2010年型 デミオ13C(1300cc4速AT) 緑色



2010.11.4 次期愛車としてデミオ急浮上
ニューパンダさんが購入後1年4か月、BMW318tiに至ってはまだ9か月という有様ですが、次期愛車導入を検討しています。

ニューパンダさんの問題点は、乗り心地の悪さ、低速走行時の1速のエンジンブレーキによる頭の振れ、高速走行時の騒音、このあたりです。それらを除けばニューパンダさんはコンパクトで見切りがいいので運転してものすごく安心できます。シフトアップのショックはありますが慣れて気になりません。

BMW318tiの問題点は、重厚感があだになって疲れること、低い着座位置のためか車幅がサイズ以上に感じてしまい、狭い道でのすれ違いが怖いこと(特に夜は怖い)、このあたりです。これは直しようがありません。

とにかく今は車で疲れたくありません。318tiを手放してデミオを購入しようか、両方手放してフィアット500を購入しようか、そんな具合で考えています。フィアット500だと購入価格は200万円を超えますし、乗り味はニューパンダとほとんど同じかやや薄味になっているかもしれませんし、飽きてしまうのではと心配していています。やはりニューパンダさんを残してデミオか。


2011.11 デミオ3台試乗(15C、13C-V、13C)
詳しくは「酔竜的試乗記」をお読みください。13Cだけが4速ATで他の2台がCVTです。デミオ自体が気に入って、排気量とトランスミッションの選択になりましたが、一般的に静かさ、スムーズさで有利なCVTが私にはどうも不自然な感じがしてしまい、4速ATを選択すると自動的に1300ccになるという具合で13Cに決定しました。1300ccで何の不満もなかったので、1500ccを選ぶ意義もなかったですし、ちょうどよかったです。


2010.11.28 デミオ納車
今日マツダデミオが納車されました。自分の車として見ると、この黄緑メタリックという色はかなり派手派手だと初めて思いました。あまり人気色にならないのも無理もありませんが、私としては好都合です。

早速笠岡の海沿いなどを40kmほど走ってみました。アクセルがやや過敏であることは試乗の際にも感じましたが、まあこんなものでしょう。直進性が少しよくない(大げさに言うと常にハンドルを左右にゆすらないと直進しない)のはタイヤがなじんでいないせいかもしれません。いずれにしろミシュランエナジーセイバーに交換しますしよくなるでしょう。

一方いい意味でも悪い意味でも軽快感があります。これも以前感じた通りで、疲れた体には好都合です。乗り心地はまずまずよく、頭にもひびかないでしょう。またアイドリング時のエンジンの静かさは高級車のようでした。

それとアクセルをやや踏み気味にして2500回転あたりでシフトアップするような時、2000回転から2500回転くらいの間で、アクセルとエンジンがつながっているようなダイレクト感がありました。これはCVT仕様にはないところでしょう。加速も必要十分かそれ以上です。

まあ乗って感動するような車でもありませんし、まずまずいい感じでドライブをしてきました。あの新車のにおいをとるのが第一の作業です。あと年内に1000km走って初回点検を受けないと。

2010.12.13 デミオ2週間で500km
デミオが先月末にやってきて、2週間ほどで500km走りました。やはりストレスは減りました。仕事で疲れて帰るときにはニューパンダさんもBMW318tiも癒しという面ではいまいちでしたので(購入当初とはかなり印象が違うので最近疲れているんでしょう)、デミオの運転しやすさと乗り心地のよさはかなりいいです。

少しエンジンを回すとなかなかいい感じの音はしますが、以前乗っていた初代アクセラには負けます。音量はさておき音質がよかったです。エンジン音のチューニングをしていたのではないかと想像します。でもデミオもまあまあいいです。

狭い国道を走る時も特にボディサイズ(ミラー幅)を意識することもありませんし、同じミラー幅のBMW318tiより確実に怖くないです。本当に狭いところではやはりニューパンダさんのありがたみがわかるでしょうけども。

新車のにおいがもう少しとれてくれればいいのですが。また発進時のアクセルの過敏さは気になります。でも今のところ大きな問題にはなっていません。ブレーキは自然でいいです。ハンドリングもちょっと軽すぎかなとは思いますが問題ありません。

燃費がちょっと不満です。高速と一般道(いつもの通勤より条件はいいはず)半々くらいで13km/Lとなりました。一般道が10で高速が16だとこんな感じです。もしくは一般道が11で高速が15くらいでしょうか。するとちょっと高速燃費がいまいちになります。

ニューパンダさんの燃費が同じ条件で一般道11、高速18くらいになるでしょうから、まあこんなものかと言えるかもしれません。ただ10.15モード燃費21というのがちょっと信じられません。どうやったらこの数字が出るのでしょうか。まあ燃費は最初からあまり期待していなかったのでいいと言えばいいのですが。

そういえば418kmくらいで燃料系が点滅をはじめ、440kmで「E」のみが点滅しました。結局455kmで給油して35Lくらい入りましたので、最初の点滅では31L消費(10L残り)でEのみの点滅では8L残りくらいの見当になります。だとしたら最初の点滅はあまり意味がないような気がしてしまいます。おそらく最初に点滅したらすぐにガソリンを入れろということでしょう。

そんなわけですが、十分満足して乗っています。こんないい車が軽自動車のいいグレードと同じくらいのお値段で買えるわけですから、とんでもなくコストパフォーマンスはいいと思います。

2010.12.25 デミオ1ヶ月点検(934km)
今日1ヶ月点検に出してきました。半分くらい高速を使い、何とか900kmあまり走りました。そしてエンジンオイルとオイルフィルターを交換し、前輪タイヤをミシュランエナジーセイバーに交換していただきました。

点検前後で走り方があまり変わるわけではありませんが、これでひと安心です。そしてエナジーセイバーでどのくらい乗り心地やハンドリングが変化するか楽しみです。今のところのインプレですが、

エンジンはなかなかいいです。アイドリングは静かで、加速時に回すと(2000-2500回転)結構音がします。買ったばかりの時はなぜかこの音があまり感じられませんでしたが、最近車を買うといつもこうです。

で、この音、うるさいとは感じませんし、アクセラにはかないませんがまずまずいい音です。相変わらず過敏な発進加速ですが、デミオはまだましな方でしょうし、今のところ大きな不満にはなっていません。2000回転を超えてからのパワー感はいい感じです。加速も高速道路の登り坂以外は全く不満はありません。

4速ATは自然なフィーリングで、シフトショックも少なく満足です。静かに走りたい時が多いので、シフトアップがやや早めなのも十分許容範囲です。登り坂でのキックダウンも唐突でなく、普通のアクセルワークをしている限りは不要なキックダウンはほとんどありません。欲を言うとプラスマイナスのシフトがあれば完璧なのですが。

ブレーキは唐突な効きがなく自然なフィーリングで全く不満はありません。ハンドリングはやはり直進安定性がいまいちですが、タイヤ交換でよくなる可能性があるので期待しています。カーブでのハンドリングは車体変化のほどよい大きさを含めていい感じで不満はありません。

乗り心地は純正タイヤでも大きな不満はありません。舗装状態の悪いところを40km/hで越えてもめまいがすることもありませんでした。高速を走ってもあまり疲れません。

ドライビングポジションはまあまあいい感じでとれますし、足元が狭苦しくなくちょうどいい感じなので居住空間としては問題ありません。シートが柔らかすぎるのはちょっとだけ不満ですが、ニューパンダさんの素晴らしいシートと比較するからでしょうか。

座高が高いせいか視界はいいです。雨が降るとワイパーの拭き残しの部分がやや大きな障害になりますが、それ以外は問題ありません。そして車幅感覚がつかみやすく、狭い道を40km/hくらいですれ違う場面でもそれほど怖くありません。これは私にとってかなり大きいです。

装備は必要十分という感じで、時計がカーオーディオにしかないこと、総走行距離とトリップメーターが同時に表示されないこと、燃料計がやや使いにくいこと(10L残りで点滅開始、8L残りでE点滅)、ワイパーの時間調整がないこと、など小さな不満くらいのものです。

まとめますと、ストレスなく乗り降りと運転ができ、楽しさもまずまず(ニューパンダさんにはかないません)と、今のところかなり満足しています。来年にSKY-Gエンジンが搭載になりますが、今のエンジンより薄味になる可能性が高く、私としてはデメリットの方が大きいと思い購入を急ぎました。燃費が1.5倍よくなっても楽しさが減ってしまっては意味がないですからね。

2011.1.8 デミオの直進安定性
以前デミオのインプレッションの中で「直進安定性がいまいち」と書きました。車が直進するためにはいろんな要素が絡み合います。アライメントがとれていること、タイヤが真円に近い形になっていること、そして運転手がまっすぐ方向にステアリングを保持していること、などでしょうか。

教習場で習うような運転の基礎として、「視線をなるべく遠くに」というのがあります。「車は視線の方向に自然に向く」とも習いました。自分の進みたい方向に視線を向けていないと直進しにくいというのは大いにあります。

で、デミオの直進安定性が悪いということは、自分の運転が悪いという原因もあるかなと思い、いろいろ考えてみました。

まず、ドライビングポジションがしっくりこないという問題点がありました。シートを1ノッチ前に出すことでステアリングが保持しやすくなり、少し改善しました。

視線を遠くにというのも意識的にやってみると、やはり直進しやすくなったようです。ただ最近はすいた道を走ることがほとんどないため、なかなか視線を遠くにというのが難しいです。

そして今朝、ステアリングから手を離すとどうなるかなと思ってやってみました。すると普通に直進しました。やっぱり腕の問題か、と思ったのですが、ふとその直進状態から少しハンドルを右に切って再び手を離してみました。すると少しずつ右に進みました。左も同様でした。自動的にはど真ん中には戻りませんでした。

ステアリングのニュートラルポジションが少し左右に幅があるということでしょうか。他の車ではこの実験をしていないのでわかりませんが、ニュートラルポジションが1か所であって、その場所で直進するとしたなら、私のデミオはたまたまニュートラルの真ん中に戻した場合のみ直進するということになるでしょう。

まあこんなことをグダグダと書いてみましたが、結局運転技術の問題だけかもしれません。あまり気にしないようにしておきます。

<1/9追記>今日VWポロに乗ってチェックしてみたところ、ステアリングのニュートラル付近の挙動についてはおおむね同じで、デミオよりは少しいいという感じでした。ですのでこんなもんだと思うようにします。

2011.1.13 デミオの燃費と燃料計の■
寒い日が続きます。最近は最低気温がマイナス2度前後が続いているようで、冬の中でも一番寒い時の気温です。朝はエンジンをかけてすぐに窓ガラスをガリガリやってからの出勤で、アイドリング時間はそれほど長くないのですが燃費には一番悪い条件です。

短い距離ながらほぼ通勤のみで8.2km/L、ほぼ高速のみで16.3km/Lという計測値が出ました。距離が短いので誤差も生じやすいでしょうけども、やはり通勤燃費の悪さが際立ちます。

同じ条件でニューパンダさんでしたらおそらく満タン法で10km/Lくらいだと思います。BMW318tiは冬の通勤燃費は計り損ねましたが、記録を見ると春から夏にかけて6km/Lくらいとの感触のようでしたから、冬はもっと(1割くらい?)悪いでしょう。

デミオはそれほどエンジン回転を上げることもなく、ゆったりと運転している割にはいまいちな燃費です。低燃費を標榜するエンジンですから渋滞だらけの通勤でも10くらい行ってほしいものですが、暖かくなればもう少し燃費は上がると思いますので今後に期待です。

ところでデミオの燃料計は一般的な針方式ではなく、四角い点とEで表示されます。満タン時は[E■■■■ ■■■■]と表示されます。最近のリサーチでこの■1個でだいたい4Lという感じになりました。やり方は■が例えば3個なくなった瞬間の走行距離を記憶しておいて、その後何キロ走って何リットル給油したかによって、比例計算で■3個の消費量を出すというものです。3回記録して■1個分が4.13L、4.03L、3.99Lとなっています。

マニュアルには10Lを切った時の表示しか書いてないので自分で確かめてみました。まだまだ検証を続けます。燃費が悪いからといって買い替えの原因になるわけでもないのに、我ながらマニアックです(大汗)。

2011.1.27 デミオの直進安定性その2
先日何やらgoogle検索をしていて、その時出てきたデミオの2chを暇つぶしに読みふけってしまいました。

直進安定性について、それまではいろんなインプレを読んでもほとんど出ていなかったので、私のデミオだけの問題なのかと思っていましたが、そこでは「ハンドルの遊びが少ないせいで直進安定性が損なわれている」というコメントが複数の方からありました。

別に「デミオ ハンドル 遊び」で検索すると、ハンドルの遊びの少なさを肯定的に(クイックで面白い)というコメントも見受けられました。ただスポルトではそれでよくても、13Cというベーシックグレードは違った設定にしてほしかったです。

つまり、ハンドルの遊びが少ない上に、ハンドルから手を離してもニュートラルポジションへの復帰がいまいちというのが加わっていると結論付けました。

まあ、ぎりぎり我慢できる範囲です。また最近はアクセルの過敏さにも慣れました。相変わらず乗っていてストレスが少なく、かといって乗っていて嫌にならないという(ほめ言葉か?)、今の私にはぴったりの車です。

そういえば以前燃費のことを書きましたが、その2chで私よりマニアックな方がいらしたようで、たとえば■がひとつ消灯した瞬間から、もうひとつ■が消灯した瞬間までは4.5L消費されるという調査結果が載っていました。素晴らしい。ちなみに今の通勤燃費は8.8くらいのようです。

2011.2.3 DEデミオのカーオーディオ交換
カーオーディオについてはちょっとだけこだわりがあって、デミオを新車で購入する時にもちょっと考えたのですが、なかなかいいオプションがありませんでした。1万円ちょっとのクラリオンのやつがMP3対応ということで、しばらくは大丈夫だろうし不満だったら交換すればいいやと思ってそれにしました。

結局CD-RでMP3ファイルを焼くと10枚前後しか入りませんし、すぐに次のCDを作りたくなります。めんどくさいですし2回続けて失敗しました。ウインドウズではCD-Rのフォーマットが2種類あって、どっちかわからずに適当に選んだせいです。

やはりUSBメモリーが接続できるのがいいです。CD-Rを消耗品のように使わなくてもいいですし、大容量のものを選べばCD数百枚分が一度に入ります。

ちなみに音質のこだわりはほとんどありません。車なので素晴らしい音にするには無理がありますし、エンジン音やロードノイズが入るのでこだわっても仕方ないと思っています。

で、日本語2行以上の表示、USBメモリー対応(できればフロントパネルに小型メモリーを付けたい)、常時時計表示(デミオには時計がないのです)、という条件で選ぶと、かなり限られてしまいます。アルパインのiDA-X305S(CDは聞けない)、ケンウッドのI-K99、I-K77くらいしかありません。まあ大多数の人はカーナビを付けますし、あまり需要がないのでしょうね。

今回はケンウッドのI-K77にしました。ちょっと時計表示が小さいのですが、アルパインにすればよかったかなとちょっと後悔している最中ですが、一瞬選択肢から抜け落ちている間にケンウッドをオーダーしてしまったもので(汗)。

カーオーディオの取りつけは今まで10台くらいはやったはずで、慣れているはずなのですが、デミオは最大級に難しかったです。前回のBMW318tiと双璧ですね。

とにかく外す部品が多く、グローブボックスまで外さないといけませんし、単純にねじを外すというシロモノでなく、わけもわからず引っ張っていいのかどうしていいのかわからない状況での作業でした。ねじを隠すことと作業効率を上げるためにこうなったのでしょうね。

他の方のホームページとか、アルパインの「車種別取りつけ情報」を参考にしてやりましたが、どこにも載っていない秘密のネジがあったりしました(グローブボックスを外して奥の方にやっと見える)。

結局その秘密のねじはディーラーに駆け込んで教えていただきやっと外れました。知らなければプラスチックパーツを壊していたでしょう。

また配線がそのままでは使えず、イエローハットに行き配線キット(A-2A、\2350)を買って事なきを得ました。

無事音が出て、さあ組み付け、と思うと今度はうまくはめ込めません。配線が邪魔をしてはまらないのかと思ってまたディーラーにかけこみました。結局その秘密のねじを入れるステーの取りつけが悪かったようで、最終的に何とかはまりました。

いやあ疲れました。正味2時間半くらいの作業となりました。もう二度とやりたくないですね。

しかし何かあってまたばらすことを考えて、今回困ったことを書き残します。

1、シフトパネルは上に引っ張って外す。シフトレバーはそのままでOK。

2、助手席側・運転席側サイドカバーはファスナーを外し、手前側にある2か所のはめ込みを外し、エンジン側ははめ込みでなくひっかけて固定されているので、はめこみと同じように引っ張ると破損してしまうので注意して外す。

3、2本のねじを外し、フロントコンソールを外す。基本的に上(もしくは上手前)に引っ張るが、ごそごそとああでもないこうでもないと注意して外すのがよさそう。

4、グローブボックスを外す時は、ひもを外すとあとはねじを外さずにかみ合っているだけなので、動かしながら考えて外す。

5、グローブボックスから狭い隙間を覗くと秘密のねじ(10mm六角ねじ)がかろうじて見える。ラチェットレンチ+延長バー+10mm六角ソケットにて外す。

6、正面のねじを2つ外し、オーディオパネルを外す。はめ込み方式だがなかなか外れなかったので注意して外す。でも秘密のねじさえ外しておけばすぐ外れるかも。

2011.2.26 DEデミオ3ヶ月経過
デミオは無事に走っておりまして、特にニュースもなく過ごしています.。暖かくなり、エンジンがやや軽やかになっているような気がします。燃費も徐々に上がり、高速燃費は区間により20をちょっと超えた時もありました。

区間燃費と書きましたが、やはりマニアックなことを試しています。四角がひとつ消えるとだいたい4.5Lということで、一つ消えた瞬間の距離を記録して(記憶してあとで記録して)、次にもう一つ消えた瞬間も同じことをします。そしてその間の距離を出して4.5で割るというものです。かなりややこしい作業です。

もう少し暖かくなり、エアコンをかけない時の燃費を出してみたいものです。もうすぐ春という実感がやっと出てきました。

乗り心地は十分合格点です。百点とか90点とかは付けられないでしょうけども、BMW318tiが50点だとしたら70点くらいあげられます。以前問題として取り上げた40km/hくらいで通過する段差は問題なくなりました。BMW318tiやニューパンダさんでは30km/hに落とさないと無理でしたがデミオは40km/hでも大丈夫です。

エンジン音もぎりぎり合格点です。坂道はエンジンを回せますので、3000回転手前くらいからいい感じになってきます。混んだ市街地ではどんな車でもエンジン音を味わうどころではないので、仕方ないですね。

そんなわけで十分満足して乗っています。うるさいことを言わなければデミオで5年はいけるでしょう。もちろんうるさいことを言い出すに決まっていますが(爆)。

2011.6.2 DEデミオ6ヶ月点検(3959km)
デミオが半年経過して、6ヶ月点検に出しました。前回1ヶ月点検で1000km弱走ってオイルとフィルターを交換したので今回はオイル交換だけしていただきました。

直進安定性が悪い(ハンドルの遊びが少ない?)ことは伝えておいたのですが、特に異常はないとのこと。やはりそういう味付けではないかとのことです。スポルトはこれでもいいと思うのですが、普通のデミオはちょっとどうかなという感じです。やはり混んでいる道を50km/h前後で走ると気になります。

あと不満は燃費(エアコンをつけなくても混んだ道の通勤のみだと10km/Lくらい)とアクセルの過敏さ(ある程度慣れましたが)くらいでしょうか。トランクにゴルフバッグを入れる時にウッドとユーティリティ(40インチ以上)を抜くのも慣れました。

その他は満足というか、かなりよくできているのではと思っています。エンジンはやはりアクセラスポーツで感じたような音のよさはあります。坂道で踏み込んで2500-3000回転くらい回す時は結構いい感じです。ハンドリングもいい感じ。オートマの制御もブレーキフィーリングも何の違和感もなし。小回り性能大満足。

そういえば、アクセラスポーツはプラマイシフトがありました。あれがあるとかなり違います。デミオでもマニュアルのような変速ができたらもっと楽しいだろうなと思います。あの伝統的なオートマのシフトはフィーリングがよくありませんし、何よりガチャガチャやると壊れそうです。

これ以上大きい車は乗りたくありませんし、小さい車では不満の方が大きくなるような気がしますので、ジャストサイズ、ジャストの排気量(これ以上速くなくていいです)だと思います。フィアット500ツインエアの誘惑さえなければ2年半くらい乗り続けられそうです(爆)。

2011.6.12 マツダデミオ(DE型)の○と×
デミオも購入後半年、走行距離は4000kmを超えました。ここでインプレを書きたいと思います。総評としては、こんな車が車両本体価格120万円とは安いとなりますが、細かい不満はたくさん出てきました。特に直進安定性の不満は割と深刻で、買い替えの理由に十分なります。

デミオの○なところ

(1)コンパクトで取り回しがいい: やはりBセグメント(4m弱の全長、5ナンバーに収まる全幅)は絶妙サイズです。これより小さければいいなと思うような場面はほとんどありません。最小回転半径4.7mという小回り性能も不満を感じる場面はほとんどないでしょう。

(2)乗り心地がいい: この私が満足しています。荒れた道ではもう少しよければと思うこともありますが、十分いいです。

(3)エンジンが楽しい: 決して静かなエンジンとは言えませんが、その分2500-3000回転の音がいいです。この回転域で楽しめる車はほとんどないと思いますので貴重です。もちろん3000回転以上もいいですが、オートマなのでそこまで回すことはほとんどありません。また高速でも100km/hで2500回転くらいですのでそれほどうるさくないのもいいです。

(4)ハンドリングがいい: カーブでのハンドリングはいい感じです。ほんの少しだけフワンフワンという感じはありますが、気持ちよく曲がってくれます。これ以上サスを固めると乗り心地に影響するのでちょうどいいセッティングでしょう。

(5)スタイリングがいい: プジョーとかアルファ147の面影があるのが残念ではありますが、世間的にはパクりの範疇には入っていないようです。同クラスの他の国産車にも影響を与えているような気がします。あと黄緑メタリックというこの色、これを設定してくれたのは素晴らしいです。

(6)視界がいい: 座高の高い私ですが、シートをかなり上に上げていいポジションがとれました。頭上には4-5cm隙間があるので十分です。路面のラインが見やすいですし、着座位置が低いBMW318tiと違ってすれ違いや駐車が楽です。

(7)必要十分の安定性: 街中はもちろん問題なし、高速でももう少し安定してほしいと思うような場面はありません。上を見ればきりがないのですが、今は不満はありません。やはりこのBセグメントというサイズは絶妙だと思います。

(8)オートマがなかなかいい: 変速ショックは意識しないほどスムーズですし、アクセルを踏んだときの加速の仕方はCVTより自然だと思います(乗り比べました)。4速2500回転ほどで100km/h出ますので、5速でなくても今のままでいいです。

デミオの×なところ

(1)直進安定性が悪い: ハンドルの遊びが少ないようで、まっすぐ走るためには大げさに書くと小刻みにハンドルをゆすっていないといけません。クイックなハンドリングの副作用ということでしょうけども、スポルトならこれでいいのですが一般グレードはもう少し穏やかにしてほしかったです。ただ高速道路ではその問題はあるものの、おおむね安定して走れますのでそれほど疲れません。

(2)トランクが狭い: このクラスの車はゴルフバッグを積む時ドライバーだけ抜けば入ることが多いようですが、デミオはウッドを全部抜かないと入りません。容量自体はまずまずとは思いますが。

(3)ワイパーの時間調整がほしい: ワイパーのスピードが3段階しかありません。雨がほんのちょっと降っている時はもう少し遅くしたいので、やはり時間調整がほしいです。上級グレードでもこの装備はなさそうで残念です。

(4)燃費が悪い: 渋滞のある通勤路だと暖かい時期のエアコンなしという一番いい条件でも10km/Lくらいです。同じ条件だとニューパンダさんは12km/h、BMW318tiは6km/h、レガシィツーリングワゴンは7.5km/hくらいの感じです(いずれも燃費計でなく実測で)。高速を走るとおそらく16km/hくらいでしょう。10・15モード燃費の21.0km/hはどうやって達成できるのか私にはわかりません。燃費計がないのも非常に残念です。

(5)ドアミラーがめちゃくちゃ大きい: 後方視界にとってはややプラスですが、私はそれ以上に車幅が増える(何と3ナンバーのBMW318tiと同じ!)のがいやです。私はルームミラーの方をよく見るので、ドアミラーはほどほど見えていればいいです。

デミオの△なところ

(1)微妙な4速オートマ: ○のところにも書いたように決定的な不満はありませんが、欲を言えば初代アクセラスポーツにあったような(+)(−)のシフトがほしいです。高速道路の坂道ではホールドボタンで3速に落としますが、ワインディングを走ると2速から4速まで自分で変速して走りたくなると思います。

(2)高速道路の登り坂がつらい: 100km/hくらいで走ると、登り坂ではじりじりと速度が落ち、キックダウンするくらいアクセルを踏まないといけません。3速に落としてエンジンを回して走ることになりますが、例のプラマイシフトがついていればほとんど不満にはなりません。それ以外の場面では過不足ない加速という評価になりまして、1500の方がよかったとは全く思いません。

(3)内装がショボい: 白い内装も選べましたが中途半端で微妙なので私はブラックにしました。インパネ以外は20年前のファミリアからほとんど進化していないような内装は結構ショボいと思います。それほど嫌ではありませんが、もう少し何とかならんのかと思ってしまいます。

(4)燃料計が見にくい: ■が8つ並んでいて、だんだんと■の数が減るいう仕組みですが、8つある■が半分になっても実際は半分も減っていない(タンク容量41Lで、■が4つになった直後で24Lの残り)という感じです。■ひとつが4.4Lくらいなので(しかも■が一つ残っている時は11L残っている)、1つの■で5Lにするとかなりわかりやすくなると思います。うっかりガス欠を起こす人のためにこうしたのでしょうけども、私のようなしっかり者には(?)わかりにくいです。

(5)メーターがハンドルで隠れる: 私のようにシートをあまり倒さないで直立気味に前の方に座り、しかもシートを高くする場合、ハンドルの上の部分でメーターが隠れます。100km/hの数字がぎりぎり見えるくらいで済むので△にしました。もう少しハンドル径が大きいと問題ないです。私の体型(太もも激太)と座り方の問題でしょうか。

(6)集中ドアロックの作動音: 静かすぎて本当に作動したのかわからないことが多いです。一応ウインカーが一回付きますが明るいところではわかりにくいです。妻のポロやBMW318tiのような壊れそうな「ドガシャ」という音がしなくてもいいですが、もう少し音が大きいとありがたいです。

(7)アクセルペダルがやや過敏: 納車当初はかなり気になりましたが、最近慣れたようです。ゆっくり発進したい時ちょっとしかアクセルを踏まないのに必要以上に加速するのはよくありません。

(8)時計がない: 時計がインパネ内にないのが不便です。セロー250でキーをOFFした時に時計が表示されているのを見ると、なぜこれが車でできないのかと思います。カーステレオの時計は表示が小さいですし・・・

2011.8.18 デミオとお別れ

今日陸送業者の方が引き取りに来られて、これからデミオは義母のもとに旅立ちます。以前持っていた初代デミオもその義母にあげたのですが、それが今年の秋で13年が経過し、かなりボロくなったのでそろそろ替え時と思い、そうしました。

デミオはなかなかいい車でした。以前書いた長文のインプレでほぼ間違いありませんが、頼りなさを感じることもなく、ハンドリングも剛性感が十分あり、加速も必要十分、エンジン音はなかなかいい(3000回転以下でも味わいあり)、という具合で、コストパフォーマンスを考えると素晴らしい出来だと思います。

燃費は少し不満でした。アクセラの時は4速ATが燃費を悪くしていたようでしたので、CVTはもうちょっといいでしょうし、マニュアルミッションだとさらによくなるでしょう。でも4速ATのフィーリングは十分よく、あえて言うなら減速して再加速する時のギクシャク感だけちょっと残念でしたが、ほぼ望みどおりです。変速ショックは気になりませんでしたし。

スカイアクティブが出ましたが、CVTしかないようで、私の選択肢にはおそらく入らなかったでしょう。CVTはスムーズさを求める人(おそらく大部分のユーザー)にはいいと思いますが、私は従来のトルコンの味の方が好きなようです。10・15モード燃費は13Cの21.0から30.0に大幅アップしましたが、実燃費がこの比率と同じであれば、私の通勤路で15(0.5倍)、高速で24(0.8倍)くらいになるでしょうか。この数字が出るなら素晴らしいです。

直進安定性の悪さだけが残念でした。ハンドルを少し切って、手を放すと中立地点に戻るはずですが、その戻りが悪いせいなのか、おおげさに書くとまっすぐ走るには意識的にハンドルを左右に切って進まないといけませんでした。長距離や前がすいている時では気になりませんでしたが、混んだ道では気になったので、おそらく視点の問題もあるのでしょう。

これは車がボロいわけではなく、クイックなハンドリングという味付けのために犠牲になったようです。点検でも問題ないといわれました。私はそれほどクイックなハンドリングを求めませんし(普通でいいってことです)、ぜひとも直進安定性をキープした上でいいハンドリングを実現してほしかったです。とはいえごく一部のオーナーが指摘していることですから、普通の人は特に問題にしないかもしれませんね。

あとエアコンは、真夏の34度くらいの中ではちょっと効きがいまいちかなと思いますが、排気量を考えるとこんなものかもしれません。真夏でも朝夕の通勤時間帯では全く問題ありません。

最後になりましたが、何と言ってもプラスマイナスのシフトがあったらどれほどよかったかと思います。CVT仕様にはあると思いますが、4速AT仕様は廉価版という位置づけですからありません。アクセラスポーツの4速ATはほぼ同じミッションだと思いますが、このプラスマイナスのシフトがあったせいでマニュアル的な走りができてよかったです。たまには2速で4000回転とか回してみたいですが、オートマのまま踏み込むというのはいまいちフィーリング的に合いません。あの節度感のないシフトレバーをガチャガチャ動かすと、フィーリングも悪いですし壊れそうです。

理想の車というのは出会うのが非常に難しいです。自分が作るのでしたらすぐに直すという欠点が、大勢のユーザーに合うようにということで残されます。もちろんコストのこともあるでしょう。プラスマイナスシフトと直進安定性の問題、この2つがあれば20万円高くても喜んで買い換えたことでしょう。

まあ、いずれにしても、いい車でした。自信をもって他の人に勧められます。 フィアット500ツインエアのことさえ知らなければ、十分3年乗れていたと思います。