建築設計業務

建築設計

建築の設計業務といっても、設計者の考えだけで建物が建つわけではありません。
やはり、皆さんの希望を叶えることが最優先されるべきだと思います。
ですから、わがままは必要だと思います。

今年10月からは、住宅瑕疵担保履行法という保険制度も始まりますので、住宅を購入しようと考えている方は注意しておいてください。

建物を計画する上で重要なのは、道路です。道路の幅が広ければいいというものではありませんが、都市計画区域内で建物を
建てるには、4m以上の道路幅が必要です。

住宅の設計 住宅の設計でポイントとなるのは、@使いやすことA資産価値Bデザイン性C安全性etc
ですが、ひとそれぞれ優先順位があり、また、すべてを満足することは不可能だと思います。
しかし、その中でもこだわりを持つことは重要なポイントです。このことは制約の多いハウスメーカーのプランニングに於いてもある程度は対応可能と思いますので要求してみるべきだと思います。だってお金を支払うのはみなさんですから。
共同住宅の設計 事業用の建物は、ずばりコストバランスに尽きると思います。立地によって左右されることもありますが、事前の市場調査によって規模・間取りを決定してターゲットを絞ってゆくことが大切だと思います。思いだけで計画しても利益につながるとは限りません。
分譲マンションは、不動産経済研究所の発行する資料や自社での市場調査を基にプランニングをして、事業収支計算を行ってから土地を購入します。最終的な事業費から販売価格を各社の作成する効果表にて各部屋の価格を割り振ってゆきます。階数の上を高く、角部屋を高くしバランスを取って販売価格を決めてゆきます。
店舗の設計 事業用の店舗は規模も様々で、どれがいいとか一概には言えませんが、最近の店舗は電気量が多い店舗も結構ありますから電気容量には気をつけたいところです。
広島のお好み村のように、同業種を誘致できれば集客力がアップして面白い店舗になると思います。
倉庫の設計 在庫は持たないことが基本ですが、一般的には工場と併せて利用するケースが多いと思います。効率的に利用できることが条件で、車からの出し入れの動線に注意が必要です。
中古の倉庫を購入し、自動車修理工場等に利用するケースも多いと思いますが、用途地域の関係や防火構造のことで実際にはそのままで利用できないケースもありますから注意が必要です。
集会所の設計 公共建築が主ですが、ある程度の規模のマンションにも併設されます。多目的利用が目的なので対象人数の特定から規模や諸要室を決定します。
ログハウスの設計 日本国内で加工している業者は別として、一般的にはカナダや中国の国内で加工・借り組みしたものに番号を付け、バラしたものを輸入し日本で組み立てるケースが大半です。(原木での輸出を制限している国が多いです。)完全に乾燥した木材ではありませんので、手ごわいです。住むにはそれなりの覚悟は必要です。間取りや建物の高さ制限と防火の制限があります。乾燥収縮に対応するためポスト&ビーム工法という工法も多用されていますから検討が必要です。
茶室の設計 茶室は日本文化(木の文化)そのものだと思います。銘木というものは高い!ハウスメーカーに坪200万の家を作ってくれと言っても作れない野に、茶室では可能なのです。
積算・見積 以前積算士という資格がありました・・・・・


【建築確認申請】

あねはの構造計算偽証問題にはじまった、建築基準法の改正で、確認申請は以前と比べるとかなり煩雑になっています。
また、シックハウス対策で要求される換気扇の設置や、防火対策として義務づけられる火災感知器など住宅に課せられる物が多くなって
います。
これは、法律で定められたものなので従うのが当然ですが、もう少し知恵と工夫で対応できるものも多くあると思うのですが・・・・・・・・・・

経過措置で木造の一般住宅の申請書に添付する図面のうち、構造図や伏せ図などは省略してもいいことになっているのですが、これも近い将来
省略できなくなると思います。

建築基準法の改正後、増築が少し厄介になっています。平成14年以前の建物で完了検査済み証のないものは、耐震診断をしなければなりません。
今の建物の壁や筋かいを基に再計算し、不足する筋かいは新たに設置して対処しますが、今まで丈夫に建っていたものを触らなければいけないので
すから困ったものです。
苦肉の策として、別棟で増築するケースが増えているようですが、これも行政の判断によっては見解の相違がありますから注意が必要です。

【道路関連許可申請】

敷地に接する道路は4m以上の道路に2mの幅以上で接していなければなりません。
一言に道路といってもたくさんの種類があります。確認申請を提出するときはあくまでも建築基準法で定められた道路が対象となりますので
4m未満の道路とか農道であるとか、単なる里道では道路として扱ってもらえないので注意が必要です。
その場合は、福山市建築指導課にて道路調査の依頼をすれば、現地調査を行ってくれます。
それから、判断によっては43条但し書きの許可申請を提出し道路としての許可を受けるのですが、申請手数料が32000円程度必要となります。
審査期間も月に1回程度の受付ですから、工程の注意が必要です。


【外構設計】

新築に合わせて計画と工事をするのが望ましいですが、一般的には予算の関係上、後日の工事となることが多いです。
建物を大きく見せる手法をとるときには塀や車庫と建物を一体化させることが有効です。

ガーデニングや家庭菜園はセルフリッチ(これこそ自分流にもってこい)でご自分でやってみる価値は十分あると思います。
今では、ホームセンターに行けば材料や道具はほとんど揃えることもできますし、時間を自分のために贅沢に使える意味は大きいです。
私も庭の隅で家庭菜園をはじめましたが、サラダ菜・ブロッコリー・チシャなどは毎日の食卓を飾ってくれます。
なにより、無農薬がすばらしいです。ローコスト&ベストです。

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