カワサキ エストレヤ 2014年モデル


2016.? エストレヤが欲しくなってきた

2016年の5月か6月くらいまではベスパPrimavera150で満足していたはずです。2015年の12月にNinja650との2台体制を企みましたが見事に挫折、やっぱりベスパがいいという結論にはなりましたが1年過ぎるといけないんでしょうか(汗)。

今回のバイク選びの条件は、(1)軽量コンパクトな車体(装備重量170kgくらいが限界?)、(2)ゆっくり走っても楽しめる癒し系バイク、この2点です。ヤマハSR400がどうしても引っかかりましたので4時間レンタルをしてみたのですが、確かにエンジンはいい味なんですがキック始動と股間のしびれが微妙でした。


2016.11.12 エストレヤをレンタルする

少し前にレンタルしたSR400の記憶が薄れないうちに比較したいのと、そして買ってから後悔しそうなポイントがないかどうかのチェックのためレンタルしました。3時間ちょいで107km走りました。

第一印象はかなりコンパクトで、SR400よりもう少し小さい印象です。大柄な私が乗ると125ccとかに見えることは間違いありません。

まず走り出すと・・・遅い(汗)。SR400と同じくスロットルに対しての反応がすごく穏やかで、少し余分にスロットルをひねればそれなりに加速してくれます。流れの速い国道なんかはスロットルを開け気味にして4500-5000回転くらいまで回してシフトアップしないと後続車が気になります。

でもそうでない普通の道だと4000回転くらいまでゆっくり回してシフトアップしたいです。シフトはあまり忙しく感じなかったのでOK、シフトショックはかなり少ないです。シフトアップの時はほぼショックゼロ。

クラシカルなまろやかな音がします。もちろんSR400より鼓動感は弱いでしょうけども、私には十分いいというか、むしろSRよりエストレヤの方が好きかも。5速60km/hは3800回転くらいでしたが、もう少し低めの回転数で流すと心地いいです。

ポジションがアメリカンっぽいかもと思いました。ほぼ直立姿勢でややハンドルが遠いかなと思いましたが特に問題なし。普通の体格の人だと普通に前傾してそんなにハンドルが遠く感じないかもしれません。

足つきはめちゃくちゃいいですが、足が窮屈というような問題は感じませんでした。177cm84kgの体格でもジャストフィット。車両重量161kgは特に重くは感じず、おそらくぐらっと来ても大丈夫です。

さてエストレヤは買いかどうかというと、間違いなく買いです。私にとってはぴったりの性能で、欠点がほぼありません。ひょっとしたら高速を走って泣くかもしれませんが(汗)。何とか春まで我慢したいと思います。


2017.1.8 エストレヤ中古を契約

2017年モデルの新車の発表をずっと待っていたのですが、通常の12月半ばに発表がなくもやもやとしていました。そういうところに2014年モデルの抹茶メタリックが目の前に。一発KOでした。


2017.1.14 エストレヤ納車(2200km台)

この日は雪が舞ったりするこの冬一番の寒さでした。午後6時過ぎの気温は0度から1度の間くらいだったでしょう。史上最も寒い中の納車です。

エストレヤは試乗した時の記憶が薄れていましたが、思ったよりずっとコンパクトで低かったです。私が乗ると絶対に125ccかそれ以下に見えることでしょう。ベスパでは高速の料金所で2回止められましたが(汗)、ETCの付いたエストレヤならきっと大丈夫。


2017.3.26 初の100キロ走行

エストレヤで高速道路を走り、初めて100キロ走行を解禁しました。

平地ではちゃんと100キロ巡行はできるのですが登りになると失速して、下手すると90キロも出ないという場面もあったりします。もしかするとベスパPrimavera150とほとんど変わらない?というような印象でした。

100キロで走っている時は確か6600回転くらいでした。最大トルクを5500回転、最高出力を7500回転で発生するエンジンですから結構頑張っている回転数です。少し前に別の道を走った時は80キロちょっとで走るとシートに振動が来て気になったのですが、この回転数では気になりませんでした。1時間くらいなら走れるかも。

もう少しスピードは出してみたのですが、追い越し車線に出るには下り坂でないと無理という感じでした。90キロとか100キロから加速するのに時間がかかりますし、後ろから車が来ていないのを確認してからでないとあおられます。多分120キロ巡行は無理でしょう。130キロ出るという話もあるのですが、下りじゃないと出ないかもしれません。

他の方の記事を読んでみると、やはり90キロ巡行くらいが快適で100キロ巡行はまあまあできるという感じですので、私の印象と同じようです。

去年の10月にSR400をレンタルした時の印象では、100キロ(4500回転)での走行は振動が気になって1時間は無理と思っていたようで、それよりは快適かなと思います。同じ250ccで比較すると、セロー250は100キロ巡行は楽勝でしたので負けてます。

今度はもう少し温かくなってから、長い距離を走ってみて確認してみます。



2017.5.28 奥出雲道の駅までツーリング(3461km)

もう少しで梅雨入りかもしれないので、頑張って走ってきました。岡山県を抜けて鳥取県に入りました。合計265kmほど高速を使わず走ってばかりでしたが、エストレヤ色の景色に癒されました。

何か面白いものでも売っていないかなと奥大山道の駅を目指して行ったのですが、品ぞろえはまずまずながらいまいち私には刺さりませんでした。帰り道で何か買って帰ろうと思ったら国道沿いにスーパーがあったのでそこで買い物。遠いところの小さいスーパー、大好きです。

エストレヤのツーリングはちょい疲れますね。60キロで走るとほぼ4000回転なので6速が欲しいです。それから山道を5000回転(5速じゃないです)ちょっとで走ると振動がすごくて手もお尻もしびれます。もっとも嫌というほどではありません。

やっぱりこいつは田舎道を40-50km/hで走るのが似合ってます。このシチュエーションは最高。それ以外は多分セロー250の方がはるかに快適でしょう。エストレヤは間もなく生産中止になりますし、そんなに人気がないようなのでしばらくは新車では買えなくなる可能性が高いです。今のうちに楽しみます。



2017.6.18 エストレヤの〇と×

〇なところ
(1)まろやかなエンジンフィール: 大排気量には負けるもののいい感じの鼓動感があり、3000回転前後くらいが心地よい。3500回転以上は癒しゾーンから少し外れるかもしれないが、回すのが嫌になるほどではない。40キロちょっとで走るのが一番気持ちよいので通勤とお買い物には最高。
(2)必要十分なエンジンパワー: 市街地では少しパワー不足を感じるもののあまり問題なし。5000回転くらいまで回すと少し「頑張ってる感」があるがこれはこれでいい。マックス80キロで走る分にはだいたい大丈夫。
(3)コンパクトな車体: 車両重量161kgと250cc単気筒としては決して軽くはないものの、もちろん600ccクラスよりは明らかに軽い。ポジションが低いせいか取り回しは楽勝、足つきも楽勝。オフ車のような高いポジションも好きだが低いのもアメリカンみたいで悪くないかも。
(4)クラシカルなデザイン: 50年前のバイクと言っても信じてもらえそうな、メグロ250ccの現代版のようなデザインは逆に新鮮。濃い抹茶色というこれまた現代ではありえない色も素晴らしい。
(5)ヘルメットホルダー: トップケースが買い物で満杯になるとよくヘルメットホルダーを使うので装備されていてよかった。使いにくいのは許す。
(6)シフトフィール: ワコーズのエンジンオイルを入れていた時は違和感があったが(硬すぎたり柔らかすぎたり)、純正に替えたら違和感が全くなくなった。フィーリングは十分よくてニュートラルにも入りやすいしギア抜けもしないし大満足。

×なところ
(1)高速走行はしんどい: 平地であれば100km/h巡行は大丈夫(だが疲れる)、軽い登り坂だと怪しくなり、下手すると90キロ出ない坂道もある。トラックの追い越しは下り坂を選んでやりたいところ。あと風はたっぷり受けるし手はそこそこしびれる。トータルで考えると高速メインの長距離ツーリングはやりたくない。
(2)高回転でのエンジンの振動: 90キロ巡行(6000回転くらい)をキープするとかなりハンドルに振動が来るので、できればこの回転域を外して走りたい。80キロ巡行はそれに比べるとだいぶ振動が少ない。ちなみにワコーズのエンジンオイルを入れていた時は80キロ巡行で振動がひどかった。
(3)時計が常時表示されない: メーターに時計、オドメーター、トリップメーターが表示されるのはいいが、どれか1つしか表示できない。燃料警告灯がないのでトリップメーターは常時見たいし時計も常時見たい。
(4)50ccに間違われる?: 体格のいい(177cm84kg)私が乗ると小さく見えておまけに白ナンバーということで、よく追い越しをされます。50ccと間違えていると思います。ETCを付けているのでベスパプリマヴェーラ150のように料金所で止められるということは多分ないでしょう。

△なところ
(1)市街地走行でも少しせかされる: 他の車の発進加速がよすぎるのが問題。ゆっくり加速したいのに。
(2)トリップメーターが2つほしい: 1つはガソリン満タン時にリセット、もう1つはツーリングのスタート時にリセットしたい。
(3)ガソリンコック: 今時のバイクには珍しいガソリンコックの装備。裏を返すと燃費計も燃料警告灯もない。最近のバイクにありがちな、まだ十分ガソリンが残っているのにしつこく警告されるのよりはましかも。
(4)燃費: 混んだ市街地の燃費は多分27-28くらいとあまりよくない。一方でツーリング(下道がほとんど)をすると38くらい出た。
(5)ドラムブレーキ付近からの異音: 減速時に時々「フォーン」という音が出ていたが、購入したお店で無償修理、以後問題なし。
(6)ETCがハンドル付近にある: 時計が見えにくいので、できればETCはシート下とかに収納できるようにしてほしかった。



2018.3.9 エストレヤのタイヤ交換・オイル交換(4313km)

エストレヤが初年度登録から4年ほど経過するのでいろいろやりました。

(1)タイヤ交換 IRCのGS-19前後+チューブ交換
 今までは全く無頓着だったのですが、4年経過したタイヤなのでゴムも硬化しているだろうと交換しました。チューブ交換も勧められたのでこちらも交換(前後で4000円ほど)。タイヤ前後と工賃と含むと3万円ほどでした。

(2)エンジンオイル、オイルフィルター交換
 前回カワサキ純正がよかったので今回も。

(3)ブレーキフルード交換
 真っ黒だったようです。



2018.12.6 エストレヤとお別れ(5100kmちょっと)

エストレヤとお別れになりました。私にとっては非常にいいバイクでした。エンジンの鼓動感はいい感じで、ぎくしゃくも最小限で乗っていてストレスがあまりありません。去年書いた○と×のところで「せかされる」と書きましたが、あまりせかされないような気もします。

新しい世界を、身の丈に合ったバイクを、ということでスーパーカブ110に買い換える予定なのですが、満足できるかどうか正直わかりません。おそらくエストレヤに乗り続けても遠くに行きたくなることはないでしょう(年とったな)。そういう場合は電車で遠くに行ってレンタルバイクの方がネタとしては何かと面白いです。

私としては2年で3000km弱の走行はかなり頑張った方です。中古で購入し慣らし運転も必要ない場合でここまで乗ったのはきわめて珍しいことです。いいバイクでした。