ホンダ スーパーカブ110 JA44 2019年


2018.11.25 スーパーカブ110をレンタル

10/14にクロスカブ110をレンタルして江田島ツーリングをしました。気合いが入らず50kmあまりしか乗っていなかったのと、やっぱりスーパーカブにも乗りたくなりということで、11/25にスーパーカブ110をレンタルしました。

全体的な印象はクロスカブとほぼ同じでした。30キロ弱で3速に、40キロちょっとで4速に入れるというくらいで(割と引っ張る感じ)加速はまずまずよかったです。必要十分。そして4速までしかないせいかあまりせかせかした変速になりません。これは素晴らしい。

問題点はシフトダウン時の強い変速ショックと、停止した際にギアを1速に戻すわずらわしさです。この時はこの2点が嫌でエストレヤでいいかな、と思っていたのですが・・・


2018.12.15 スーパーカブ110契約

クロスカブ110とスーパーカブ110をレンタルしていい感じにツーリングできるという感触はつかんでいましたが、このカブ独特のトランスミッションになじめるかどうかだけ不安は残っていました。そして12/2にZ125proをレンタルしてエンジンの官能性はこっちの方がいいなあ、そして普通の4速ミッションっていいなあとも思いました。

少々迷ってはいましたが、もしスーパーカブを先に買ってなじめなかったらZ125proでいいかな、という折衷案を思い付き、購入意思は決まりました。3月初旬くらいに乗れるのがベストかなと思ってとりあえず情報収集にホンダのお店に行くと、今注文しても2月上旬予定ということで、まさかの在庫なし。早く来るのはOKでしばらく手に入らないのだけNGなので、さっそく注文しました。


2019.2.7 スーパーカブ110納車

2ヶ月待ちということでしたが、ほぼ予定通りの納車となりました。バージンベージュという微妙な名前の色ですが、カタログを見る限りではいい感じで、ほぼこれしかいい感じの色がないので決めました。しかし実物を見るとメーター周りの色がベージュというよりレモンイエローに近いです。なんか若い女性が乗りそうな色で、おぢさんにはどうなんだろうかと思ってしまいました。だからと言ってもちろん嫌いな色ではありません。


2019.5.27 スーパーカブ110の○と×

購入してもうちょっとで3ヶ月になります。やっと走行距離が1800kmを超えました。一言で言うと素晴らしいです。パワーは必要十分ですが、本音は150ccくらいあって高速もぎりぎり走れるとパーフェクトです。まあ少し足りないくらいがちょうどいいのかもしれませんが。ということでいつもの○と×です。

○なところ
(1)何と言ってもコンパクトな車体。車両重量99kgで最小回転半径1.9m。取り回しは自転車並み(誇張あり)、Uターン楽々。
(2)エンジンの鼓動がいい感じ。4速で40-45km/h(3500-4000回転くらい)で走ると最高。
(3)セミオートマなのに物足りないとは思わない。クラッチレバー付きバイクと同様に変速が楽しめる。
(4)ギア比が絶妙なせいか、ギアチェンジがせわしなくない。カブ110の1速から4速でKLX125の1速から5速までカバーする感じ。シフトアップ時のショックはほとんどなし。
(5)燃費が最高。ツーリングであまり回さない場合は60を超える。街中ばかりでも55は切ったことがない。
(6)先日一日340kmのツーリングをしたが、それほど疲れなかった。のべ11時間弱、正味9-10時間乗っていたが、エストレヤ並の疲労度か。
(7)シートがそこそこいいようで、ツーリングで1時間半くらい乗っているとお尻が痛くなるくらい。普通のバイクと変わりなし。
(8)センタースタンド標準装備。ついでにキックスタートも標準装備(使ったことなし)。
(9)ダサかっこいいスタイリング。数年前まではかっこ悪いと思っていたが、だんだんかっこよく見えてきた。
(10)コミコミ30万円(純正リアボックス付けて31万円)の乗り出し価格は恐ろしく安い。

△なところ
(1)60km/hをちょっと超えたくらいで巡航すると(5500回転以上)エンジンが頑張っている感じが出てくる。しばらく走ると振動で手がしびれる。まあいいか。
(2)乗り心地は今ひとつ。舗装状態の悪い路面では盛大にはねる。まあいいか。
(3)4.3Lしか入らない燃料タンク。めっちゃ燃費がいいのに300kmのツーリングだと途中で給油が必要。6Lだったらどれほどいいことか。まあいいか。あと給油する時にあふれる直前がわかりにくく、頑張るとだいたいあふれる。
(4)ブレーキの効きがもうちょっと。ただ明らかな不満というほどではない。
(5)低速時(10km/hくらい?)にふらつく。
(6)燃料計が使いにくい。針が動き出した時にはすでに1L以上消費、赤い目盛りを過ぎても1L近く(800mlくらい?)残っている。本当にやばい時がわからない。もう少し均等に減る燃料計であってほしい。でも燃料計があるだけましか。
(7)ウインカースイッチが思ったより下についていてちょっと操作しにくい。間違えてホーンボタンを押してしまう・・・ことはない。

×なところ
(1)こんなにシフトダウン時のショックが強いバイクに乗ったことがない。チェンジペダルがクラッチを兼ねていて、ペダルを離す時にアクセルをちょっと当てればショックが緩和されるがなかなか難しい。うまく行くと気持ちいいが。
(2)ギアポジション表示がないので、停止時どこに入っているかわからない。たまに4速発進してしまう。ゆっくり発進できてしまうのが驚異であるが。
(3)トリップメーターがない。もちろん時計もない。サイドスタンド出し忘れ警告もない。
(4)高速道路はともかく、乗れないバイパスが多い。緑の看板があるとあきらめがつくが、普通の標識のまま125cc以下禁止のバイパスに乗ってしまったことがあった。これはバイクの問題ではないか。


2019.8.17 スーパーカブ110とお別れ(1984km)

半年ほどのお付き合いでしたが、手放してしまいました。小回りの利く車体とそれに見合わないロングツーリング性能、素晴らしい燃費、そして低価格、と素晴らしいバイクだと思います。私の用途としてはたまにはバイパスや高速を走りたい、トランスミッションにどうもなじめない、ほんのわずかパワーがほしい、このあたりがネックになってしまいました。

もし150ccボアアップキット、普通のミッションへのコンバートキット、この2つがあったらぜひ試してみたかったですが、残念ながらJA44には対応していません。この車体で高速で100km/h出したらちょっとまずいかもしれませんし(汗)。ブレーキがもうちょっとでしょうか。市街地では特に困りませんでしたが。

もっと年をとったらもう1回買ってしまうと思います。上がりのバイク候補No,1です。