ホンダ モンキー125(JB02) 新車 4段MT

2020.5.14 モンキー125納車
スーパーカブ110はうるさいことさえ言わなければ長く乗れそうな感触がありました。通勤ではノーストレス、登り坂のワインディングだけ辛いくらいでした。高速を使いさえしなければ日帰り300キロくらいのツーリングには十分使えます。高速を使ったロングツーリングはまずしないでしょうし、そういう場合は新幹線で遠くまで行ってレンタルバイクの方が何かと都合がいい、と。
しかしやはりうるさいことを言ってしまいます。ロータリー式ミッションに今ひとつなじめないこと、エンジンブレーキによるショックが気になること、高速はともかくバイパスは走れた方がいいな、とか。
実はここまではグラストラッカーのものをコピペしました。そうです。スーパーカブ110は普通に4速クラッチ付きだったら満足できていたんじゃないかと思いました。多分スーパーカブの直後に125ccには飛びつかなかったと思いますから、今のタイミングで飛びついていいんじゃないかと思います。そこでモンキー125。
ネットで検索するとあんな見た目なのに普通にいいとか、179cmの伊藤真一さんが普通に乗れるポジションだとか、シートがかなりいいとか、相当評価が高いです。これはもう行くしかないでしょう。新型コロナの自粛でストレスがたまった身にはもう我慢できませんでした。
5/7に契約して、2週間後と聞いていたのですがジャスト1週間後の納車とはびっくり。緊急事態宣言の解除が発表されたまさにその日でした。ちっちゃくておもちゃみたい。
2020.7.16 モンキー125の○と×
モンキー125がやってきて2ヶ月が過ぎました。1ヶ月弱で1000kmを突破したのですがこの1ヶ月は雨も多く距離が伸びずまだ1200kmちょっとです。いつもの○と×を書きます。大いに満足しています。
○いいところ
(1)50ccモンキーを忠実に再現したスタイリングはカワイイ。
(2)車両重量105kg、最小回転半径1.9mと軽量コンパクト。リアボックス付きでも1人乗りなので全長が短く自転車置き場に普通に置ける。軽くて小さいのに十分安定してふらつき最小限。タイトコーナーやUターンは大得意。
(3)4速までしかないのに5速が欲しいとは思わない。シフトショック最小限。各ギアの守備範囲が広いのであまり頻繁にシフトしなくてもいい。シフトフィーリング良好でニュートラルにも入りやすい。
(4)エンジンは発進時適度な鼓動感あり、音は静かだが物足りなくはない。回転をゆっくり上げるとヒュイーンという高周波音とドルルルという低いエンジン音が合わさってトランザルプみたい(ただし普段はこんな感じまでは意識しない)。加速もジャスト必要十分。そこそこゆったり走れる。3速で40キロ巡航も快適。
(5)燃費が素晴らしい。長距離平均68。スーパーカブ110を超えた。
(6)こんなにお尻が痛くならないシートは初めて。一度3時間ぶっ通しで乗った時大丈夫だった。
(7)ポジションが直立で首が楽。177cm84kgでも全然窮屈じゃない。
(8)ブレーキが前後ディスク、フィーリングが自然でよい。効きも普通、もうちょっと効いてくれてもいいかも、くらい。
(9)チューブレスタイヤなのでパンクしにくそう。
(10)デジタル速度計は好き。トリップメーターもAとBの2つある。
×悪いところ
(1)1速のギア比が高すぎて発進トルクが足りない。坂道発進でエンストしそう。2速でゆっくり曲がる最中10km/hを割るとエンストした。止まっていなければ2速で走れるセッティングにしてほしい。まあ最近は(ぎりぎり?)エンストしなくなりスプロケ交換しようとまでは思わなくなった。
(2)せっかくデジタルメーターなのでせめて時計はほしい。タコメーターもほしい。このご時世なので燃費計くらいあってもよかったがそれどころではない。個人的にはGROMのメーター(バーグラフ式タコメーター+時計付き)を付けてほしかった。
(3)そんなにきつくない登り坂で300km弱でエンスト、ガス欠っぽい症状で給油したら5Lしか入らなかった。タンク容量は5.6Lだが、実質5Lと思った方がよい。マニュアルには燃料計が点滅したら1.8L残りと書いてあるが、今回は点滅後101km走行(ほぼ郊外、燃費70としたら1.44L消費)、残り1Lと思った方がよい。50-60km走ったら給油すること。<2023.10.12書き直し>。
(4)乗り心地は今まで乗ったバイクの中では一番悪いかも。まあいいか。
(5)40キロショートツーリングコースを走って帰ると結構手がしびれる。
△微妙なところ
(1)タイヤサイズが他のバイクと共通でないので選べるタイヤがIRCしかない。
(2)リアキャリアは必須なはずだが標準装備にしてほしかった。デビュー当時はオプションがあったがリコールになりそれ以降販売していない。社外品を買うとそこそこのものは2万円近くしてしまう。
(3)タンクの幅が細く若干ニーグリップしにくい。私の極太の太ももでそうなのだから普通の人はもっとだろう。幅を広げればタンク容量も少しアップできるし、デザインもそれほど変わらないような気がする。
(4)エンジンオイル量が点検しにくい。センタースタンドがないので適当に傾けて直立にしないといけないが、うまくできない。
(5)ウインカーがホーンボタンの下にあり、若干下過ぎ。購入直後冬用手袋を付けていた時に1回だけホーンを鳴らしてしまった。夏用手袋では今のところ大丈夫。
(6)125ccなので走れない無料バイパスが多い(モンキーのせいではない)。
2020.9.13 モンキー125、4ヶ月経過(1590km)
4ヶ月が過ぎました。コロナのせいであまり遠くに行く気になれず(そうでもないか)、一泊旅行は避けたいとなってしまっています。医療従事者なので感染リスクは少しでも下げないといけない、なんて思うと窮屈ですね。いずれにしても新車を購入して最初の1ヶ月は頑張りますが、その後はほとんど距離が伸びないことが多いです。1年で2000km行けばいい方だったりして。
2ヶ月前のインプレとは基本的に印象が変わりません。エンストはたまにしますがまあ仕方ないです。アクセルの開け方が少しだけ少なくてクラッチをつないでしまった時、というように微妙なタイミングです。ただスプロケやタイヤを替えてまでは、とは思いません。
通勤お買い物では全く不満なく走ります。もう少し加速がよかったらなあ、とは思いません。絶妙です。不満が出るとしたらせいぜい国道182号線の山道くらいでしょう。ただこれだけで今後過ごすのはなんか充実していないような気がして、セローファイナルエディションを契約してしまいました。
2020.11.12 オイル交換(2053km)
ほぼ半年が過ぎ、無事に2000qに到達したので点検していただきました。主にオイル交換とチェーンの張り調整くらいです。クラッチの遊びが少なくて困ると相談したのですが、そちらは特に問題なさそうなので私の気のせいということにしました。
こいつばかり乗るとセローに乗り換えた時にデカい重い、となります。ちょっとそれはバイクライフ的にまずいので、交互に乗るようにしないといけないでしょうか。ちょっとこのモンキーはラクすぎてライダーをダメにしてしまうバイクかもしれません。まあでもいいバイクであるのは間違いありません。
2020.12.3 モンキー125とお別れ(2070kmくらい)
11月頃から暗雲は漂っていましたが、新型コロナのストレスを解消するためにバイクライフを充実させることにしました。Ninja250がフィットするか不明ですがモンキーとはお別れです。
ずっと書いてきたようにモンキー125は出来のよい優等生バイクでした。でもなかなか125ccならではの楽しみ方ができません。しまなみ海道に行くのも尾道と向島を超えるのに結構きついのでなかなか行けませんでした。
確かに狭い駐輪場に置くのは楽です。ちなみに今日はセローを狭い駐輪場に置き、ぐらっと来ましたがまあ133kgなので特に問題はありませんでした。Ninja250はこうはいかないので狭い駐輪場には置かないようにします。
125ccの12インチホイールモデルのいいところは十分わかりましたので、もう少し体力がなくなってから戻ることにします。今はもうちょっと頑張って重いのに乗ります。うるさいこと言わなければいいバイクでした。
2021.8.9 モンキー150が出てくれたらなあ
モンキー125はギア比の問題(1速がハイすぎて低速走行苦手)、125ccなので高速やバイパスが走れないこと、この2点が問題でした。現在セローで満足してはいるのですが、もしモンキーに150ccエンジンを載せ、1速を0.5速にして4速を4.5速にして、その間を3分割して5速にしたら完璧になると思います。
すでにGROMは5速の新型がデビューしたのですが、アイドリング回転数である1400回転だと2速が9.4km/h、ぎりぎりかな。モンキー125の4速ですと2速1400回転は11.5km/h、これは不満でした。セロー250の2速1400回転は9.6km/h、もうちょっと低いといいなと思いますが大きな不満まではありません。
社外品の143ccボアアップキットが出ていますし、ホンダにはCBR150の150ccエンジンがありますし、東南アジア諸国でも150-155ccのニーズはあると思うのですが。もう数年経過し、マイナーチェンジで出たら買うと思います。セロー250以外に自分のベストがあるとすればこれです。AX-1復刻版が出てくれたら(もちろんインジェクション&デジタルメーターで)最高ですが出ないでしょうね。