カワサキ Ninja250 2018年式中古
2020.11.29 Ninja250の中古を発見
モンキー125を買って半年ほどですが、なんか楽すぎて、エンジンの存在感が薄くてあまり充実したバイクライフではないなと感じていました。セロー250を買い足したのですが、そうすると余計にモンキーが物足りなくなってきます。そしてセローの重量だとまあまあ制御できる範囲内かなと。
セローと2台持ちするならば2気筒エンジン、もしくは4気筒エンジンです。以前200kgをちょいオーバーしたモトグッチV7 stoneIIでひいひい言ったのと、170kgくらいのヤマハMT-25を試乗した時に取り回しが重すぎるなと思ったのとでしばらくこのクラスのバイクは考えないようにしていましたが、やはりこれしかないかなと。首にやさしいアップハンドルだとMT-25は169kg、Z250は164kgとまあ大差なし。
と考えていると以前エストレヤを買ったお店のホームページでNinja250の中古を発見。Ninjaだとセパレートハンドルで首にやさしくないかな、まあ見るだけ見てあわよくば試乗させてもらって、2021年春にZ250でも買っていいかな、でも危険かも、みたいに考えていました。
2020.12.3 Ninja250契約
そういう感じでとりあえず見に行ってみようとNinja250を見に行くと、何これかっこいい(汗)。写真もそれなりにいいのですが実物は格別です。あまり好きじゃないカラーのはずですが悪くないなと。隣にKRTのライムグリーンのNinja400が4万円高であるのですが自分には400ccは過剰かなと。
モンキー125を査定してもらうと予想以上のお値段になったので、Ninja250を契約しました。本当は試乗して250と400の差を体感してから決めたかったのですが、試乗はNGとのことで仕方なし。まあ自分には250ccでちょうどいいと思います。
やっぱり冬はバイクを買う季節です(汗)。そもそも今年は新型コロナのストレスでまいっているので、いいでしょう。
2020.12.10 Ninja250納車
本日Ninja250が納車になりました。走り出した瞬間「遅っ」と思いましたが、低回転ではセロー以下ですね。回したらかなり速かったです。そして前傾がかなりきつくて大丈夫だろうかと心配になりました。契約時またがったはずなんですが、わからんもんです。
エンジン音は素晴らしいです。アイドリングの1600回転から3000回転あたりまでは「トゥルルル」といつものツインの鼓動感のある音、3000回転を超えるとこの鼓動はなくなり「キュイーン」という四気筒みたいな高音がします。5000回転を超えると「ブイーン」という二気筒っぽい低音が高音と混じります。
ヤマハMT-25もこんな感じだったと思いますが、四気筒でなくてもいいかなという音です。むしろ二気筒の音と四気筒っぽい音を同時に味わえるということでこっちの方がよかったりして。
2020.12.14 なんかNinja650に似ている
Ninja650というやはり2気筒のフルカウルを2015年の12月に買っています。その時のインプレを読むとエンジンのフィーリングとかがすっごくNinja250と似ています。まあ同じメーカーなのでそうなのかもしれませんが、ここまで似ているかと。
650の方はアイドリングで「ドコドコ」、5000回転ちょっとまで回すと「何じゃこりゃ」という加速、燃費は下道渋滞込みで20、高速25(いずれも燃費計の数字)という感じです。そしてボディは車両重量209kgと超重い(汗)。
250の方はアイドリングは「トコトコ」、6000回転以上でいい感じの加速、燃費は通勤25、下道ツーリング30ちょい、高速30弱。車両重量166kgはまあぎりぎりでしょうか。もちろん前傾姿勢は250の方がはるかにきついでしょう。
それ以外のところは似ています(なぜか色まで)。極低速でのスムーズさ、四気筒いらないなという音、フルカウルなのに高速を100キロで走ると風が強いなと感じるところ(汗)。もちろんエンジンの味は650の方が濃いわけですが、私は250がいいです。
2021.1.3 Ninja250のいいところ、悪いところ
今日は午後から沼隈-鞆の浦一周ツーリングをしてきました。全部で46qほど、燃費は28.8と出ました。気温8度弱でしたがそこそこ防寒をしたので寒いなと思わず正味1時間半ほど走れました。
やはりこのエンジンサウンドを聞きながら走るのは気持ちいいですね。今のところは重さはセローとの2台体制でうまくカバーしていてぎりぎりOK、ポジションがきつい以外には大きな不満はないと思います。ではいつものごとく○と×をやります。
○いいところ
(1)素晴らしくかっこいい。私のバイク歴で歴代最高。
(2)エンジンは文句のつけようがない。常用域で速すぎず遅すぎずの絶妙な加速、回すとかなり速い。アイドリング時はドコドコとトコトコの中間の音、加速するとキュイーンとヒュイーンの中間で想像上の四気筒の音、エンジンブレーキ時のヒューンという音、どれもよく100点。エンジンブレーキ弱めでぎくしゃくしない。
(3)250cc2気筒の中ではおそらくナンバーワンの軽さ(166kg)。このくらいなら二台体制であれば何とかなりそうな気がしてきた。
(4)シフトチェンジがせわしなくない。街中はほぼ4速で40キロ弱から60キロあたりまでカバーできるので変速はほとんど不要。1速10キロ弱でもぎくしゃくしない。
(5)燃費計まで備えたデジタルメーターは素晴らしい。なんとタコメーターもある(汗)。私はタコメーターもデジタルでOKだがアナログもよい。
(6)アシスト&スリッパークラッチは軽すぎずちょうどいい。私の握力だったらなくてもよかったかもしれないが、実感できないところで意外と恩恵があるかも。
(7)最小回転半径2.5mという小回り性能はライバル不在。ヤマハYZF-R25とホンダCBR250RR、スズキGSX250Rはいずれも2.9m、MT-25もネイキッドなのに2.9m。
×悪いところ
(1)やはりセパレートハンドルによる前傾姿勢がややきつい。大丈夫と言う人は多いだろうけど私のデリケートな首にはきつい。手首にも負荷がかかる。30分が限界。背筋に負荷がかかるのは筋トレだと思うといいかも。
(2)乗り心地がかなり硬く、路面の凹凸をダイレクトに伝えてくる。シートが薄いのが問題だろう。タイヤ(ダンロップARROWMAX GT601)がほぼ3年経過なので替えたらましになるかも。
(3)タンデムシートが高い位置にあるので、降りる時に足をぶつけないよう注意が必要。まあスーパースポーツなので仕方ないか。
(4)股間が結構きつい。恥骨付近がタンクに当たるのと、うまくいかない時は本体も圧迫される。(1/31追加)
(5)コーナリングが怖い。セローなら安心。もちろんこれは私の問題。(2/7追加)
△微妙なところ
(1)高速道路を走るとかなり風を受けて、あまりフルカウルの意味がないかも。100キロ巡行が快適、だったらセローと大差ないじゃないか。同じことをNinja650やXJ6ディバージョンの時も思っていたので私がヘタレなだけかも(汗)。
(2)純正のタンデムシート下におさまるETCを付けると、工賃込みで4万円じゃ足りない。間違いなく元は取れないだろう。
(3)中古で買ったので関係ないが、最近のカワサキは私の大好きなカラーリングを出してくれない。もっとライムグリーン面積が多いのがいいな。Z250なんてカラーリングだけで買う気になれなくなる。
(4)スタイリングが素晴らしすぎてトップケースを付けたくなくなる。
(5)ヘルメットホルダーがかなり使いにくい。Kabutoヘルメットの金具の位置がよくないのかもしれないが、ヘルメットがくっついた状態でのロック解除は一苦労。
2021.2.7 Ninja250とお別れ
たったの2か月ですがお別れです。セローとの2台体制がよくなかったのでしょうか。エンジンフィーリングは非常によかったのですが、慣れたせいかあまりありがたみを感じなくなったようです。唯一の?メリットが薄まるときついです。
重いボディはそこそこ慣れましたが、傾斜した駐輪スペースでは気を遣います。ただ反対側に倒れそうになっても左手一本で引き戻せそうな気はします(実はできないかも)。前傾ポジションはやはり問題でした。通勤だけならぎりぎりOKなので次のバイクを買うまで持っておく手はありましたが、結局「これじゃない」感が手放す一番の理由になってしまいました。
とはいえNinja250は新型コロナのせいでささくれた心を癒してくれました。高いレンタル料になりましたが、この時期にいてくれてよかったです。