FIAT new PANDA(2005年型)ベースグレード 5速セミオートマ



2009.4.11 ニューパンダがほしい!


 職場が変わり、バイクで行きにくい環境になってしまいましたので、癒し系のレガシィは物足りなく思っていました。またイタ車を離れてから4年経って、禁 断症状が出てきました(汗)。プントの乗り心地が辛くなってアクセラスポーツに乗り換えて2年半、その後レガシィに乗り換えて1年半ほど経ちました。

 今の通勤路は坂道がなく、大きめの道を今までより速いペースで走ることが多く、路面もあまりよくないので乗り心地がいまいちと感じています。レガシィで もそうですからパンダとかアルファ147とかに乗り換えてしまうとさらに悪化する可能性さえありますが・・・また狭目の道を50-60km/hで走ること もありますのでレガシィでは横幅が気になっています。

 候補としてはニューパンダ(1100ccの旧パンダと区別する意味合いでの「ニュー」です)、グランデプント、チンクエチェント(500)、そしてアル ファ147です。エンジンを回して楽しみたいので1242ccのニューパンダとチンクエチェントに絞り込み、新車で買うことのリスクと(2年くらいで手放 すと大損です)トランクにゴルフバッグを積むことを考えて(少しましというレベルですが)、ニューパンダが最有力候補となりました。

 パンダはデザインがしょぼいと思っていたり(見慣れるとよくなるようですが)、以前試乗した時は乗り心地が悪いなと思ったり、あまり印象がよくありませ んでした。ただ他の方のインプレッションを読むと乗り心地はいいということです。特にベースグレードの、155/80-13という非常に貧弱なサイズでの 乗り心地がいいようです。最近は低扁平タイヤの方が乗り心地は有利と思っていますのでよくわからんなと思いますが。


2009.4.17 ニューパンダ購入決定!

 2台試乗し、そのうちの一台を契約しました。もう1台は同じ2005年式ですが、MAXIという豪華グレードで、サンルーフが標準装備です。こちらはタ イヤが165/65-14サイズで乗り心地が少し悪くなりそうなこと、サンルーフが今の私には必要がないと思っていたこと、走行距離が5万キロを超えてい たことで選びませんでした。

 今月末納車予定で、大型連休にどこかへ行こうと思います。納車まで楽しみと地獄の苦しみ?です。


2009年05月02日 ニューパンダ納車

 昨日ニューパンダが納車され、今朝通勤で初めて乗りました。

とりあえずフルオートマモードで走りましたが、このデュアロジックというやつは、何も考えないでアクセルを踏みぎみで走ると結構とんでもないシロモノのようです。特に1速から2速へのシフトアップはかなりショックがきます。これは意識してアクセルを抜こうとしても、回転が上がっているとショックがきます。これから慣れなければいけません。

乗り心地はというと、今まで2台試乗した道の舗装状態がよかったのか、今朝の体調がいまいちなのか、前輪タイヤがそろそろ交換時期なのか、いろいろな要素がありますが荒れた路面では結構頭にひびきました。やはり私の通勤路は結構厳しいようです。タイヤ換えてみましょうか。

エンジンはかなり静かで、加速もかなりいいです。もっとも昨日まで10年落ちムーヴに乗っていたので評価基準が結構下方修正されています(汗)。3000回転以上回さないと面白くないというのはレガシィとかでも同様ですし、レガシィにしてもエンジンを味わえるようになったのは少し乗りこんでからだったので、まあこれから味わうことにします。

ハンドリングはキビキビ感はありますが、一方落ち着きも十分あります。ムーヴと比較して非常にいいです。これは期待通り。

とりあえず一番困ったのは、本体もカーナビもマニュアルを熟読しないと使い方がさっぱりわからないことです。1速に入れて停止しないといけないのに、ニュートラルにしたものだから、アラームが鳴って、再始動した時には「SERVICE EXPIRED」なんて表示されてびっくりしました(後にわかったことですが、点検をしなさいという警告のようです)。

正直言いまして第一印象(試乗したので今回は第二か?)はあまりよくありません。しかし旧型パンダといい並行プントといい、バイクでもモトグッチBreva750といい、イタ車は結構こんなことがよくありました。だんだんよくなっていくはずです。


2009年05月04日 高松までドライブ

パンダで高松まで一人旅してきました。5/3といういかにも人出が多そうな日に出発して、Uターンラッシュのピークの一つらしい5/4に帰ってきました。瀬戸大橋はまずまず普通に流れていましたが、山陽道は行きに事故渋滞があったり、帰りにも瀬戸大橋から合流する所で渋滞があって、渋滞区間は一般道を通りました。

やはりデュアロジックの1速から2速のシフトアップはショックが大きいです。アクセルを抜くタイミングを覚えようとして、まずまずいい感じにはできつつありましたが、途中からマニュアルシフトの方が面白くなってしまいました。1速で2000回転手前でアクセルを戻し、2速に上げてからアクセルオン、2速で2300回転前後でアクセルを戻して3速に入れるという感じです。

慣れた道ではこのマニュアルシフトの方が何かといいです。わけのわからない道とかでは仕方なくオートマモードにするという具合です。これがおそらくパンダの本来の使い方だと思います。止まるときには2速で止まると自動的に1速に落ちますのでめんどくさくありませんし。

マニュアルシフトで3000回転以上回せばなかなかいい音がします。旧型プントのツインカムの方がもう少しいい音だったと思いますが十分です。4000回転くらい回してもたいしてスピードが出ませんので結構遊べます。

高速では5速2800回転で100km/hくらいになります。このくらいで走ってもレガシィよりはるかにうるさいですし、妻のポロよりもうるさいです。直進安定性はやはりレガシィやポロには大きくかないません。乗り心地は高速ではあまり気になりませんが、一般道ではよく揺れます。しかし思ったほど不快ではありませんし、スリップサインが出かかった前輪を交換すれば少しよくなるはずです。

ちなみに100km/hリミット(90km/h前後)くらいで走って、行きの高松中央ICまの燃費は20.5となりました。帰りは100kmキープくらいで走りましたが同じくらいの燃費のようです。もっともこの燃費計の数値はレガシィで5%の誤差ですから、パンダはおそらく10%くらいあるでしょうから(爆)、実際は18km/hくらいでしょうか。それでも十分です。全行程では19.3という燃費でした。

やはり回す楽しみがあるのと、マニュアル感覚で運転できる分、レガシィよりはるかに楽しみは上です。一瞬ですが、「パンダは車のようなもの」という旧型パンダでよく言われた言葉が浮かびました。ニューパンダも旧パンダの流れをしっかりと受け継いでいます。不思議に旧型プントでは感じられなかったフィーリングです。

一つだけ問題を感じたのが、左足の置き場です。最初はブレーキペダルの隣に普通に置いていましたが、ブレーキペダルを踏む時右足との間隔がほとんど空いていなくて、一回ブレーキペダルが左足に当たったのか急ブレーキがかかってしまいました。路肩に止まろうとして後続車が来ていなかったのでよかったのですが、危なかったです。

その時偶然にフットレストのようなものを発見したので、そこに左足を乗せるようにしましたが、これがまた小さくて私の大きい足は乗せるのがぎりぎりです。また足を乗せると左膝がかなり曲がって手前に出てきてハンドルに当たりそうになります。フットレストがもう少し大きくて左奥にあったらよかったのですが・・・

割と不自然な姿勢なので少し心配です。しかし私の大きい足と極太の太もものせいでしょう。普通の人は大丈夫なのかもしれません。


2009年05月13日 集中ドアロックが勝手に??

 今朝犬の散歩の帰りに気付いたのですが、ガチャッ、という音が周期的にどこからか聞こえます。ニューパンダの方に目をやると、ドアロックの際に点灯するウインカーがその音と同時につきました。これはやばいです。勝手にロックとロック解除が繰り返されているようです。どこからかトラック無線のような妨害電波が出ているのでしょうか。それともリモコンのボタンが押されっぱなしになっているのでしょうか。

購入したお店に問い合わせたところ、リモコンのLOCKボタンを5秒以上長押ししてみてくださいとのことでした。不思議に思って「パンダ ドアロック 長押し」というキーワードで検索したところ、答えが見つかりました。

このリモコンドアロック(キーレスエントリー)には何と、キーをバッグにでも入れておけば運転手が近づくだけでドアロックが解除され、逆に車を降りて遠くに離れるだけでロックしてくれるという、優れものの機能があったわけです。最近の国産車にはマーチあたりでもオプション装備になっているものですが、まさかパンダに標準装着されているとは夢にも思いませんでした。

しかしこの優れもの、問題は感度ということでしょう。例えば車から2mに接近するとロックが解除され、7mまで離れるとロックされるとすれば、2mから7mの間では何も起こらないはずです。この2つの距離は長過ぎてもロックを確認できませんし、短すぎてもなかなかロックが解除されずに不便になります。

今回はおそらく3mくらいの距離で、ロックと解除が繰り返されたと推測します。電波の条件で距離は狂うことはあるでしょう。これでは全く実用にならないお粗末さです。実は家の2階からも同じ音が聞こえたこともあって、3mどころか10mはあるはずです。うーむ、相当いい加減だ。

しかしこれはマニュアルには書いてありませんし、裏技なのでしょうか。

ちなみにこれを書き写している2010年3月時点ですが、たまに同じ現象が起こってキーの長押しをして解除します。ポケットの中で勝手に長押しがされるのか、それともドアロックの際1秒くらい押さないと電波が出ないのですが、2秒くらい押してしまってこれが長押しと判定されるのか・・・


2009年05月28日 ニューパンダさんの○と×

 ニューパンダさんが5/1にやってきましたので、そろそろ1ヶ月になりました。だんだん慣れてきたような気もしますが、まだまだ自分にとっていい車なのか自信を持って言えずにいます。

しかし例えば今事故って廃車になったとしたら次はどうするかと考えると、他の車は浮かんできません。今のところ小さな不満を満足の方が上回っているというところでしょうか。そういった点を踏まえてインプレッションなど書いてみます。

ニューパンダさんの○

(1)エンジンを回す楽しみ: オートマモードだと2300回転あたりでシフトアップしますが、アクセルを大きめに踏んでいるともう少し上でシフトアップするようです。セミオートマモードで2速で3000-4000回転くらいまで引っ張るとなかなか楽しいです。回す楽しみと軽自動車以上の余裕を両立した絶妙の排気量だと思います。
(2)ハンドリングの楽しみ: このサイズですので軽快感重視です。車線変更とかコーナーを曲がる時とかでひらりひらりという(悪く言えば少々落ち着きのない)ハンドリングの感触はなかなかいいです。
(3)小回りが利く: イタ車はいろいろ乗ってきましたが、おおむねボディサイズの割には小回りが利かない印象がありました。ニューパンダはボディサイズ(軽自動車より15cm長く11cm幅広い)相当の小回り性能で、軽自動車に匹敵するかもしれません。Uターンもしやすいですし重宝しています。
(4)明るくポップな内外装: 外装は選んだままですから明るくていいです。内装色は初期型の場合は水色と黄色があるようで、ボディカラーを水色か黄色にすればコーディネートされていいです。シート以外の正面パネルなどはどうってことない色ですが、シートの色でかなり印象は違って気分が晴れるようです。
(5)燃費がいい: 最近の通勤燃費は13.2あたりです。燃費計の値ですので5-10%本当の値は悪いはずですがそれでも12km/Lはクリアしているでしょう。ある程度混んだ道ですので合格点ですし、田舎道を走れば18-20出るはずです。高速では20出ました。ハイオク指定なのが少しだけ残念ですが、限りあるガソリンの有効利用にはなっています。
(6)意外といける高速走行: 結構安定感があり、流れに乗って走行する分には全く問題ありません。長距離走行をしても疲れは少ないと感じました。100km/hで2800回転くらいですから、少しうるさいくらいですが十分です。

ニューパンダの×
(1)変速ショックがでかい: 最近のパンダとかフィアット500とかは改善されているとの話ですが、予備知識なしでこの初期型ニューパンダに乗るとびっくりするでしょう。20年前のオートマでもここまですごくないような・・・。慣れるとシフトの瞬間にアクセルをゆるめるようになるので大丈夫ですが。最近は慣れたせいかセミオートマモードはほとんど使っていません。
(2)足元が狭い: 私の体型(177cm86kg極太の大腿)のせいですが、狭くてハンドルと太ももが干渉すれすれです。
(3)キーが回しにくい: エンジンをかける時に少しキーを押し込んでから回すのですが、角度が悪いので(普通の車は45度くらい右向きでしょうか)手首を痛めそうです。
(4)シートの角度調整レバーの位置: 運転席のシート座面すれすれにでかいレバーがあり、サイドブレーキを引こうとすると気になる位置です。

ニューパンダの△
(1)やや地味なスタイリング: 大多数の人には多分軽自動車にしか見えません。見慣れると結構いいかなと思いますが。
(2)乗り心地: いいのか悪いのか微妙です。舗装状態が悪いとポンポンはねますが意外に不快ではありません。タイヤを換えると改善するかもしれません。
(3)新生児用チャイルドシートが後席に付かない: 付くモデルもあるのかもしれません。
(4)エンジンの味はほどほど: 今時のイタ車全般に言えるのですが確実に薄味になっています。旧型パンダの味は到底望めません。しかし必要十分の味だとは思います。回せば面白いですし、回してもそんなにスピードが出ませんのですいた道でたまに回しています。


2009年06月15日 ちょっと不安な変速トラブル

ゴルフの練習の帰りに、ちょっと気になることが起こりました。オートマモードで2速で走っていて、3速に上がろうとしたその時、シフトアップしようかどうしようか迷っているような感じの、ガクガクした振動がありました。今まで一度も感じたことがない振動です。

そのあとは無事に3速に入りましたが、シフトアップしようとして拒否されたような挙動でもないようでした。その後は何事もなく普通に3速までシフトアップしましたが、あれはなんだったんだろうかと思っています。

ニューパンダはデュアロジックというマニュアルベースのオートマを採用していますが、アルファロメオのセレスピードも基本的には同じ構造のようです。デュアロジックのトラブルはあまり聞きませんが、セレスピードは例えばオイルが漏れて少なくなると変速できなくなるトラブルが出ると聞きます。

その後エアクリーナーボックスを点検してみました、手応えなく止め金が外れて、本当に止まっていたのかと思いました。エアクリーナーエレメント自体はそんなに汚れていなくて交換不要です。元に戻して止め金を止めると、パチンという感じで感触よく止まりました。ひょっとしてエアもれが原因で、これで治ったかもしれないと直感しました。

多分その後も何回か同じことは起こっていたと思いますが、「7ヶ月経過」のところを読む限り、おそらく9月以降この症状はなぜかおさまったということです。わけがわかりませんが。


2009年07月25日 助手席側パワーウインドウの故障

 7/16に助手席の窓を閉めようとしたら「ガリガリ」とか「ゴトゴト」とかいうような音がしました。一応閉まったのですが、確認のためもう一度少しだけ上げ下ろしをしたらやはり同じように音がしました。購入したお店に相談すると、おそらく修理が必要だろうということで、持って行って修理をお願いしました。保証期間が3カ月で、あと2週間ほど残っていました。ラッキー。

昨日仕事が終わって受け取りに行きました。レギュレーター交換をしていただき、完全復活です。この7月いっぱいで保証が切れるのでぎりぎりセーフでした。ここからは壊れませんように。

代車のスターレットからパンダさんに乗り換えると、ものすごく違和感がありました。ポジションがしっくりこないとか、アクセルがすごく重いとか、初めてニューパンダを試乗した時以上のものがありました。

しかしながらどっしり、しっかりした感じがあって、雨の高速でも安定していました。なんかドイツ車みたいでした。比較対象が12年落ちでくたびれた車ですので・・・。ただ道路の継ぎ目でぴょこぴょこ跳ねるのはさすがイタリアンコンパクトです。不快でないのが不思議です。

高速燃費は20.1、しかもエアコンを最小限かけた値ですから非常に良好です。もちろん実測燃費は1割程度落ちるのですが(汗)。


2009年08月14日 1速に入らないトラブル

今日午前中に海水浴に行って、猛暑の中帰ってきて、実家にニューパンダさんを停めました。そして帰ろうとした時・・・

「1速に入らない(滝のような汗)」

2速ではこの急坂は全く登りません。ただこの坂はヘアピンカーブのようになっていて、曲がりの中央部までバックできれば方向転換して坂を降りて帰ることができます。慎重にバックして、バックして、ちょっと左に寄りすぎか。やばい。前に出なくては(2速にしか入らないのに)。やばい、後退した。やばい。

ふと、どこまでがけに接近したかと思って助手席ドアを開けてみれば、そこに道はありませんでした。まさか、と思い車を降りてみたら、何と左側の後輪が半分落ちかかっていました。あと少しでヘアピンの反対側に転落し、次の衝撃で5-6mくらいの高低差がある段差を落ちるところでした。

JAFを呼び、引き上げていただき、自宅までレッカーかなと思いつつエンジンをかけると、今度は1速に入りました。やれやれでした。おそらく満面の笑みでJAFの担当の方にお礼を言っていたでしょう。本当に感謝。

てなわけで何とか自宅まで乗って帰りました。お盆なので来週早々にディーラーに持っていくことにします。

本物の故障であればかなりの出費が予想されますが、この程度であれば(ホームページを検索して得た知識によると)デュアロジックオイルの不足かもしれないなと思います。ミッション総取り換えとかではないでしょう。

以前(6/15)もトラブルが起こっても不思議ではない前兆のようなものはありました。今日も意味不明に「N」に勝手にシフトされたり、最近1速のまましばらく2速に変速してくれず、3500回転くらいでようやくシフトされたり(これは坂道が絡むと多いのですが)、いろいろ小さな不満はありました。

ちなみに最近はずっとオートマモードで乗っていて、時々気が向いた時だけセミオートマモードにしているくらいです。オートマモードでも十分楽しいですが、やはりセミオートマモードの方が楽しいのは事実です。ただいつもだと少しめんどくさい、という具合です。情けない。

パンダさんにしばらく乗り続けられるか、ずっと自信が持てませんでしたが、この1か月くらいでやっと自信ができました。それまでは車検(来年2月)まで我慢できるだろうかと思っていました。一番の泣き所であるデュアロジックに不安がなくなれば、しばらくお付き合いできるのではと思っています。


2009年08月14日 セレスピードの故障に学ぶ

ホームページで検索していろいろ勉強してみました。ニューパンダや500、グランデプントのセミオートマであるデュアロジックは、アルファロメオで使われているセレスピードと基本構造は同じで、要するにもともとマニュアルミッションの車に電動油圧ポンプをくっつけて、変速とクラッチを自動でやっているようなのです。

デュアロジックはおそらくニューパンダさんで初めて採用されたようですから、2004年半ばからです。まだデュアロジックのトラブルはちらほらと報告されているくらいですから、おそらく1998年デビューのアルファ156にセレスピードが採用されてから、このシステムは改良を重ねられていると推測します。アルファ147も2001年にデビューして、2005年のマイチェンで改良されていることでしょう。

ですので、アルファのセレスピードの故障を参考にして、対処するとよさそうです。おおむね(1)油圧ポンプ、(2)リレー、(3)油圧ポンプにつながるホース、(4)アクチュエーター、の4種類に集約されるようです。

このうち油圧ポンプ交換となれば結構な出費(工賃込み5-6万円?)だったり、アクチュエーターはもっと高いようですが、リレーとかホースであれば安くすみそうです。ポンプ交換になる方が結構多く、その次にホースに亀裂が入り、オイルが漏れて油圧が低下するというのが多いようです。

あとアクチュエーターというのはセレスピードユニット全体と解釈していいのかな、という感じで結局よくわかりません。部品代は当初は16万円くらいのようでしたが価格改定になって20万円台前半くらいになったようです。ただ2004年以前の156や147にしかトラブルの出ない箇所のような感じがします。また裏技で、全交換でなくてOリングの交換だけで治るという説もありますので、大枚払う前に考える必要がありますね。

うちのニューパンダさんは確か警告灯も警告メッセージも表示されていませんし、4回目くらいの再起動で1速に入るようになりましたから、あまりひどいトラブルではないのかなと勝手に思っています。さあどうでしょうか。


2009年08月19日 1速に入らないのは様子見

ニューパンダさん、週明けまでは乗らないようにして、昨日今日と乗ってみましたが特に問題ありませんでした。

購入したお店に問い合わせして、もう一度症状が出るようになったらお店に持っていくくらいでいいのではないかということでしたので、とりあえず様子見ということにしました。もしこれで異常なしということになったとすると、あの1速に入らない事態は何だったんだろうかと思いますが・・・

あの時に一つやり忘れたことは、電源をオフしてもう一度エンジンをかけて、それで1速に入るかの確認でした。1回くらいはやったと思いますが、もう少ししつこくやるべきでした。


2009年08月28日 1速に入らないトラブルその2

今日の夕方、職場からの帰りにスーパーで買い物をして、さあ帰ろうと思ったその時、また例のトラブルが出ました。ニュートラルから1速にシフトしても、もぞもぞして入らないようで、表示は「N」のままです。手動でシフトアップしたら2速に入り、シフトダウンしても1速にはならずに2速のままでした。

今度は冷静に「またか」と思い、まずはニュートラルに入れてから1速に入れてみました。これは入らず。次にバックギアに入れてから1速に入れてみましたが、これもだめ。

一度エンジンを切って、1速にシフトしたら、今度は入りました。走り出しても普通にシフトアップしますし、停止時にはちゃんと1速に落ちました。帰宅するまでずっと問題なし。1速に入りにくそうな様子もありませんでした。

さて、これはどういうもんでしょうか。車は暖まっているし(停止して買い物してですから10分も経っていないでしょう)。前回もほどほど暖まっている時でしたし。朝一番で1速に入らないというのならまだ納得するのですが。

考えてみれば旧型パンダも初代イプシロンも並行輸入プントも、全部1速は入りにくかったです。デュアロジックは渋いシフトを強引に押し込むのでなく、ある程度手加減して1速に入れていると想像すると、たまたまスコッと1速に入ってしまえばあとは何とかなるというものでしょうか。

あくまでも想像でしかありませんが、そうだとするとすごく人間っぽいトラブルです。

一応デュアロジックのオイルが漏れていないことだけ確認したいのですが、エンジンルームからはどこにあるのかわかりません。下にもぐりこめば見えるかもしれませんが、ズボンが汚れて妻に小言を言われそうです(汗)。


2009年09月27日 オイル交換(22046km)

ニューパンダさんは5/1に納車でしたから、ほぼ5ヶ月で2500kmほど乗りました。ちょうどオイル交換の時期なので自分でやりました。

あまり他の方におすすめはできませんが、ジャッキアップせずにフロントバンパーの下からもぐりこんで、ドレーンボルトを非常に窮屈な体制で外して、オイル処理箱で受けます。特殊な工具が必要になるのですが、私はソケットレンチのソケットに六角レンチがくっついているものを買っていまして、この10年くらい使っています。

オイルはスズキ純正エクスター10W30というのを入れてみました。本当はイタ車らしくアジップを入れたかったのですが、ちょうどいいものがなくてこれにしました。3L缶で0.5Lかもう少し余ったくらいです。

ちなみに昨日の夜、子供2人を寝せつけるため倉敷までドライブしましたが、パンダさんだと楽しめました。行きは国道2号線で、何と21.4(誤差10%とすると19.3km/L)という過去最高の素晴らしい燃費が出ました。最初の半分は19.2くらいでしたが、途中から5速2000回転弱で巡航することができましたので。帰りの高速を含めると20.0になりました。

今はトラブルの気配も見られず快調です。壊れませんように。


2009年10月11日 ニューパンダさんの走り

ファミリーカーが平気で55タイヤを履く時代ですが、ニューパンダさんは155/80-13というものすごくしょぼいタイヤを履いています。今時ハチマルタイヤなんて軽自動車の最低グレードとか軽トラックしか履かないでしょう。

しかもうちのパンダさんのフロントタイヤはECOと文字が入っている燃費重視のタイヤで、しかもそろそろ交換時期です。そんなかわいそうなタイヤですが、結構なスピードで(常識的なスピードではありますが)コーナーを曲がってハンドルを切ってもほとんど鳴きません。

今日もどんなもんかと思って近所のワインディングを攻めてきました。攻めると言っても直線で60キロも出ないようなタイトコーナーで、安全に配慮しながらですからたいしたことはありませんが。2速で気持ちよく加速し、コーナーを気持ちよく曲がってもタイヤは全くと言っていいほど鳴きません。

私の運転がうまいわけではなく、おそらくサスペンションが絶妙なのだと思います。ロールは大きいですが、そのためにうまくタイヤが接地できるということでしょう。普段の乗り心地もこのサイズの車としてはかなりいい方だと思いますし、参りましたと言う他はありません。

アルファロメオの中古情報をチェックして、今しか乗れないんじゃないかと思っても、普段はオートマモードになっているセレクターをマニュアルモードにシフトして、2速で4000-5000回転も回してやれば、やっぱりニューパンダさんはいい、と思います。

旧パンダさんにも10年ほど前は乗っていましたが、いろいろと我慢が必要な車でした。エアコンはなくクーラーのみ(雨の日窓の曇りが取れない)、乗り心地の悪さとエンジン音の大きさ(これは楽しくもあるのですが)など思い出します。

その点ニューパンダさんは現代の車として我慢することなく使えます。高速道路もややエンジン音が気になるものの、まずまず快適に走れます。スタイルとか町中を走る楽しみは全然かないませんが、私はやっぱりニューパンダさんの方がいいです。


2009年12月11日 ニューパンダさん7ヶ月経過

ニューパンダさんを購入したのが5/1ですから、7か月ちょっと経過したことになります。あれほど不安だった変速トラブルはこの3か月ほどは全然起きていません。ブレーキの鳴きが気になっていたのも改善されました。

相変わらず変速ショックはあまり上手でない人のマニュアル操作のようですが、ほとんどマニュアルモードを使っていないくらい不満は小さいです。しかし坂道だけはだめですね。1速で引っ張ろうとするので手動で2速に上げないといけません。3500回転あたりまで引っ張ると変速してくれるので、そうすることもあります。

燃費は最近落ちてきました。他の車でも実験済みですが、寒くなると確実に落ちます。今通勤では12を少し切るくらいで、実測換算では11km/Lを切るでしょう。暖かい時(13.2くらい)に比べると1割ちょっと悪いということになります。

もちろんエアコンは霜取りモードで常時使っているのですが、パンダさんはエアコンを入れても入れなくても燃費があまり変わらないような気がしています。

運転する楽しさは相変わらずで、かなり気に入っています。もし今パンダさんが事故で廃車になったとしたら、何を買おうか非常に迷うことでしょう。結局またパンダさんという選択肢が有力です。

いずれはゆったり乗れる車が欲しくなるでしょうから、今度はもう1台買い足しにするつもりです(最有力はホンダストリーム)。そうするとどちらも長く乗れるような気がします。


2010年01月31日 タイヤ交換(ダンロップEC202)

 すごく久しぶりにタイヤ交換をしました(1/23)。最近は新車を買うことが多かったり、そうでなくてもタイヤ交換をする前に乗り換えるもので、この20年ほどの自動車生活でおそらく2-3回くらいしかやっていないと思います。少なくともこの10年はしていないのでは・・・

今回はダンロップのENASAVE EC202というエコタイヤです。ニューパンダさんは155/80-13という今では絶滅寸前の80タイヤを履いていますので、ダンロップではこれしかありません。ダンロップにしたのは、せっかくのタイヤ交換なのでタイヤの専門家にしていただこうと、個人経営のようなタイヤショップを探してみたところ、ちょうど近所にそういうお店があったので、たまたまダンロップになったという感じです。

本当はミシュランにしてみたかったのですが、日本のタイヤはどんなものだろうという興味があったもので、もし気に入らなくても後輪に付けて前輪をミシュランにすればいいやと考えました。ちなみにミシュランだとXM1(エナジーなし)しか選択肢がありません。エコタイヤというか、ベーシックタイヤという位置づけでしょうか。

今まで履いていたコンチネンタルのContiEcoContact EP(チェコ製)は特に問題を感じていませんでしたが、2004年の49週製造ということでおそらく新車時からずっと履いていたのでしょう、5年経過してそろそろ賞味期限切れと思いまして交換にしました。走行は25000kmほどで、溝は車検には通るだろうというくらい残っていました。

しばらく走ってみての評価ですが、ハンドルはやや軽くなり、中立付近のしっかり感が少し減少しふわふわ感が出ています。直進安定性は明らかに低下しました。乗り心地はひょっとしたらとは思いますが、明らかによくなったという感じはありません。燃費もどうやらほとんど変わりなしです。5年経過したエコタイヤと比べて明らかな改善なしとは寂しい限りです。よほどContiEcoContactがよかったのでしょうか。


2010年2月4日 車検

 購入後9ヶ月が経過し、車検を購入したお店でやっていただきました。走行距離も少なく、特に大掛かりな交換部品もありませんので、エンジンオイルとブレーキフルード、そしてワイパーブレードくらいを交換していただきました。一応新車時から5年経過しているため、タイミングベルトはどうしたらいいですかと聞いてみたのですが、交換しなくても大丈夫でしょう(どうしても心配でしたら交換しますが)という具合でしたので、交換は見送りました。
 「SERVICE EXPIRED」アラームは解除していただけなかったので、車検直後にも関わらずいつも始動時に鳴っています(涙)。あと極低速でハンドルを切った時、キーという自転車のブレーキのような音がしていたのですが、タイヤ交換により音がしなくなりました。タイヤ交換のメリットが一つだけ見つかりました。

2010年03月10日 BMW318tiとの比較
サイズも性格も全く違う車で、非常に大それた比較をしてしまいます。最近318tiの方に乗ることが多く、パンダさんは週1-2回になっています。しばらくぶりにパンダさんに乗ると違いがよくわかります。

1、乗り心地: 今日パンダさんに乗って通勤して、パンダさんの方が路面の乱れをダイレクトに拾うことに気がつきました。今まで問題なかったのが不思議です。やはり慣れということになるのでしょうか。それとも単にタイヤのせい?

2、シートの座り心地
 パンダさんに腰かけると、柔らかいソファーに腰掛けてふわっと沈み込むような感触がありました。今まではいいシートだなとは思ってもこういう感覚はありませんでした。やはり比較をすると際立つのでしょう。

3、通勤路でのハンドリング
 直進安定性は甲乙つけがたく、ひょっとしたらパンダさんの勝ちかもしれません。ただハンドルが軽く感じられ、中立位置での頼りなさ(不安定さ)が気になります。これは前にも書きましたがタイヤ交換の影響でしょう。パンダの軽快さ、318tiの重厚さ、どちらもいいです。

4、着座位置
 パンダさんと318tiはミニバンとスポーツカーほどの違いがあります。パンダさんはただでさえ普通の車より着座位置が高く、非常に視界がいいです。体も起こした状態で座るのがいいです。
 318tiはスポーツカーかと思うくらい着座位置が低く、ドアが小さく開いた状態では(1段階開けた状態。2段階開けると隣の車に当たる)シートに潜り込むのに苦労します。シートに体をこすりながらでないと難しいので、こすれ傷があるのも致し方ありません。また体がやや寝た状態でポジションを取らざるを得ません。そうしないとハンドルでメーター上部が隠れます。

4、視界
 大差でパンダさんの勝ちです。318tiは運転している時は問題にはなりませんが、駐車場が苦手です。ハンドルを切りながらバックすると、隣の車にぶつかりそうに見えてしまって、大回りせざるを得ません。夜の狭い駐車場では怖いです。ハッチバックなので後ろはよく見えていいのですが、セダンだったらもっと怖いだろうなと思います。318tiはもっと着座位置が高ければいいのに。

5、加速と運転のしやすさ
 318tiはすごい加速です。これで遅いと感じられる方は多いようなのですが信じられません。オルガン式のアクセルペダルの恩恵もあるでしょうけども、ほんの少し踏んでおとなしく発進というのも簡単にできます。妻のポロとかよく乗る軽自動車はこれが難しいです。
 パンダさんの加速力もストレスがたまるほどではありません。必要十分です。318tiほどではありませんが、アクセルペダルの制御も十分いいです。3000回転以上回してやれば十分いい加速をしてくれます。ただ一つ、デュアロジックのギクシャク感が、318tiに乗るようになってからだんだん不満に思えてきました。やばいです。

6、楽しさ
 実はパンダさんの楽しさも十分に分析しきれていません。エンジンが特別楽しいというわけではないと思います。音もフィーリングもおそらく以前のプント(排気量は同じでプントはツインカム)の方がいいはずです。しかしパンダさんはいい感じで走ってくれます。
 318tiはパンダさんとは別の楽しさがあるようです。楽しさというか心地よさと言った方がいいでしょうか。まだまだわかっていないのでこれからです。
 一方妻のポロなんかは全然楽しくないのです。純粋に移動の手段としかならなくて、借りて運転したいという気には全然なりません。この差はどこから来るのかなと思います。


2010年04月20日 ニューパンダにピレリP3000

先日ニューパンダさんにピレリP3000というタイヤを履かせました。サイズはいつも通り155/80-13という、今時珍しいハチマルです。

今年1月末に交換したダンロップENASAVE EC202は、どうにも不満が多かったです。ハンドリングにしっかり感がないこと、乗り心地がよくないことが主で、直進安定性は走っていくうちによくなったのか、今では問題は感じません。

燃費についてはよくよく考えると、例えば4輪交換して3%アップというくらいでしたら、前輪のみ交換だと1-2%くらいになるはずで、それだとほとんど誤差範囲になってしまいます。変わりないはずです。

今回のピレリP3000は、日本ではカタログ落ちしていて、イタリアのピレリのホームページでかろうじて見つかりましたので、まだ現行モデルです。今回はこれを前輪に入れて後輪にはEC202を回しました。

今回P3000の評価に先立ち、EC202のニューパンダさんを5日連続で乗ってからP3000に履き替えるようにしました。BMW 318tiに乗ったあとだと評価が難しくなるからです。この5日連続で、ハンドリングが最初の印象よりまともになったと認識しました。直進安定性は必要十分レベルです。ただやはりしっかり感が足りないというのは軽減はしたものの相変わらずです。

まだ100kmも走っていないので本当のところはわかりませんが、ハンドリングのしっかり感は向上しました。確かにハンドルは軽いのですが、重すぎる318tiと比較しなければ十分です。直進安定性と乗り心地はEC202と大きな違いはないようです。

あとこれは気のせいだと思うのですが、EC202の時は変速ショックが気になってあまり楽しくありませんでした。これは318tiに乗っているからだと思っていて、2台体制のデメリットだという結論にしていたのですが、なぜかP3000に替えてから変速ショックが気にならなくなり、運転が楽しくなりました。どう考えてもタイヤのせいではなさそうなのですが・・・

今のところいい具合です。長距離を乗ることがなくなり、本来の性能を発揮するのはもう少し先になりそうですが、非常に満足しています。

ちなみに最近の通勤燃費は12くらいになっています。やはり気温(朝で10度前後)が上がったのが大きいでしょう。特にP3000で変わったという感じではありません。


2010年09月02日 ニューパンダさん1年4ヶ月経過
久々のニューパンダさんネタです。購入したのが去年の5月はじめでしたから、1年4ヶ月経過したことになります。

BMW318tiが今年2月にやってきてから、走行距離がかなり減っています。2/14に給油したあとの走行距離は7ヶ月弱で1120kmですから寂しい限りです。総走行距離も25419kmと全然伸びていません。

最近はエアコンをつけっぱなしで、燃費は11ちょっとですから、実測10km/Lくらいになるはずです。通勤とお買い物の使用ですし、渋滞が多く条件が悪いですから健闘している方かもしれません。

同じ条件で318tiの燃費を計りましたが何と5.9km/Lでした。318tiも高速を走れば14km/Lくらい出ますし、ニューパンダさんだと17-18km/Lくらい出ます(ディスプレイ上は20前後)。やはり条件が悪いでしょうか。

気のせいかもしれませんが、エアコンをつけた状態だと変速の違和感が大きいような気がします。以前ですと変速ショックに違和感を感じない時の方が多かったくらいでしたが(6-7割?)、最近は違和感を感じることがほとんどです。

マニュアルモードを使えば全く問題ないことですが、最近は以前のようにマニュアルモードを使うことがほとんどなくなってしまいました。ちょっと疲れ気味ということでしょうか。

相変わらずボディが小さいのは重宝しています。狭い道を通るときは318tiは乗りたくありません。幅にして15cmの差ですが、実際はもっと差があるように感じます。318tiの着座位置の低さが影響していると思っています。

ただ、おそらくですが、来年3月までには乗り換えると思います。自分としては318tiは遠出の時だけ乗りたいので(飽きないように)、現状ではそれができません。あと半年引っ張れれば新車を買うこともできますし(冬には新車は買わないようにしています)、今年の2月に318tiを買っているので同じ年に2台買うとなるとうちの財務大臣がかなり渋い顔をしそうなので(汗)。

<9/3追記>今朝の通勤ではほぼ変速の違和感はなかったです。前半をエアコンなし、後半にエアコンを入れてみましたが変化なかったです。最近の違和感の原因は暑いせいなのか、体調が悪いと違和感を感じるせいなのか、よくわかりません。今日くらいの感覚ならもう半年くらいは十分乗れそうな気がしますが、もう少し検証してみます。


2010年10月11日 ニューパンダさんの捨てがたい魅力
最近ニューパンダさんの後釜探しにいろいろ動いていましたが、決定的なものがなく、今すぐの乗り換えはなしかなと思っているところです。それどころかニューパンダさんの捨てがたい魅力を再確認したりしています。

ニューパンダさんにあって他の車にないもの、それは車幅の狭さとデュアロジックのダイレクト感になります。細い道での40-50km/hでのすれ違いの時、やはりニューパンダさんの安心感はかなりのもので、これは他の車では軽自動車くらいしかないかもしれません。軽自動車より10cm広く、5ナンバーの車より10cm狭いというのが絶妙なのでしょう。

デュアロジックについてはいい点と悪い点があり、それが難しくしています。ダイレクト感については普通のATやCVTより上だと思いますし、それが運転の楽しさにつながっているのでしょうけども、一方で変速ショックの大きさ、変速タイミングの悪さ(特に坂道)についてはかなり厳しいと思っています。

マイナーチェンジ後のニューパンダさんやフィアット500では明らかにシフトショックの違和感が軽減されているといううわさもありまして、実はそっちを買えば不満点のほとんどが解消できるのではという悪魔のささやきも聞こえてくる今日この頃です(汗)。試乗してしまおうかな。


2010年12月09日 ニューパンダさんとお別れ
今日ニューパンダさんとお別れしてきました。結局買ったお店に買い取っていただくことにしました。

ニューパンダさんは車体サイズが絶妙で、デュアロジックもマニュアルモードに限っては絶妙で、エンジンがさほど素晴らしくないにもかかわらずかなり楽しい車です。

これで旧プントの1200ccDOHCエンジンを積んでいたらどうなっただろうと思うのですが、とうとう実現しませんでした。残念。あのエンジンは相当よかったと思うのですが・・・

高速を走ると結構疲れますし(90km/h前後だと快適かも)、乗り心地が疲れた体には響くというのもありましたが、もっともっと多くの人に乗っていただきたい車であることは確かです。

とうとうデミオ1台体制となりました。そのうち物足りなさを感じてイタ車に戻ることは十分ありうる話ですが、残念ながら今の私にぴったりなイタ車がないこともまた事実です。アルファMiToはちょうどいいサイズでとうとうデュアルクラッチ採用になりましたが、3ドアしかなく結構お値段もします。ジュリエッタがまだ日本に導入されていませんが、サイズが大きすぎます(幅1800mm)。グランデプントはいまいち購買意欲が刺激されません。

私の理想の車は永遠に現れないのかもしれません。車体サイズ、エンジンフィール、長距離での快適性、などなど絶妙に組み合わされた車は十分ありうるはずですが、今のところデミオが一番近いところにいるという判断になりました。