スズキ ジクサー150   2023年型新車



2024.1.3 ジクサー150がほしい

MT-25とモンキー125の2台体制は理想的なはずでしたが、モンキー125が味的にいまひとつなのと、その割に2速20キロ弱でのぎくしゃくが気持ち悪いので残念に思っていました。そこで以前から気になっているジクサー150です。

ジクサー150は2021年10月にレンタルして福岡佐賀と走り、癒やし系のエンジンがすごく気に入りました。その1週間前にジクサー250をレンタルしたのですが、こちらはスムーズ一辺倒で、味は150の方が気に入りました。そこそこ渋滞路も走ったはずなので、ぎくしゃくについて記録がないのでこれもおそらく大丈夫か。

モンキー125は自転車並のサイズで狭い駐輪場でも楽々、125ccなのでしまなみ自転車道を走れる、任意保険が安い、というメリットがありますが、それらは実はそんなにメリットじゃないかもしれません。特にしまなみ自転車道は向島にたどり着くだけでも体力が必要なので、相当元気な時じゃないと行けません。料金的なメリットもさほどでもありませんし、125-250ccではきつくモンキーだとOKな駐輪スペースもほぼありません。

なのでやはりジクサー150がほしいです。ABS装備の2020年モデルの税込み35.2万円から2022年モデルは38.5万円へと本体価格は徐々に上がってきましたが、それでも安いです。ちなみにモンキー125は44万円。リセールバリューは全く期待できそうもありませんが(汗)。まあとにかく買って乗ってみないと損か得かわかりません。今注文して3月はじめくらいに納車だと最高です。



2024.1.17 ジクサー150スピード納車

ジクサー150を契約したのが1/6、猛スピードでお店に届き、今日納車されました。ポジションはMT-25と同じくらいの前傾、シフトペダルの位置や早くつながるクラッチの感触が慣れませんね。そしてブレーキが恐ろしいくらい効きません(今だけでしょうけど)。真冬の一番寒い時期に突入しますが、温かい時間帯を選んで慣らし運転です。


2024.2.12 ジクサー150慣らし終了、いいところ悪いところ

ジクサー150、今日1000kmを突破しました。1/17に納車されて1ヶ月弱、寒い中頑張りました。まあ実のところは仕事の休みの日は特にすることがなくて、午前午後1回ずつ近場に走りに出かけて暇つぶしとストレス解消をしていた感じです。

気温が5-6度になるところを狙い朝10時前後に出発、最高気温が一桁でも2時間までなら大丈夫でした。一度だけ4-5時間ツーリングをやったらとんでもなく冷えましたが、風邪はひかずにすみました。

今日ははじめて高速に20kmほど乗りましたが、まあまあ風が強い日かいつもこんなものかくらいで、90キロちょいの巡航なら大丈夫そうです。今日出したのはマックス103キロ、100キロ巡航はきつそうですが、そこはMT-25の出番です。

ということでいつもの○と×です。一言で言うとストリートファイターに擬態した普通のバイクで、フィーリングがよく楽しく乗れてます。単気筒のオンロード軽二輪では個人的にはベストかも、想像上のAX-1みたいです。何も特別なことはしていないのに、ありあわせの材料で作ったらとんでもなくおいしいチャーハンができてしまった、そんな感じのバイクですね。

○いいところ
(1)エンジンパワーは必要十分以上、思った通りに加速してくれ、エンブレが効き過ぎないので2速低速走行でもぎくしゃくしない。音は小さめだが3000弱-4000回転弱の鼓動感いい感じ、4000-6000回転はスムーズ、90キロちょいで巡航すると振動が少なく手がしびれない。
(2)写真では見た目いまいちだが実物はまあまあ、オレンジ選んでよかった。
(3)シフトの節度感があり、ニュートラルにも入りやすい。MT-25と同じく4速で40-60キロまでカバーできるので、シフトチェンジがせわしなくない。
(4)139kgという車体重量は十分軽量、反対側に倒しても引き戻せそう。133kgのセローより取り回しは軽いかも。
(5)なんとセンタースタンド装備。あと前輪後輪ディスクブレーキ、前輪ABSも装備。フルデジタルメーターは素晴らしい。バーグラフ式タコメーターも好き。
(6)MT-25と同じく2速10km/hちょいでゆっくり進む時の安定感が過去最高かも。止まりそうな時でも安定している。山道のコーナリングも安心。
(7)ガソリンタンクが12L、500kmツーリングは無給油でOK。
(8)こんなに素晴らしいバイクが税込み38.5万円とは安すぎる。

×悪いところ
(1)シート高は795mmとそこそこ高く、またがる時はよいが降りる時に足が時々シートに当たる。いつかこかしそうというほどではない。なお足つきは両かかとまでべったり(177cm84kg)。
(2)12L中8Lあまり消費したあたりで(残り3.6-3.7Lくらい、180kmくらい走れるはず)、燃料計のバーが残り1本になると同時に燃料計マークが点滅するので落ち着かない。さらに90kmくらい走ったあたりで(残り1.8-2Lくらい、90kmくらい走れるはず)燃料計マークとバーが同時に点滅する。こんなに過保護にしないで、個人的には3L残りで燃料警告灯だけ点灯(点滅不可)、1.5L残りでバー1本が点滅するくらいでよい。
(3)高速100キロ巡航は多分きつい(余裕と書いている方もいる)。自分は90キロで走りたい。
(4)リアタイヤが140/60-17と独特サイズ、素直に140/70-17だったら選択肢が増えるのに。乗り心地が硬いのもこのタイヤサイズのせい?
(5)デザイン(特にカラーリング)はもうちょっと何とかならんかったものか。せっかくいいバイクなのに、これだけでも売れないバイク確定。

△微妙なところ
(1)ストリートファイターというキャラなので仕方ないが、MT-25と同じくらいの前傾は若干不満。できればハンドルをもう少し高くしてほしい。
(2)燃費計がついていないのが惜しい。
(3)燃費が真冬の(気温5-10度)ツーリングで48くらい、もっといいかと思った。暖かくなったらよくなるかも。
(4)シートがめっちゃ硬く感じる。1.5-2時間痛くならないのは不思議。
(5)最小回転半径2.6m、MT-25(2.9m)よりはよいがCB250R(2.3m)やMT-125(2.4m)より小回りが利かない。ただ実用上大きな問題はなさそう。
(6)乗り心地は硬い。舗装状態の悪い路面では盛大に跳ねる。ただ不快とまではいかない。リアサスを一番柔らかいポジションに調整してもよさそう。
(7)グリップ付近の右側スイッチが激しく安っぽい作り、ステアリングを固定しているハンドルクランプの六角ボルトむき出しも安っぽい。個人的には両方とも気にならないが大丈夫かなとは思う。
(8)MT-25と同じくヘルメットホルダーがシートを外さないと使えない。オレンジ色のグラブバーがキャリアを着けたら外さないといけない。まああまり問題ではないが。