カワサキZR-7 1999年式 中古
2007.6 車種の絞り込み
ムルティストラーダ620を売却し、次のバイク探しになりました。実はムルティ620の新車が製造中止になるということを聞き、新車は今しか手に入らないということでZR-7を売却し、新車同様の中古(何じゃそりゃ)を手に入れたという経緯がありました。そういうわけでZR-7は決して不満があったわけではありませんでした。
そうするとムルティストラーダが売却決定となった今、やはり本命はZR-7です。同じのも芸がないということと、高速走行を少し快適にしたいということもありZR-7Sの方を探しましたが値段と釣り合うバイクがありません(ZR-7より人気があるようですし年式も新しめですので)。近所のバイク屋さんにお願いしてオークションで探してもらうことにしました。
しかしその最中も同じカワサキのW650が気になっていました。こちらはやはりエンジンの気持ちよさ(特にゆっくり流しているとき)に定評がありますし、他のメーカーにはないキャラクターのバイクですから一度は乗りたいと思いました。いろいろ調べているうちに頭の中には「彼のオートバイ、彼女の島」の歌と映像が勝手に流れてきました(好きなんです)。W650で瀬戸内の島巡りをしてみたいと思いました。
結局うまくZR-7を業者用オークションで落札していただき、バイク選びはとりあえず終わりました。今回は前回のような失敗はまずないと思います(汗)。前回より1年古いだけで、色も形も全く同じバイクです。新鮮みは全くないので全塗装でもしてやろうかと思っています。根性がなくてやらないかもしれませんが・・・(何せ15年以上前の学生時代、VTZでやって以来ですから)。
そしてすでにリアキャリアとトップケースをヤフオクで落札しました。何と私が前のZR-7を譲った方が出品していたのを落札しました。もしかして事故とか故障とか・・・と思ったのですが今も元気に走っているそうです。よかった。自分が購入したものが半年を経過して戻ってくることになります。何という偶然。
2007.7.6 ご対面
今日近所のお店に入ってきました。オークション終了から1週間、長かったです。仕事が終わるのをそわそわしながら待ち、急いでお店に行ってご対面してきました。
色はこの間のと全く同じで新鮮みは全くありません(爆)。外観はまあまあ年式相応ですが、左マフラーにへこみのある傷、エンジンとフロントフォークに擦り傷がありました。走行中に左側にこけていたようです(涙)。まあこれくらいはよしとしましょう。この間は激しい転倒だったし(よく治ったもんだ)。
タイヤは前後メッツラー(珍しい!)で山はまずまず残っていて、ブレーキパッドやチェーンもしばらく大丈夫。シートの前端が穴が開いていて、タンクの方にも塗装がはげて補修したあとがありました。シートとタンクがこすれてそうなったようです。水が入るといけないので補修していただくことにしました。
またキャブからガソリン漏れがあったようで、オーバーホールしてくださるとのことです。調子もいまいちなので同調も取っていただけるとのこと。ラッキー!。エンジンのかかりもOKでバッテリーも充電しないでセルが強く回ったとのことでした。
てなことでご対面は終了し、あとは納車待ちです。あと1週間。ここからまた待つのが長いです。週末四国半周ツーリングの予定ですがどうなることか。梅雨が明けなかったら予定変更ですし。
2007.7.13 納車(23386km)
台風が明日あたり日本直撃のニュースを聞いて、今しかないと取りにいきました。幸い小雨になっていました。
整備内容はエンジンオイル交換(ワコーズPROの10W40)、オイルフィルター交換、キャブレーターOHと同調調整、プラグ交換、そして何とシート張り替えまでしていただきました。素晴らしい。大満足です。
久しぶりに乗ってみるとすごくコンパクトで、前傾姿勢が強く感じました。前のZR-7は確かアップハンドルに交換されていたはずですからそのせいでしょう。走り出すとアクセルワークに対して非常にマイルドな、ジェントルな反応です。「すごく遅い」と読み替えてもいいです(笑)。もちろんぬれた路面での3000回転以下の話ですので、もう少し回すと速いでしょうけども。それだけムルティが速かったということにもなります。またシフトチェンジがかなり軽いというか、すかすかな感じもしました。ムルティがめちゃくちゃ硬かったというのもありますが、こんなんでいいのかなと思ったくらいです。
しかしながら低回転で走っても存在感のあるエンジン音、低回転域の扱いやすさはさすがです。今日は3000回転以上は回していないのでこのくらいですが、近日中に気持ちよく走ろうと思います。せっかくの3連休が台風でほとんどつぶれそうですが(涙)。今年は本格的な梅雨入りが遅かったので梅雨明けはもう少し先でしょうし、まあ気長に待ちます。とりあえず夜にキャリアとトップケースを装着しました。
2007.7.15 ミニツーリング
台風が意外に速く抜けて晴れたのでちょっとだけ走ってきました。全行程30km弱のミニツーリングです。街乗りを含めても本格的に乗るのは初めてになります。まずは燃料計がゼロを指しているのでガソリンスタンドに行き、17Lほど入れて満タンにしました。つまり5Lくらい残っていたことになりますが、かなり残っているうちにゼロを指すようです(爆)。
街乗りは本当に楽です。2速でかなりの範囲をカバーできます。2500回転あたりで微振動があり、手がすこししびれます。国道に乗って回してみましたが、おととい「すごく遅い」と書いたのを訂正したくなってしまいました。最高7000回転まで回しましたが、おっかなくなるほど速いです。3000回転以下とは別物です。失礼いたしました。
また4000回転弱あたりでお股に振動が来てちょっとやばかったです。不快というわけでも快感というわけでもなく、どちらかというと不快の方ですが・・・。気持ちよかったらどうしようかと思ったくらいです。ハンドルにはもちろん結構振動があって、帰宅した時はかなり手がしびれました。事故車上がりのZR-7より振動は明らかに多いです。グローブをすれば軽減されるのか、まあグリップエンドにおもりでも付けてみましょうか。
しかしながらこのエンジン、やはりいいです。ゴリゴリという形容ができそうなほど、軽々と回るというにはほど遠い、重そうな回り方をします。しかしこれがいいのです。回らないというわけではありませんし、実際3000回転を越えると結構な勢いでタコメーターが振れます。音も重厚で、3000回転以下で流している時、3000回転以上回して加速中の時、それぞれ音が違ってどちらもいい感じです。現代的なフィーリングとはほど遠いレトロな味のエンジンですが、このエンジンだけでも価値があると感じました。
2007.7.23 通勤に使う
今日梅雨明けしました。初めて通勤に使ってみましたが、気持ちいいです。たらたら走ると3000回転以下で足りますし、そのあたりで走るととても
750ccあるとは思えないような穏やかなパワーでぎくしゃくしません。快適です。たまに振動が出てくる4000回転弱まで回してやるとまたいい感じです。
取り回しがいいですから街乗り、特にちょっとそこまでお買い物というのには最適です。こういうバイク、今の新車ではどれが相当するものでしょうか。現代においてはなかなかありそうでないバイクだと思います。Z750なんかはもう少し薄味だと思いますし、ちょっとスタイルが前衛的すぎるような気もしますからどんなもんでしょうか。
2007.8.17 燃費
ほとんど距離が伸びないのでやっと最初の燃費測定です。246.9km走行で19.13L、燃費は12.9km/Lです。あまり回していないのに悪いです。少しガソリンのにおいが気になるのも関係しているのでしょうか。ガスが濃いめなのかもしれません。
2007.9.29 満足しています
ツーリングには行けませんが、通勤やお買い物で細々と乗っています。たいてい3000回転以下でたらたらと走っていますが、フィーリングがいいので満足しています。そろそろ涼しくなったのでどこか遠くに行ってみたいのですが、なかなか・・・レガシィの納車までにしっかり走っておかなくては。
2007.10.21 不調にて修理依頼
最近低回転時の微振動があるのが気になっていました。また燃費が悪いのとガソリンくさいのも気になっていました。そして19日に、ガス欠のような症状が出てガソリンコックをリザーブに切り替え、特に問題なくその後は走れました。
修理に出そうとして20日に給油してみて16L弱しか入らなかったので実はガス欠ではなかったことに気づきました。22Lタンクでリザーブが4Lほどありますから、リザーブでは少なくとも17-18L入るはずです。燃費の方は181.5kmの走行で15.84Lですから11.5km/Lです。やはりすごく悪いです。
20日に修理に出してこの21日に連絡がありました。ガソリンくさいのはガソリンコックのゴムパッキンの劣化で、燃費と微振動についてはキャブレーターのジェット?が摩耗しているとしか考えられないとのことでした。エアフィルターはきれいだったようです。これで治るとは言い切れないが今のところ原因はこれしか考えられないようです。部品代は1万数千円するようですので総額3-4万円になると思いますが、仕方ないので依頼しました。これで治らなかったらどうしましょうか。
2007.10.28 修理完了
修理完了との連絡が入り、取りに行きました。メインジェットとニードルの交換、それからガソリンコックのパッキン交換をしていただいたようです。こんな距離で摩耗するものでしょうかと聞いてみましたが、しばらく動かしていなかったバイクだと腐食する可能性があるとのことでした。あとなぜかチェーンがパンパンに張っていたそうです。納車時には必ず点検しているはずとのことですが、私はいじっていませんし、乗っているうちに固定のボルトが動いたのでしょうか?
家まで数分の距離を乗って帰るだけでは何が変わったのかわかりませんでした。夕方再び乗ってみると、2500-2800回転あたりの振動がかなりあると思いました。不調直前の微振動とは違って、納車時からある振動ですが、なぜか強く感じました。そして加速が鈍いと感じました。車体が重くなったような感じで、2500回転あたりから加速して3000回転を過ぎるような、坂道でのいつもの加速なのですが、これがめちゃくちゃ遅かったです。加速が遅いのもそうですが、エンジンの回転上昇が鈍いです。もう少し回転数が回ればギュイーンと回転上昇していくのですが、それまでが問題です。
もう少し様子を見てみますが、結構心配です。エンジンの問題なのでしょうか。それともキャブが詰まったとか、1気筒動いていないとかでしょうか。しばらく動かなかったバイクに添加剤を入れて無理矢理動かしたというのを想像しています。
2007.11.25 ガソリン添加剤(23875km)
この不調をカバーするために添加剤を使用することにしました。まず価格的にお手頃なガソリン添加剤から始めて、そのあとオイル交換と同時にオイル添加剤という順番です。今回はKUREのフュエルシステム パーフェクトクリーンというのを使ってみました。お値段は1050円くらいと手頃です。ガソリンが
15Lくらい残っていそうなので、全体の1/4くらいを入れてみました(かなり誤差あり)。
エンジンをかけて走り出すと、さすがに暖まるまではぎくしゃくします。しばらく乗ったあとでは、少なくとも異常と言えるほどの振動は感じませんでしたし、今すぐ手放したくなるような感じでもありませんでした。確かに2500-2800回転あたりをキープすると、その他の回転域より大きめの振動はありますが、それでもキープするのが苦痛というほどではありません。かといっていい感じではありませんが(汗)。2速で30km/hほどでこの回転数をキープすると一番振動を感じますが、このシチュエーションは少ないでしょうからおそらく問題にならないでしょう。
23859kmで添加剤を入れ、気温10度の夜7時のすいた国道に出て5000回転以上回してみましたが、いい音でスムーズに回り、久々に快感でした。ひょっとしたらこのままいい感じになってくれるかもしれないという感触が得られましたので満足です。しかし添加剤の効果なのか、修理のご利益がやっと出てきたのかは不明です。多分16kmほどの走行では添加剤の影響は微々たるものだと思います。
今後はボトルがなくなるまで添加剤を入れて、次のオイル交換でミリテックなんかを試してみる予定です。マイクロロンもカワサキにはいいという話がたくさんありますが、否定的な意見がかなり多いのでちょっと二の足を踏んでいます。
2007.12.14 久しぶりに乗りました。
この1ヶ月くらいカゼをひいては治ってまたひいてと繰り返していましたので、バイクどころではありませんでした。11/25はその狭間だったのでしょうか。今見てそんな時に乗っていたのかとびっくりしています。
エンジンはチョークを引いてすぐかかってすぐエンストしました。それを繰り返して3回目にエンストしなくなり、アイドリングできました。バッテリーは問題なし。素晴らしい。ちなみに気温10度くらいの正午近くででした。
10kmちょっと乗ったと思うのですが、それほど違和感はありませんでした。確かに2500回転あたりから3000回転あたりまでは振動はありますが、まあこんなものかと思えるくらいでした。3200回転を過ぎると振動はなくなります。正常の範囲内かなという感じですから、まあまあです。こんな感じで月に1度くらいしかしばらく乗れないと思いますが、何とかコンディションを維持しようと思います。
2008.1.6 初乗り
まだまだ完調ではありませんが、かぜがやっとのどの違和感のみになりましたので乗ってきました。今日は結構暖かく、正午あたりで国道沿いの気温計が12
度になっていましたので、少なくとも10度はあったでしょう。
エンジンは非常にかかりが悪かったです。10時半くらいで小屋の中だったので冷えていたでしょう。セルでの始動はすぐなのですが、すぐ止まってしまい、
10回近く繰り返したでしょうか。苦労しました。しばらくアイドリングして、走り出した直後は止まりそうでかなり気を遣いました。しかし暖まってしまえば好調でした。しばらく走った後思いっきり回してみました。2速で最高8000回転まで回しましたが、快音とともにスムーズにあっという間に回り、恐ろしいほどの加速感でした。これはすごいです。
やはり2500-3200回転あたりの振動はありますが、いろんなインプレを読む限りある程度普通にある振動のようです。以前に書いた4000回転あたりの振動は最近ほとんど気になりません。修理が影響したのでしょうか。いずれにしてもエンジンとしては調子いいと言っていいと思います。
2008.1.13 好調
最高気温10度の寒い日ですが、乗りたくなったので市内をうろうろしてきました。エンジンはチョークを引いて一発でかかりましたが、暖気が足りなかったのか走り出しはぐずりました。当然そのあとは好調で、気持ちよく走れました。振動はいつも通りですが、4000回転を超えてからはエンジンはスムーズで振動はないのですがフレームが共振して振動しているとわかりました。
2008.2.16 売却
ふとした拍子にモトグッチBREVA750が欲しくなり、とうとう買い替えとなりました。このZR-7の化石のようなエンジンはしっかり味があっていいのですが、例の微振動(多分普通の人は気にならない?)がどうしても気になってしまいました。
オークションで落札いただいて、岩国まで自分で納車しに行きました。この日は最低気温が-3度くらいで、夕方17時に出発したのですが、西条を過ぎたあたりから雪が舞い始め、路面に影響はないとは思いながら心細く走りました。当然気温も低く、重装備で臨んだので体はそれほど寒くなかったのですが、手がかじかみ、ジェットヘルメットを通して風があたって顔も冷たかったです。岩国に着いて、国道2号線に温度計があったのですが、0度でした。寒いわけです。
この日はちなみにブレヴァの納車も重なり、合計200kmを走ってしまいました。今年一番の寒さが3日くらい続いた時でしたが、こんな時に200kmも走る私ってアホだとつくづく思いました。