言をさせている。 やばいたのしい。変な具合に楽しい。 そこから小一時間くらいでテンションを無駄遣いした反動でもうぐったりしている。 二日目に散々「これが夏コミか……」とか呟いてたけど、三日目は三日目で「これが三日目か……」とか呟く羽目に。 ……でも、人そのものは明らかに二日目よりも今日のが多いのに、東西の移動や館内のサークル間の移動含めて妙に流れがスムーズな気がする。みんなせかせか急いでいるとも解釈できるんだけど。三日目こそがコミケ本番であり、いわゆる「行列のプロ」な玄人さんが数多く参加しているからこそのスムーズさなのかしらとか中庭の東西連絡路、コスプレ広場を眺められる位置でぐったりしながら思う。 さすが夏だけあって肌色面積多めのおねーちゃんが多いなー……。 東館の男性向けジャンルに行くとそれはそれで目に付く肌色が増えるんだけどさ。 「はーい、みなさんよく聞いてくださーい! これから企業ブース、東館へ行かれる方は皆さんからみて右手側に! コミケから退場される方は左手側に! いいですかー!? 今から企業ブース・東館へ旅立つ強者どもは右に! スムーズな移動にご協力くださーい!! 夢から覚めて現実に戻られる方は左に! 一度現実に戻られると再入場はまた並んで頂く事になりますのでご注意くださーい!」 コミケスタッフさんは大変そうだけどもみんな楽しそうにボランティアしてるよな。 そういえば、二日目東館の青いスタッフTシャツがかっこよかったんだけど、忙しそうなので「すいません、Tシャツ撮影させて頂いてよろしいですか?」とか声かけられんかった。 移動最中にシュテルンビルドのヒーロー達がパーティ組んで歩いてるのを目撃する。 さすがに全キャラは居なかったけど、私服姿のバーナビーとドラゴンと、ヒーロー姿の氷がちょっぴりコールドな人とファイアーエムブレムの人が。 コレ、会場で偶然行き会った人同士が連帯して歩いているなら相当ステキなこっちゃと思うんだけどどうなんだろう。 あとはほむらちゃんが三人集まって楽しそうにお話してたり。 きゅうべえのコスプレただし等身大の人も多くてこの暑いなか偉いなあと思ったり。 わざわざスコア表示と「いよいよもって死ぬがよい」の名台詞を立割で用意したロンゲリーナ大佐が撮影所から少し離れた場所でふいいーと汗を拭かれててその様も含めて大変素晴らしかった。 コスプレ広場になっている駐車場の植え込み付近に「蜂を刺激しないようご注意ください」という但し書きがあって、昨日の蝶々といい、蜂といい、ビッグサイトって案外と自然物豊かなのねと思う等。 お金がないから休憩はだいたい座り込んでもよしとされる場所でぐったりして過ごした。 そうしてみれば、コミケ参加者の顔を直接拝見できるのでなかなか楽しい。 倉庫になってる部屋の前でぐったりしてると、 「すいませーん、車椅子とおりまーす!」 「すいません、車椅子通ります道開けてくださーい!」 と、何度か車椅子が運び出されていく。コミケ参加者はおおむね行儀が良い。 素直に場所を空けて別の場所に座りなおしあうついでに、ふと呟いてみた。 ……あの車椅子って、もしかして担架の代わりに使われてたりするんですかね。 「え!? そうなんですか!?」 いやすいません、正確にはわかんないですけど。でもさっき、実際に車椅子で運ばれてる人みたんですよねー。 「あー。それだったら俺もみましたねえ。……でもなんか、短い間に三台出動しましたよねさっき」 実際、しんどいですもんね。今日。ペットボトルが手放せません。 「しんどいですね。一日目も二日目も暑かったけど、やっぱり三日目のしんどさは格別な気がしますよ」 だのだのと。 実際に救護室に運ばれた人数は、酷暑にも関わらず例年並みかそれ以下だったそうな。 コミケにお客様気分でくる人が増えているー的な報告がずっと続いてはいるけれど、ともあれリテラシーの底上げは出来ているのかも知れない。そうでもないのかも知れない。 ともかくも無事閉会。 拍手。 閉会後は人様の打ち上げにお邪魔した。 「銀座にあるメイドバーを借り切って打ち上げ」という、……なんだろう。それ。なんか……まあ、面白いね。的な企画だそうで。 いざ参加してみると儂の内気さが前面に出て、ワアー。いたたまれなーいという状況になった。 ので、初体験のダーツの上達に専念して過ごす。あ。なんかこう。今まで意識してなかった体の使い方が、初めてバッティングセンターに行った時みたく面白い。ぬぉ。 今をして思えば、自発的にそーした職業婦人とお近付きになる機会ってまずないので色々と聞き込めば良かったような気がしてる。……しかしアレよなー。そーいう場所で参加者でなく観察者的な視点を差し挟むのは場違い一直線だし。んん。 その後は金欠なので素直に宿を貸してくれる知人と早めに合流。 したらば、その先で、晴海の頃からコミケに参加しているという玄人さんと知り合う機会を得て色々とお話を聞く。 「コミケって消防法の問題で実際の参加者から差し引いて発表してるらしいってのは常識だけど、 米澤代表のお葬式で似たような話があってね。 著名人の大きなお葬式って、それを取り扱う専門の業者があったりして、芸能人のお葬式って参列者の数をけっこー水増ししてたりしているらしいんだね。公称っていうか。 で、米澤代表のお葬式は、公表された参列者よりも絶対、間違いなく多かったんだって。もしかしたら史上最高の参列者だったかも知れないぐらい。 そんなところでも、『コミケの参加者は実際よりも少なく見積もられる』ってのが有効だったんだって」 「3.11の大地震でコミケ開催危機って噂が流れたけど実際に危なかった事があって。 水回りの施設点検で知人が一二日くらいにビッグサイトに入ったのね。そしたら、噂にあったとおり壁材の剥離も現にあったそうだけど、それ以上にやばかったのは……搬入口の扉ってわかるかな? あの、大きな、明らかに重量がトンを数えそうなやつ。アレがね……傾いてたらしいんだわ。 そんでね、中止になっちゃったけど、地震の起きた週の週末にイベントが予定されてたよね? ……そう。例大祭ですね。 もしも例大祭の最中に地震が起きて、そしてあの扉が倒れでもしてたら……怖いよねー……」 等々。 後、知人とコミケ戦利品の見せ合いをする間もあればこそ、積もった疲労を早起き不要の幸せで相殺しつつ積極的に泥になって眠るのであった。 C80_02コミケという場は素直に尊敬できるところでして。 なんというか、趣味という実利を伴わない故に揺らぎやすくもろいものを土台に据えて、 それを保つための努力や工夫を惜しむことなく注ぎ込み、必要な変化ならば柔軟に対応する。 「趣味に殉じる」という前のめりがちの姿勢が基本である私にとって、 コミックマーケットという場所もしくは存在そのものは理想が体現されたようなものである。 素直に尊敬できる。 んだからこそ、準備会の意向には無条件で従いたくはあるのだけど、彼らが機会あるごとに注意を喚起する事項「ちゃんと睡眠時間とって体力を整えてこい」にはなかなか従えないのでありました。 今回も、コピー本制作を終えて。 見るに見かねた知人の奢ってくれたハンバーグ定食に人心地を付いて。 取れた睡眠時間は三時間ほど。さて参加。 当日の国際展示場前駅に到着する度に感心することがあるのだけど今回もやはり同じ事に感心した。 笑顔の人が多い。これから数時間は並び続ける連中のツラとは思えないほどににこやかなのだ。 楽しいのはよいことだと思いつつ、私個人は変な事に興奮していた。 一般参加列だよ! サークル参加列じゃなくて! しかも東駐車場待機だよ東駐車場! ほらみて! 謎の糸鋸モニュメントだわよ! ほらご覧! 夏場はともかく冬場最大手となるあの仮設トイレ群の偉容を! ああ、海だわ! 有明の埋め立てによって出来た人工湾よ! コミケに来て海まで見られるなんて何かお得ね! 等とテンション高く行列に参加。 祭り当日の熱気か、記録的猛暑の熱気か、その熱を取り込んで輻射するアスファルトの熱気か、何にせよ浮かされてなんか妙な具合に楽しい。 うん。 まだ楽しい。 まだ楽しい。 ……六割くらいは。まだ楽しい。 補給用の水分をあまり用意して来なかった知人の、その顔に浮かぶ汗が明らかに目減りしているようなタイミングにて、汝はコミケ雲を知るや? という話題になる。 「Do you know Comiket clouds?」 「ビッグサイトに詰め込まれたオタクの汗が蒸発して出来た雲のことだっけ」 「それかどうかは知らんけど、確かに夏は部分的に屋上付近がもやってることはあるよ」 「あー。なんかね。フォグがね」 「下手な酸性雨なんかメじゃないくらい体に悪そうだな……」 とかだらだら会話をしているあたりで、音の波が会場付近から広まってきてあっというまに万雷の拍手になる。 コミケでは開場と閉幕とで毎度毎度参加者全員が拍手をするという、奇妙と言えば奇妙な習いがあるのだ。 おお。やっと開場だね。やれやれそんな時間かーと拍手に参加――した瞬間に、びようと、ちょうどビッグサイト側から突風が吹き寄せる。 流す汗さえ足りなくなるこの暑気にはあまりにありがたくも爽やかな突風だったけども、そんなことはさておいて、びびる。 「――風が起きた!? 行列の開場入場が風を起こしたのか!!」 「気圧差!? 気圧差が生じたの? コミケの列移動で風が、気圧差が!!」 「こりゃあるわ! 存在するぞコミケ雲! 列移動で気圧差が生じるならコミケ雲だって訳ねェよ!!」 妙に楽しい。 ともかく開場。 「列はまだまだ前の方に詰める事ができまーす! みなさんが早く入場できれば後続の炎天下に晒されている人々も早く入場することができまーす! 会場内はまだクーラーが効いてます! つまり早く進めばそれだけみなさんも涼むことが出来ると言うことです! 早足での開場入りにご協力お願いしまーす!」 という駆け足を推奨する珍しいアナウンスに後押しされて慌ただしく入場。 うわあい屋内だ屋内だ日陰だ日陰だ日陰だー11時くらいだとまだぎりぎり冷房が生きてるぞー。 この熱地獄の中心地にあってもなおトレードマークの背広姿を貫くサークル参加の知人を偉いなあ……と眺めたり、 (ああ、でも、マスターキートンってマンガで砂漠に背広着てった学者先生が。 読んだよ! 知ってるよ! アレ絶対嘘だよ背広が通気性に優れてるとか!!) 開場一時間時点でもう大量のスケブを受け付けてずっと手元に視線を落としっぱなしのスケブ地蔵様になっている知人さんに手を合わせてみたり、 (相変わらず偉いなあ。何冊? まだ10冊前後ですねー。今回はなんだかウチの娘をリクエストしてくれる人が多くてちょっと嬉しいですー。 偉いなあ……) ひとまずは、と最初に並んだ壁サークルの頒布物が本当に目の前で売り切れたり等しつつ。 同人ゲームのスペースにいる知人へ挨拶に向かえば、お誕生日席や島中含めて全体的に活況のようにみえる。 挨拶をした知人さんにその点を伺ってみれば「最近は大手同人ショップじゃあんまりゲームを取り扱ってくれなくなりましたから、イベントじゃなきゃ入手出来ないゲームとかが増えてるっぽいんですよね。その影響かも」とのこと。 個人的には、楽しみにしているゲームの多くは体験版のみの配布というケースが多く、結果として「完成を心待ちにしてます!」と無闇にプレッシャーをかけて回ってばっかになったよーな気がする。 それにしても夏コミである。 しかも久々の一般参加だ。ほんとにきつい。つらい。 水分補給を少しでも怠ると頭痛になって返ってくる。 知らず口を突いて上る言葉は 「これが夏コミか……。そうか。これが夏コミなのか……」 何度か休憩を挟みはするけれど、そもそもが睡眠不足が疲労の原因なのできっちり眠らない限り疲れはとれないのだ。 しんどいぜ。そうかこれが夏コミなのね。 そうして休憩にべっとりと座り込んでいると、自然と周囲の参加者さんの会話が耳に入ってくる。 どれもこれも相当に面白いものだけどもまあ立ち聞きは品の良くない行為なのであまりここには書かないこととするけど、でも例外的に。 初参加であろうグループの会話が微笑ましかったのだ。 「あー、でも、始発から並んで、実際に楽しめるのは四時間かそこらかあ……」 「お前はまだいいじゃん? おれなんか静岡から旅費もかかってんだべ?」 「まあなー。そんで会場でまただいぶ使ってなー。……楽しかったからいいけどさー」 「な−。楽しかったよ。誘ってくれてマジありがとうな」 「やべーよ。おれ間違いなく今まで生きてきて一番アツい夏だよ。色んな意味で」 「三日目ってどんなんだろうなあ。創作ってジャンルがメインなんだろ? あー。もう一日予定伸ばしとくべきだったなあー」 「気になるなあ。気になるわー」 「次って年末なんだよな? くっそー。来れるかなあ」 「やっべー。コミケまじアツいわー。色んな意味でー」 微笑ましい。 そういえば二日目の中心になっているジャンルは私にはそんな馴染みがなく、実際に、事前にチェックした気になるサークルリストに従って行動するならば東館を一回りしたのみで目的は十分に達せるのだった。 けれども。 西と東の往復の無いコミケなどコミケじゃないのだ。 東西連絡を通過して、動かない動く歩道の上を歩き、立ち止まって乗れと厳重注意されながらエスカレーターに運ばれてこそのコミケだ。 よくわからんがそう思う。ので西館を目指すこととする。 実際んとこ、コミケの東西移動って普請中で使いづらい通路やイベント関連、毎年じわじわ増えていく使用可能スペースなどで移動経路が毎回違ってて面白いんだよな。 今回は、いつもなら屋上であるコスプレ広場が屋外の駐車場や中庭に移動されてて、東西の移動もその導線に従って誘導されるので一度炎天下に出る必要があったりで。 しかも普段より余計に階段の昇降が加わったりで。 ああ。 楽しい。 移動最中にイナズマイレブンのユニフォームとポケモントレーナーのコスプレをした推定小学生男子とすれ違う。 すげー。天然物だ。お母さんに連れてこられたのかな。 西館の感想は「あれ? なんか涼しい」だった。 なんででしょうね。女子が多かったからだろうか。 東館へ戻る最中、いい加減本格的な休憩が必要だろうと、 初めてビッグサイト内のレストランにお邪魔することとする。 あんまし刺激物を胃に入れたくはなかったけども、一番席が取れそうという理由で居着いたカレー屋さんで、当然食欲もわかず最低限に近い構成で注文を終えてひとまず着席。 当然のように満席の周囲を眺めれば、さすが皆さんもそんな食欲がなさそうな……と思ったけどそうでもねえな。なんかみんなモリモリ食べてる。 特に、最中に私の前へ着席された方なんかはトンカツを始めとして肉系サブメニューてんこもりでさらにビール瓶が二つ付いてた。 コミケ慣れしてる感じの風貌で、その旺盛な食欲からも醸し出される歴戦の勇士。 豪華なメニューですね−。個人的な打ち上げとかですか? とかお祭り会場特有の気楽さで話しかけようかどうしようか迷ったけど、心の中で敬礼するに留めておいた。 そろそろ人が捌けてきて、普通に通行できるようになったかしらという閉館三〇分前。 コミケにしては珍しく、迷子の案内放送が流れる。迷子になった子本人というよりも、その保護者さんに連絡を求めるアナウンス。……なんだけど、その中に含まれたフレーズに、微かに会場がざわめいたような気がする。 うろ覚えだけどこんな。 「準備会より、迷子のお知らせです。 ○○よりお越しの××さん。お孫さんがお待ちです。至急、お近くの腕章をつけたスタッフの方までご連絡を――」 ……ん。今、確か『お孫さん』つったよな? 微かな波紋を広げつつ館内放送は続く。 「なお、××さんは、白い髪、青いシャツを着た80歳の女性です。それらしき方を見かけられた参加者の方は、至急、腕章をつけたスタッフまでご連絡を――」 80歳!? その瞬間の会場のざわめきは凄まじかった。 閉会までの三〇分間で三回ほど、都合一〇分ごとにこのアナウンスがあったけどもその度に会場の端々から「孫に連れてこられたってことかな」「80歳ってことは孫の年齢が二〇くらいでもおかしくないよな」「いやほんと考えてやれよ……」「むしろ迷子放送というよりもおばあちゃんの安否確認のための放送だよな」等の会話が囁き交わされていた。 ちなむと、コミケ終了後の反省会にて「自宅に帰っていたのが確認されたので安心するように」との報告があったそうな。やれ良かった。 その他としては、思い思いに閉会準備が進められている中にでっかい蝶々が迷い込んでた。 黒から青へのグラデーションが美しい蝶々で、混乱が見て取れるようにせわしなく羽ばたいてたけど、このコはこのコで無事に脱出できただろうか。 閉会後は、人様の打ち上げにまざって馬肉を食べに行った。 時期柄アレだけどせっかくだからおれはこのユッケをえらぶぜ! 赤いし! 等々で馬肉は基本美味しかったけど、なんかみんなして「塩うめえ」「塩うめえ」「塩まじうめえ」「これもう一つ注文すべきだよね」「塩うめえ」「塩うめえ」「塩まじうめえ」「これもう一つ注文すべきだよね」つってフライドポテトばっかり食べてたような記憶がある。 しーえいてぃーぜろわん。コミケに参加してきましたのよというお話。 ・承前。 いつもの如く、参加する気があまりなかったというか。 サークル参加しようと思い立つも、立ってみた頃にはもう申込書の入手手段がなかったとかいうずっこけっぷりを披露していた回だったので見送り気分が折り良い落ち着きどころではあった。 けれども。開催前にコミケ話が盛り上がるタイミングはおおよそ三回程度ありまして。 一度目は申し込み締め切りで二度目は当落通知付近。 三度目は、印刷所の入校締め切り前後。 特にこの三度目となると、実際の開催の一週間ほど前になるので、各種企画や交流の約束オフ会の打ち合わせ、ひいては当日頒布される本の情報なども現実味満載でもって流れ始めるので。なんというか。 浮かされるにはほどよい熱気なのだった。 割と無理を通して休日を奪取。 名刺代わりのコピ本を突貫制作。 一八切符の入手に夜行バスの予約。 東京で落ち合う知人との連絡――など着々と固まっていく予定と準備を経ながら、頭をよぎるのは「ほんとに夏コミに行くのかしら。儂」という疑念。 儂みたいな小物が知り合い面して挨拶回りする滑稽さであるとか。 限りある資金をぎゅうぎゅうと捻出しての遠足の対費用効果であるとか。 行くべき理由はともかくとしても行かざる理由を枚挙には事欠かず。 ともかくも時間は限りがある。止まったら本は作れず終わる。だから本当に行くかどうかは二の次にして悩みながらも手だけは動かさなければならない。 結果として、印刷の準備が整ったその瞬間が旅行の準備完了の瞬間。 コピ本制作に引っ張られるような形でお家を出発することとなった。 18切符での片道一二時間行は相変わらず素直に楽しくも、 相変わらず日の沈むまでの楽しさである。 車両内にジャリガキが何人いるのか数えてみたり。 ジャリガキの覗き込んでいるゲーム機を後ろから覗き込んで何を遊んでいるのか確かめてみたり。 観光地的な地名から遠ざかると途端にジャリガキの姿がなくなってぼんやりしてみたり。 日が沈めば車窓も拝めず、そのくらいの時間経過たればケータイのバッテリーも危うく迂闊にいじくれず、 しかもジャリガキの姿が途絶えてしまうので退屈が募る。 さらに悪いことに道中人身事故によるダイヤの乱れに巻き込まれ、JR さんがしゃかりきに組み直したダイヤは遅れを埋め合わせるべく乗り継ぎ時間をカツカツにしたもので、 そうとなると自販機でポカリすら買う余裕のない強制移動。 立ち食いそばなんて、対岸を逆に流れて行く笹舟の如く遠さだ。水分補給もカロリー補給もままならないまま、ダイヤが比較的正常化したのは午後八時。 常識的なキオスクならばもう閉店。券売機の表示は全て売り切れ。 なかなかしんどい。 キンコーズが二四時間営業でなくなったと電車ん中で地図検索をしつつ気がついた。 んん。勘弁してと流れる冷や汗は、目的地である秋葉原駅最寄りのキンコーズが夏コミ期間中は日通し臨時営業との情報を得た瞬間に収まった。 到着時点ですでに日をまたいでいて、晩飯よりも先に、知人にあうよりも先にキンコーズへ向かう。 コピー本の制作もいい加減手慣れてきて良いはずなのに、半年に一度程度の頻度の作業なので毎度毎度まごついてしまう。 そこに来て、キンコーズ秋葉原店の店員さんの応対が……こう表現してよければだけど、妙に親切だった。 すいません、PC出力なんですがこれ A5 に対応してます? 「縮小印刷ですか? あ、原稿サイズが A5 なんですね。大丈夫ですよ A4 の用紙をカットして対応させて頂きますんで。100枚まではストックがあるんですが何枚印刷されます? 今すぐ追加で切ることも出来ますが」 あ、いえ、えっと18枚で十分ですハイありがとうございます。 「A5 を A4 用紙に印刷するんですよね。見開き型の? それでしたらこちらでメモリーさせてもらって一枚の紙にして印刷できますが」 ああ。それもいいですけど、えーっと面付けも印刷と一緒に並べ直したいので。 「なるほど、それでしたら白黒コピー機はもうそちらで準備が完了してますのですぐ使えますよ。どうぞお使いください。PC の利用はもうよろしいですか? 時間単位で料金計算をさせて頂きますので、もうご利用にならなければそのタイミングで仰ってくださいね」 あ、はい。ありがとうございます。……ところで、ホッチキスってお借り出来るんでしたっけ。 「はい、製本作業用でしたら、こちらの中綴じ用のホッチキスをお使いください」 ありがとうございますありがとうございます。……あとすいません。このペーパーカッターの切れ味がちょっと……。 「化粧断ちをされるんですか? でしたらこちらに裁断機がございますのでよろしければ。あ、でもちょっと操作が難しいので、こちらにお任せ頂いた方がよろしいかも知れません。もしお客様がよろしければですが、製本が終わった後にお持ち頂ければ」 マジですか。すいませんすいません化粧断ちはやっておきたいのでお言葉に甘えますありがとうございますありがとうございます。 という。なにこの。 神・対・応。 しかもコレ、明らかに他に依頼されているであろう作業二つほどと平行して対応してくれてるのよね。直接サービス料の発生しないところで。 すげえ。 あんまし感激したモンだから、そもそも名刺代わりに配る目的の本だから、いっそのことこの店員さんにも一冊もらってもらうべきじゃないかしらとか考えて――いやしかしアレだよな。知らない作品の、しかもアマチュアの二次創作の冊子なんか急に渡されても扱いに困るばっかりだよなと思い直しつつ。 じゃあ取り合えずその点だけ確かめてみようかしらと。キレイに化粧断ちされた本を受け取りつつ。 あのー。ところですいません。コレってアニメの本なんですけど、このキャラってなんだかわかります? 「ああ、ハイ、マミさんですよね!! ぼくも大好きなんですよマミさん! 頒布は今日ですか? 二日目ですよね。っていうかまどかマギカのジャンルって何日目になるんでしたっけ!」 あ、はいマミさんで。えっとそうですね二日目が確かアニメの日ですから今日であってると。 「そうですか! それは良かった三日間のうち参加できるのが今日だけなんですよー! ほんとはやっぱ三日目に参加したかったんですがなかなか都合が……」 あー……。 なんだろうこの。今までの神対応の所以が理解できるのと同時に浮かんでくるこの親近感。 やっぱ、こういう立地だからこういう用途で来る人が多いんですか? 「多いっていうか、時期にもよりますが八割がそうですね。ほとんどが即売会のための利用な気がしますよ。特にコミケだと、毎回来てくれる作家さんも居ますねー有名な方で。ペーパーを大量に刷ってってくれます」 ははあなるほど。いやでも実際助かりましたよ24時間営業やってくれて。こーいう時期ですもんね。 「そうなんですよねー。今までの用途を知ってますから、是非必要だろうと思いまして。 本当は期間中はずっと24時間でやりたかったんですが、三日目だけはどうしても人数を確保できなかったんですよねー……」 しかもアンタが立案者か。 等と心温まる交流をしつつ。 さて。明日もとい今日は一般参加ですよ並びますよ。 いんたびる。こういうのに登録してみました。 100の質問ですとかミュージックバトンですとか、ある種の顕示欲の充足はインタネット不変で普遍の話題ぽくありますな。 答える革よりも質問する側のが面白く立ち回れそうではあるんだけど、そのへんの機能はまだほとんど最低限に近い状態なのでもうちょっと充実するまで寝かせておくべきかしら。 でもこいうのて機能が充実してるころにはもう消費し尽くされてたりとかもするよねー マホミム。マミほむってアリだと思うんですよね(真顔。 いやまあ以下のはそーいう観点で描いたものではなくこちらの方のこちらの作品に吹き出した鼻血(出すな)に指を浸して(浸すな)描いたものではあるのだけど。 ![]() ![]() ![]() ![]() アンケート集計結果: 「実際なんて呼ばれてるんだろうね」 ![]() そのに。 ![]() ![]() ![]() ![]() アンケート集計結果: 「マミほむってアリだと思うんですよね。」 ![]() 正味な話。魔法少女が希望のみを糧に生きることが可能になった世界(=グリーフシードの奪い合いをしなくて済む世界)ならば、魔法少女同士はそれまでよりもずっと円滑に交流を結べるはずだから、とするならばマミさんもそんな孤立する必要はないと思うのよな。 だとしてもー。 改変後の世界であってもたぶん変わらず、選択の余地無く魔法少女となり、命ある限り戦い続けなければならない巴マミと、 まどかの存在を証明し続けるために戦い続ける暁美ほむらと、 戦うことそのものが自身の存在を保証するーという点で、存在の中核そのものが似通っている二人だから結びつきも強くなるような気がするとかどうとか。 その点で言えば杏子ちゃんのことも気になるのだけどね。 彼女の願いが変わらぬならば、おそらく改変後の世界でもまた無理心中に巻き込まれているのかも知れず。 それでもなお戦い続けている理由てなんだろうとか。 無理心中に巻き込まれて無くともそれはそれで気になるよな。 ![]() 姫路自転車行。とかいいながら到着後はまったく自転車を漕いでなくて姫路城内の写真メインなので我ながらおもしろみはそんなないです。 名勝とか観光地とかの写真なんてそんなもん自分で行って見た方がいいに決まってるモンなとかそんなですが。 写真記録として納められなかった記録としては、帰宅後の三日後ほどに日焼けあとがものすさまじかったです。 特にデコ。 日焼けあとらしい色に朽ちた例えるなら、こー……レンガ塀? はがすのが地味に楽しくて2時間くらい鏡の前から離れられなかったスね。 とかで姫路行き自転車行の写真記録の後半。 tehihi (tehihi)靴飛ばししたい。ブランコから飛ばすやつ。今の図体と体重があれば相当な距離をのぞめると思うのよね。 about 4 hours ago from モバツイ / www.movatwi.jp tehihi (tehihi) ケータイをばぱこりと開いて表示された画面が「つぶやきを送信しました」で。たぶんまたろくでもないつぶやきだったのだろうと眉をひそめる程度に自分から信用されてない。 about 2 minute ago from モバツイ / www.movatwi.jp tehihi (tehihi) ……四時間前の私は靴を飛ばしたかったのか。なんでまた。 just now from モバツイ / www.movatwi.jp という己の胡乱さの再確認作業はともかくとして。 まあ確かに、小学四年生でもって他の学校へ転校をするまで、靴飛ばしというゲームは我々にとってもっともホットなプレイであった。 学校さえ変わんなけりゃブランコに小学校卒業まで齧り付いてたと思うね実際。 靴をもっとも遠くまで飛ばした人間がウィナーというシンプルなアングルを持つそのプレイは、しかし一方で、ルーザーは片方の足でケンケンをしつつプレイメイトの靴を集めなければならないというダーティーなルールも持ち合わせていた。 俺たちの間でまかり通っていたオリジナルとして、ファースト・プレイのターンオーバー後に、望む者は利き足でない方の、セカンドレッグに残した靴をもキックすることが許されていた。その距離さえ最下位を脱することができれば、リバースド。逆転でもって転落したルーザーに靴を回収させることが出来た。 しかしこれはモスト・デンジャーでストレンジなチャレンジであり、両方の靴を飛ばしてもなお最下位であるならば、学校規則に則った白いハイソックスを土足にさらし回収に向かわねばならないという、まさしくバック・ウォーター・フォーメイションなクレイジー・ルールだった。 もちろん、誰かのセカンドターンによって最下位になってしまったプレイヤーも、片方の足に靴さえ残っていればこのチャレンジにベットできる。 最下位に転落したものが新たに靴を飛ばし、それでまた逆転が起きれば再び靴が宙に舞う。最終的には暫定首位で新たなチャレンジをプレイする必要のない者が、ルーザーの回収の手間を増やすという目的のみで靴を飛ばす……。 ゲームエンドにはソックスを汚していない奴はいなかったね。 それがエブリディ。このゲームに興じる連中は、みんなどこかがクレイジーだった。 しかしそれが、俺たちにとってのスタンダートだったんだ。 あとそんでまたプレイグラウンドが絶好のロケーションなベストプレイスでねえ。 このしゃべり方もうやめるけど、ブランコの向かいちょっと先には、でっかい廃タイヤを鎖でぶら下げて並べた遊具が障害物めいてずどーんとあって、それを乗り越えないことには記録に挑むべくもなかったし、 その先にはさらにこんもりと小山があってねえ。それを越えた奴が出たらば靴の回収がしんどいことしんどいこと……。 あと必殺技なんかも各自編み出してたな。 高度ばかり稼いじゃうと飛距離が伸びないと経験で理解したのか、足を地面に引きずりつつ蹴り出すことで水平近くに飛ばすべく考案された「地摺り残月」とか。 片っぽの靴をつま先に突っ込んで、両足分を一気に飛ばす「二段ロケット」なんかは何の意味があるのだかさっぱりわかんないけども男らしさから人気だったし、 私が一生懸命練習してたのはブランコからジャンプし飛び出しつつ放つ「ヨッシージャンプ」という技だったけども、飛び出すタイミング・空中での姿勢制御・着地とあらゆるタイミングに高度な技術力を要する技だったもんで膝の靱帯を痛める結果にのみ終わったりとかねー。 ……正式に競技とかになんないかな靴飛ばし。 砲丸投げとかあるんだから案外いけるんじゃね? その場合は大の大人のプロアスリートが全筋力を奮って動かすのに耐える頑丈なブランコが必要になったりするだろうけど、その存在だけでもみてみたいなあ。 結局んとこ私がなんで唐突に靴飛ばししたくなったのかは思い出せず。 100km という体感。姫路行き自転車行の写真記録の前半。 100km つってもなー。ちゃんとしたロードサイクルなクロスバイクであれば 20km くらいは簡単に出せるそうで。 そうとなれば5時間で行けちゃう距離である。 要するにそんな大したこっちゃないのだけど、しかし。 二本足で立っているよりも座っている時間の方が長く、 座っている時間よりも寝そべっている時間の方が長い人間からしてみれば、 通常じゃ考えられないカロリー消費である。 ついでにはちゃんとしたロードサイクルなクロスバイクはお値段がそこそこ張るのであって、お値段のそこそこ張るものとは無縁な人間の持っている自転車はお飾りでついたギアチェンジ機構と、「なんかぐるぐるとした赤い飾り」という装飾意図のみを付加するサスペンションのついた折りたたみバイシクルである。 現実的に見積もって。およそ10時間の距離かしらね。 まあ折りたたみ自転車ならば帰りは電車でよろしかろう。 そんな気分で旅立った記録です。 写真に付された文章は適度に無視しつつ、スクロールバーを握ってだらーっと下に引っ張る勢いで観るのがたぶんちょうどいい案配。 ゆゆしき問題なんですよ。おバイトの給金が想定の倍額だった。 いやまあ倍額っつったところでアルバイトでの給金なのでたかが知れまくってる訳ですが、 アルバイトとは能力を売るのではなく時間を売ってお金に換える行為でありますな。 振り込まれたお給金が想定の倍額だったってー事は、 想定した勤務時間の倍を消費したってことである。 なるほど。 そりゃあ文字を書く余裕が取れなかったわけだ。 実際問題として由々しきお話で、文字を書く時間が近頃いまいち作れない。 自己欺瞞も含めて、私は人生目的の最上位に「文字を書くこと」を置いているので、時間配分の比率が、文字書きが最上位でなくば自ずと「こんなことしてる場合じゃないのに」というアラームが響き始めるのだ。 そもそもが不勤勉不誠実な人間なのである。 しなくてもいい苦労はしなくてもいい。 苦労は買ってでもしろとかいうけどそんならアナタぼくの苦労を購入してくれるんですか。 等が信条なので。あんまり。勤務に励んでいると心の裏側がぶつぶつと泡立ちつつ熟れすぎた果実に似た色に染まり始めるのだ。 仕事したくねえーというつぶやきは毎日しているけれども、 文字を書けていない。という自覚が強まれば強まるほど、単なるぼやきである「仕事したくねえー」は呪詛の如く想念がこもり始める。 最強まで強まれば蚊くらいなら落とせます。 豚の形の蚊取りの如く、仕事したくねえーと口からなにかを放射し続ける存在になります。 おバイトの時間が増える。 文字を書く時間が経る。 仕事したくなくなる。 悪循環というよりかはもうちょいと複雑に絡み合った問題である。 うーむ。なんとかしなくてはですよなんとか。 |
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ナナドラ特設。
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