カワサキ KLX125 2015年モデル
2014.10.26 KLX125購入
バイクで事故をしてしばらく自粛のはずでしたが、仕事で疲れて家に閉じこもりがちになってしまっていて、少しでも外に出るようにしないといけないという考えになりました。まあ私の場合無茶な運転はしないので、事故は起こるべくして起こるというよりも偶然が重なって起こるという要素が強いはず、とこれは結構こじつけかもしれませんが。
KLX125は2011年4月に一度試乗をしていまして(車バイク試乗記を参照)、結構好印象でした。セローに試乗する前にこちらに乗り、セローってこんな感じだったらいいなあと思ったらほぼその通りとなり、結局セローを購入しました。125ccだと高速に乗れないし、250ccの方がパワーにも余裕があるし何かといい、という感じだったと思います。実際セローはオールラウンダーで高速もほぼ苦労なく走れ、普段使いでもエンジンの味も十分よくて、手放してちょっとだけ後悔しました。もちろん事故で全損になったXJ6ディバージョンにもそれなりのよさがあったわけで、仕方ないのですが。
2014.11.1 KLX125納車
待ちに待った?いやあっという間で全然待っていない納車です。
3年半前の記憶しかなかったのですが、思いのほかコンパクトな車体で、昔のゼロハンレーサーレプリカ(NSR50とかYSR50とか)を思い出しました。あれも結構ちっちゃくて、KLXよりもう一回りコンパクトなんでしょうけども、私のような大柄な(177cm84kg)おっさんが乗るとサーカスの熊さん状態になるんじゃないかと思います。走ってみるとやはりふらふらします。セローにしとけばよかった、とまでは思いませんでしたが、まあこれは慣れるはずです。慣れなかったらどうしよう(汗)。
エンジンは郵便配達のカブのようなシャカシャカした音でアイドリングします。ゆっくり回して4000回転くらいまで回転を上げても全く回している感じがしません。車の4000回転って結構回した感がありますが、車で言うと2500回転かそれ以下くらいのフィーリングです。油断すると慣らしのリミットである5000回転(説明書によると800km走行まで)なんてあっという間に越してしまいそうです。雨模様だったのでおっかなびっくりゆっくり走りましたので、インプレは後日。
2014.11.2 トップケース装着
前車のヤマハXJ6ディバージョンはGIVIボックスの装着を前提としたキャリア(トップケースステー)があったのでわかりやすかったのですが、KLX125の場合はただのキャリアなので一瞬でやり方がわかるというようにはいきません。波型金具での取り付けを断念されてホームセンターで金具を買ってきて取り付けた方もいらっしゃいます。私も過去に違うバイクでそうしたことがありました。
ある方のブログを参考にして、写真にあったように四角のプレートを配置し、波型金具を裏から当ててみて、ああ、こんな感じか、とやっとわかりました。私の勝手な思い込みでしたが、波型金具の両端は金属部分にまたがるはずという先入観がありまして、実際のところ片側はキャリアの金属部分にかかりますがもう片側はトップケースのベース部品のプラスチック部分の穴にはまり込みます。
裏から狭いところにワッシャーとナットを入れるのはいつも苦労しているので想定内、今回はうまくいきました。波型金具の両端が太いパイプ用と細いパイプ用になっていて、どちらをキャリアにかけるか迷いましたが、まあ太い方でいいだろうとやりました。ねじは六角レンチで締めますが、締めすぎるとベース部品が破損するのでほどほどにしました。締め付けトルクが書いてありますがトルクレンチがないので無理。そんなこんなで、案外簡単に30分くらいで取り付けられました。
ちなみにGIVI
E33Nという33Lの容量で、未塗装ブラックという仕様。E33にはその他ブラック塗装、シルバー塗装の仕様もあるのですが未塗装ので十分いいです。そういえば今まで10年くらい使っていたのは何かと思って調べたらE20というやつで、39Lという容量。そんなに大きそうに見えなかったのですが意外とありました。今度の33Lで十分かどうかと思うのですが、以前のより明らかに小さいとまでは思いません。KLX125の小さい車体に40-50Lとかの大きな箱を付けるのもアンバランスですし、ちょうどいいです。
2014.11.6 KLX125岡山往復慣らしツーリング&インプレ
KLX125、街中で数キロほどしか乗れずにツーリングに出かけました。目的地は矢掛経由で岡山市のバイク7、あとは玉野、児島など海岸線をめぐって帰るという予定です。
慣らし初期なので5000回転リミット(57km/hリミット)です。流れの速い幹線道路だとシフトアップをかなり急がないと後ろからせかされます。イマドキの軽自動車でも発進加速はいいですから。このプレッシャーは結構いやですね。
ただ5000回転(50km/h後半)キープについては坂道を除いて特に問題というほどではありませんでした。セロー250でも思いましたが6速があったら最高です。5000回転でも60キロ台後半が出るでしょうからノーストレスのはずです。
シフトアップして回転を上げていくと5000回転はちょっと振動が多いなと思いますが、その回転数キープですと慣れます。ちなみに5000回転というと3速では38km/hくらい、4速では50km/hくらいになります。ちょっときつい坂道では4速5000回転キープで登るしかない感じで、5速に上げると失速します。
そしてたったの10馬力の割には意外と低速トルクがあるようで、一度もエンストしませんでした。エンストを恐れて回し気味にするとか、クラッチレバーを離すのを遅めにするとか、そういうの一切なしで自然に操作したのに、です。気難しさは全くありません。
もちろん低回転時のフィーリングはいいです。静かですが鼓動感は心地よく、いい意味でスーパーカブのようなエンジンです。3000回転ちょっとくらいでトコトコ走るのが最高に気持ちいいですが、ツーリングではなかなかそういうシチュエーションはありません。通勤やお買い物がベストか。
エンジン以外ですが、まず車体が小さいため低速になると結構ふらふらしてびっくり。どこかおかしいんじゃないだろうなと思ったくらいですがまあこんなもんでしょうか。そして細身のボディの割にはニーグリップしにくいとは思いませんでした。
コーナーで曲がる時は自分の思ったより曲がるのでびっくりします。思えばセローからXJ6ディバージョンに乗り換えた時にはあまりに曲がらなくてびっくりしましたがそのうち慣れたと思います。
足つきは私はセローでもXJ6ディバージョンでも全く問題ないのでこいつもノープロブレムですが、思いのほか跨ったり降りたりするのが大変です。リアボックスのせいで右脚を曲げて乗り降りする必要があるのですが、足つきがいいと言われている割にはセローとほぼ同じです。不思議。
シートが意外といいのか(マイナーチェンジでよくなったらしい)、1時間乗っていてもお尻は大丈夫でした。1時間20分くらいでちょっときついかなと思いました。記録を見るとセロー250とほぼ同じくらいと思います。今回寒さ対策で重装備をしていたので、座布団とまではいかなくても少しクッションが厚くなった可能性はありますが。
細かいことを書きますと、シフトチェンジする時の感触が物足りないこと、ウインカーのプッシュキャンセルボタンの節度感がないこと、このあたりがちょっと気になります。もちろんギアが入りにくいとかギア抜けするとか、ボタンを押してもキャンセルされなかったとかそういう問題はなかったです。ニュートラルには簡単に入ります。これはうれしい。
デジタルメーターは大満足です。スピードメーターのデジタル表示はセローでもXJ6ディバージョンでも不満はなかったですがKLXも問題なし。しかもバーグラフ式タコメーター装備。これは機能的にはなくてもいいですがなぜか満足度高いです。時計もツイントリップメーターもあって最高。外気温計があったら100点ですがさすがに無理ですね。
燃料タンクは7.0Lとちっちゃいですが、どうやら燃費は45km/Lくらい出るらしく、頑張れば250kmくらい無給油で走れるようです。燃料計はなくて残り1.8Lになった時に燃料警告灯が点灯するのですが、あるホームページによると燃料ポンプで吸えない分があるので実質残り1Lほどとか・・・。1Lあれば30-40kmくらい走れるはずですが、夜だったら閉まっているガソリンスタンドもあるでしょうから計算しながら走らないと怖そうです。
結局目的地には予定通りたどり着いたのですが、その後道に迷いまくって海岸線を走ることほぼゼロで帰宅してしまいました。何もおいしいものも食べず、8時前に出発して帰ったのが14時半、実質6時間近く乗っていたことになるでしょうか。走行距離は166km、平均時速は30キロ足らず・・・。200km走ったらリミットを5500回転(63km/h)にするつもりなので、今度のツーリングはもう少し楽かもしれません。
2014.11.6 KLX125のスペックを20年前のバイクと比較する
KLX125のスペック表を見ると、いろんなことに気付きます。
(1)最高出力7.2kw(10.2ps) : あれ、20年前のバイクってもっとパワーがあったような??
(2)車両重量112kg : 結構軽いかも。
(3)燃料タンク容量7.0L : 少ない!
(4)2名乗車時60km/h定地燃費53.5km/L、WMTCモード1名乗車時46.4km/L : おや、WMTCとは?
馬力ですが、「バイクカタログ'94」という本を読んでみると、ホンダCBX125Fは17ps/11500rpmとなっています。馬力もさることながらこんなに回るのかとびっくりします。ちなみにこれは結構設計の古いバイクで何と1984年デビュー!、30年前にこんなエンジンができていたとは。新し目のXLR125Rだと12ps/9000rpmです。スズキジェベル125だと14ps/9500rpmとこちらも馬力があります。
もっともエンジンパワーの指標としては馬力よりはトルクの方がいいと言われてきました。同じトルクでも発生回転数が2倍違えば馬力も2倍違うという数字のマジック的なものもあります。
トルクで比較すると、KLX125は9.8N・m(1.0kgf・m)/6000rpmで、CBX125Fは1.1kg・m/8500rpm、XLR125Rは1kg・m/7500rpm、ジェベル125は1.1kg・m/8000rpmです。トルクはほぼ同じですが、発生回転数はKLX125が一番低いです。
常用回転域のトルクはKLX125が一番強くて、しかも圧縮比は9.5ですから全然頑張ってません(CBX125Fは11と高め)。これだけ規制がきつくなっているのによく頑張りました。素晴らしい。
車両重量ですが、20年前は乾燥重量での表記が一般的でした。CBX125Fは105kg、XLR125Rは111kg、ジェベル125は103kgとあります。車両重量にはオイルいろいろ、ブレーキフルード、満タン分のガソリン、バッテリーの水とかが含まれていますので、KLX125の乾燥重量は103kgくらいになるでしょうか。やはり125は軽くていいです。今日立ちゴケしましたけど(大汗)。
燃料タンク容量はセロー250で9.6L、XJ6ディバージョンで17Lもありますからかなり少なく感じます。セローは一般道のツーリングでの燃費が38とか出てましたからへとへとになるまで走れます。ディバージョンは高速燃費が22くらいだったのでさらに走れそう。KLX125は燃費が50とか出るかもしれないのですが、7Lのうち実質6.3Lくらいしか使えないという説がありますので300km走れたら御の字。でも結構いい感じの航続距離です。
燃費については今までは定地燃費という、定速でひたすら走るだけという何の参考にもならない燃費だけ表記されていました。ちなみにCBX125Fは60.2、XLR125Rは35.5(あれ?、XLR250は50なのに)、ジェベル125は54.3です。今回あれと思ったのが2人乗りの定地燃費になっていることと、WMTCモードが併記されていることです。定地燃費は気にしないのでいいとして、WMTCモードを調べてみました。
WMTCモードは国際基準で、発進とか加速とかを含んでより実際の燃費に近い値になるようにできていて、排気ガスを測定して計算しているようです。排気量と最高速度でクラスが5つあって、KLX125の場合は一番低いクラス1(150cc以下、最高速度100km/h未満)、この場合は最高速度を50km/hして加速・減速を繰り返しているようです。46.4km/Lというのは他のオーナーさんの情報を見る限り、車のカタログデータと同じで遠出の燃費を反映することになりそうです。
まとめると、スペックだけ見るとこの20年の進化の恩恵を十分受けています。ただ「バイクカタログ'94」を読むと非常に魅力的なバイクが満載でしかもお値段もびっくりするほど安い!。デフレに逆行してバイクの値段はかなり高くなり、400cc以下の4気筒バイクが絶滅の危機に瀕しているのが信じられません。ゼファー750が66.9万円、ディバージョン600が56.9万円(水冷4気筒400ccネイキッドと同じくらいの値段)、ゼファー400が52.9万円、いい時代でした。
2014.11.13 しまなみ海道原付ツーリング(391km)
しまなみ海道は車では幾度となく行っていますし、バイクでも過去1回くらい行きました。しかし原付二種の特権として、景色のいいサイクリングロードを通って格安でツーリングできます。そのためにKLX125を買った、と言うと言い過ぎですが、125ccならではの楽しみ方を新たに発見できればうれしいです。
ネットでいろいろ記事を探しましたが、「どこから乗るかわからないかも」「入り方を間違えたらどうしよう」という心配は消えませんでした。結果的に走ってみたところ問題なかったのですが、私と同じような方もいるでしょうから、検索で偶然ここがヒットした方のために走り方のノウハウを書いてみます。
まず福山から尾道を目指します。国道2号線を延々と進みます。途中松永バイパスへの分岐がありますが無視。しばらく走るとしまなみ海道の有料区間と併走している尾道大橋がありますので、まずそこに入ります。尾道大橋らしき橋をくぐって「あれ、行き過ぎたかな」と思ってもさらに進むと200mくらい先に「尾道大橋入り口」という交差点がありますのでそこを右折しぐるーっと回って無事乗れたはずです。自転車はフェリーで渡りなさいという看板が出ていますが、原付二種ですからそれには惑わされずに。ここまでは無料。
尾道大橋を渡ったらそこは向島。ここから独特のルールが始まります。まず我々の走るべき道には路側帯に青い線が引いてあります。この線をたどって走れば間違うことはないはずです。地図は不要(もちろん寄り道したい時は別ですが)。線がなくなったら間違っているので引き返すのですが、125ccはUターンが楽ですのでありがたいです。「え、この道を行くの?」というようなところを曲がることが多いので、結局3回くらい引き返したでしょうか(汗)。
車で走る時は道路標識を絶えずチェックしますが、それは無視。参考にすべきなのは青い線と、あとは「サイクリングロード」とか「なんとか大橋はこっち」というような表示だけです。普通の道路標識を見ると混乱しますし、高速に乗りそうになると思います。
そんなこんなで、向島から因島に渡る因島大橋のところで初めて見る景色に遭遇します。「この先有料道路、125cc以下通行料50円」と書いた看板、その方向に進むと「まじでこれ対面通行?」と思うようなめちゃくちゃ狭い道路が出現します。センターラインが引いてある場合もありますしない場合もあります。センターラインと路側帯がある場合はだいたい幅が1m、両側で2m。「うそぉ」と思うでしょうけどもホントです。ライン以外のスペースを含めると狭い場合は2.5mってこともあります。とても30km/h以上では走りたくありませんよね。
すれ違えるのかと心配になるでしょうけども、何とかなります。それより気付かない間に後ろから追い越される方がよほど怖いです。実際私も1回上り区間で追い越した自転車に(!)下りで追い越されました。私がふらついたら接触していたかもしれませんし、私は先が見えないからゆっくり25km/hくらいで走っていたつもりですから、対向車が来たらどうするんだろうかと思いました。
バリエーションがいろいろあって、(1)センターライン+路側帯あり、(2)路側帯のみあり、(3)何もなし、と様々です。歩行者や自転車が来ない原付専用道路になっている場合もあります(進入時に原付はこっち、自転車はこっち、と分かれているので間違えないように)。橋の上は歩行者レーン(緑色、幅1mくらい)と原付/自転車レーン(幅2m)が接していることが多いです。
右上の写真のように歩行者レーンが隣接している場合は、歩行者がいないのを確認して路側帯の方に寄れば(ハンドル部分が歩行者レーンにはみ出す)、楽にすれ違いができます。しかし左下と右下(同じ場所で撮影方向のみ違います)のように、おそらく幅が2.5mくらいで逃げ場もない時はお手上げです。
左上のような道は上限30km/hで走るのが無難です。安全第一。見通しの悪いカーブもありますし落ち葉もたまってたりして危険です。その他の道は対向車さえ来てなければ・・・常識の範囲内で。
もう一つ大切なのは、向島から今治までの間に料金所が橋ごとにあって、50円、50円、100円、50円、50円、200円、という順番に払わないといけません。両替機なんてありませんから50円玉4枚、100円玉3枚を持っていないといけません。あらかじめ用意しておくか、途中のコンビニで108円の飲み物を買ったりしておつりを92円もらったり、おみやげを買った時のおつりに50円玉を混ぜてもらうとか、工夫が必要です。
回数券(500円で50円分11枚)も売っているようですが、風で飛ぶかもしれませんし私はお勧めしません。ズボンのポケットに50円玉を10枚入れておくのが一番いいかもしれません。ただグローブをしていると取り出しにくいですし、結局外さないといけません。それにしても往復で1000円という通行料金、格安です。
難しかったのは生口島での多々羅大橋の乗り降り。自転車と乗る場所が違います。混乱しつつも最終的には何とかわかりましたが、ここが最難関です。間違っても自転車専用の道は走らないようにしましょう。あとは尾道大橋の乗り降り。帰りの尾道大橋を降りる時は尾道市内方面に向かって、その後福山はこちらという標識があるのでわかりました。ここで頭の中を「ほぼ自転車」モードから「高速を走れない車」モードに切り替えるのに苦労します。この2箇所以外は何とかなると思います。
朝7:30に出発して、今治まで上陸する予定でしたが、予想外に時間がかかってしまって大島から今治にかかる来島海峡大橋の手前の道の駅に着いたのが10時50分、距離にして90kmぴったりでした。そこから橋を渡って今治市内まで30分以上はかかるでしょうから断念しました。そこでコーヒーと塩バターどら焼きと一六タルトを食べてまいうー。そこから引き返しました。
昼食は福山市内でラーメンを食べ、14:30に帰宅。7時間で走行距離180kmというなかなかの旅でした。休憩時間なんて合計1時間にもならないのですが、1時間引いても平均時速は30km/hほど。島の中は40km/h制限とか50km/h制限とか普通の道路なのですが、予想外に時間がかかりました。
平日でしたので交通量も少なく、すれ違いもほぼ問題なく追い越されたのも例の自転車の1回だけですから快適に走れましたが、日曜日に行こうとは思いませんね。ただでさえ自転車関係のイベントが多いのであちこち混雑するでしょうし、交通量が増えて怖いです。すれ違い回数は数十倍になるでしょうし、危険な追い越しをされるかもしれません。
へとへとになるかと思いきやそうでもなく、疲れてはいますがゴルフの練習なら行ってもいいかな、という感じ。風が強く気温も低めで、なおかつこの不安定な車体ですが意外と大丈夫でした。不思議なことにお尻が痛くなってきたのはラスト1時間くらい。マイチェンで改善されたとはいえ所詮125ccオフ車のシート、しかし超優秀。私の肉クッションが効いたというのもありますが。
今日は弾丸ツアーのため景色を楽しむのは最小限でしたが、今度はもっとゆっくり来たいと思う景色満載でした。海も山もみかん畑も全部いいですが、特に生口島(瀬戸田町)の海が一番好きです。
KLX125は5500回転リミットで走りましたが、エキサイティングではあるものの、まったりという気分にはなれませんでした。サイクリングロード以外の普通の道ではそこそこ車がいますし、交通の流れの速い道が多いので、ゆっくり回転を上げていっては後ろからあおられそうです。まったりならセロー250が数段上ですね。とはいえこいつを買ったことを後悔しているというほどではありません。
400kmを超えたらオイル交換をして6000回転リミット(67km/hくらい)にします。それ以上回すことはほぼないと思いますのでもう慣らしのストレスはほぼゼロです。
2014.11.17 オイル&フィルター交換(401km)
ちょっと早すぎかなとは思いますが、125ccは常用回転数が高いですし、という言い訳をしますが実はセロー250の時も同じくらいで交換しています。まあ気休めにしかならないとは思いますが。金属粉がオイルに混じっていると思いきや、1mの距離から目視する限りないようです。触ってみたら違うかもしれませんがこんなものなんでしょう。
これから6000回転リミットにします。坂を登る時は5000回転では足りないことが多く、3速で5500回転まで回してシフトアップしたら失速するような坂もあります。これで少しだけ楽になります。急な坂以外だと6000回転は一時的に使う回転数でしょうから、常用域となる5000回転あたりのスムーズさがもう少し出てくれたらと思います。
2014.11.20 島根県雲南市木次町までツーリング(695km)
木次町と言ってもなじみはないでしょうけど、木次乳業のお膝元です。もっとわけわかりませんね(汗)。やまたのおろち公園というものすごく小さな公園が好きなのと、木次乳業製品を買いたい(サン・チェリヴァというデパートが近くにある)ので、以前もパンダさんの慣らし運転でここまで出かけました。
KLX125では初めてとなる山越えツーリングです。6000回転解禁直後でしたが、やはり山道では6000回転が必要です。4速に落とさないと失速する坂は結構多く、他の車のペースが速いと4速6000回転で59km/hあたり、これが限界ですのでパスさせないといけないことが多かったです。登り坂では6500回転とか7000回転まで使えれば、とちょっと思いました。
今までのツーリングと違い、時間制限がある中で頑張って距離を伸ばしたかったので、5000-6000回転キープで走ることがほとんどでした。全体的に交通の流れが速く、速度制限が出ていない道(もちろん60km/h出していいはずですが、感じとしては50km/h制限の道くらい)も多かったので距離が稼げました。例によって休憩時間が合計1時間ほどで、実質6時間くらい走りました。
5500回転前後の巡航というのは手のしびれは感じますが、意外になんとかなりました。お尻は例によって1時間から1時間半くらいで痛くはなりますがまあ特に問題なし。行きは3階ほど道の駅に寄りましたが、帰りは途中写真を撮るくらいで2時間40分をほぼ休みなし、それでも大丈夫でした。
182号線、314号線と国道ばかり走りましたが、紅葉がきれいでした。景色に癒されつつ激しく走る、というわけでもなく、せわしないというほどでもなく、ほどほどに走れました。高速コーナーも楽しめました。
そして素晴らしいのが燃費です。こんな走り方をしても49.5km/L(満タン法)という値が出ました。パンダさんでは頑張っても24くらいでしょうから2倍です。通勤燃費だけだと3倍くらいかもしれません。セロー250の長距離燃費が平均38.5ですから、常用回転数の違いを考えるとすごいです。ちなみに今日出発直前に給油した時の燃費が50.3km/L、206km走行のうち180kmがしまなみツーリングです。こちらも素晴らしい。
6000回転まで使うようになって、5000回転とかそれ以下が少しスムーズになったような気がします。気のせいでなければいいのですが。
2014.11.27 新見ツーリング(885km)
予定では津山かそのすぐ手前まで行くことにしていましたが、出発後1時間くらい妙に霧がすごかったので、ダメなら岡山周りで海岸沿いを走ろうかなと予定変更しました。福山から矢掛、総社を経由し、180号線を北上してとりあえず高梁を目指しました。気分が乗ればそこから津山を目指そうかなとも思ったのですが、妙にこの180号線の景色がよかったのでそのまま北上しました。
180号線は高梁川沿いを通っているのですが、紅葉した山々を見ながら気持ちよく走りました。新見からさらに北上すると鳥取県日野町という所にも行けるのですが、寒くてあまり気合が入らなかったのと、このまま東城回りで182号線で帰ってもだいたい200km弱走れるだろうと思ったので、ちょっと距離は短めですがそういうことにしました。今日の走行190km。
寒さと言えば今日は実は前回よりは気温が高くて、寒いところでも10度前後あったはずです。道沿いの温度計で一番低かったのは10度、182号線では18度とかでした。前回は登山用の分厚い靴下を追加、今回はフェースマスク(普通にかぶれば目以外全部隠せる、首だけ隠すこともできる)で顔は温かいと思ったはずですが。体調のせいでしょうか。
800km走行を超えたので182号線の登りでは4速6500回転も解禁しました。これであおられずにすみますし、6000-6500回転のパワー感はいいですね。6000回転の巡航もやりましたが結構手がしびれます。それに比べると5500回転巡航は楽に感じました。
2014.12.4 1ヶ月点検(888km)
新見ツーリングからほとんど走りませんでしたが、1ヶ月経過したので点検していただきました。エンジンオイル(前回と同じくWAKO'sのプロステージS、粘度未確認)とオイルフィルターも交換です。これで慣らし運転第一段階クリアで、今後は大手を振って7000回転リミットです。
2014.12.29 空気圧調整(933km)
低速走行の時に何かふらふらするな、ハンドルがとられるような、という感じがありました。路面が悪いからか、いやそんな感じもないし、と思いながら乗っていました。全くそう感じない時もあったのでなおさら路面の問題かと思ったのですが、今日空気圧をチェックしてみて高めになっていたのでそのせいかもしれません。
なので今日、フロントを2.00から1.70に、リアも2.0から1.68に下げました。指定空気圧は1名乗車の場合フロントもリアも1.50kgf/cm2です。寒い時期なのでやや高めがいいかな(ちなみに今日の気温は8-10度くらいと今の時期としてはやや高め)、測定器の誤差があったら落としすぎもありうるかなと思ってこのくらいにしました。タイヤ銘柄はIRCのGP-21F/GP21-Rで、指定タイヤは他にダンロップのD605もありますが両方とも指定空気圧は同じです。
今日の午後にほんの数キロ走った程度では特に何も感じませんでした。今後の様子をチェックします。
ところで今日給油しましたが、やはり燃費がすごいです。長距離がほとんどですが、街乗りがあってもそれほど落ちないのか。4回の給油で46.9、50.3、49.6、50.0となりました。ここまでの通算燃費は927.8km走行、18.85L給油、49.22km/Lとなりました。このあと空気圧調整をしましたので少し落ちる可能性はありますが、十分です。
最近の街中での乗り方としては2速、3速で6000回転近辺まで回してシフトアップするようにして、なるべく先行車と間を開けないようにしています。もちろんあおっていると思われないくらいに、です。以前の乗り方と比べてエンジンを回し気味になりますので燃費が落ちる可能性はありますが、今後どうなるか要チェックです。
2015.5.28 KLX125とお別れ(1100km)
たったの7ヶ月で手放してしまいました。今まで書いてきたようにいいバイクです。しかしまったりとは乗れないので私にはちょっと合わないと感じていました。125ccゆえの低速トルク不足も原因の一つでしょうし、もともとまったり系という作りになっていなかったかもしれません。
やはりコンパクトなオフロードバイクとしてはセロー250がよかったです。十分まったり系でした。ただ今買いなおすとまた同じような理由で手放してしまいそうなのでさすがに・・・
そういえば当初「シフトチェンジする時の感触が物足りない」「ウインカーのプッシュキャンセルボタンの節度感がない」と書いていますが、最終的にこれらは全く気になりませんでした。乗っているうちになじんできたのかもしれません。