アルファ147 2.0 5速MT(2003年式) 2012.10.18購入 2012.11.12執筆

とうとうアルファ147を買ってしまいました。2001年にアルファ145(フェイズ1、4年落ち)を購入してわずか10ヶ月で手放し、その後11年。あの時の記憶は美しく幾度も甦り、アルファロメオのツインスパークは最高!となっていました。



アルファ147は今まで何度も購入対象に挙がり、何回も試乗しました。一番買いそうになっていたのは2008年10月です。レガシィを買ったばかりでしたがツインスパークがなくなるという噂が出て、その前に新車で乗りたいと思いました。1600ccのスポルティーバを試乗し、乗り心地が悪いのでノーマルはと考えたら、何とすでにノーマルの新車は2.0も1.6も入手不可能になっていました。結局レガシィに乗っている間にもう1台中古の2.0セレスピードも試乗しましたが、乗り換えたくなるほどではなかったようです。

さらに時は流れ2012年、前の年にフィアット500ツインエアを購入し気に入って乗っていましたが、このままでは3年で手放してしまうと思い、もう1台購入して2台を均等に乗り飽きないようにしようという考えが浮かびました(アホですねえ)。候補に挙がったのがMINI ONEの6速MTとアルファ147でした。ツインエアがATで十分楽しめるのでMTに絞れました。MTで交通の流れ程度で楽しい車、Bセグメント程度の大きさというと本当に難しく、他に選択肢はありませんでした。

MINIは試乗しましたが着座位置が低く、ボディの大きさを必要以上に意識しましたが、エンジンとマニュアルミッションはなかなか楽しめるものでした。これを却下したのは結局中古価格が高すぎ、新車で乗るには覚悟が必要ということ、そして数年後でも十分乗れるということが理由でした。一方で147は5速MTで味の濃いと言われる2.0の右ハンドルは前期型しかなく、運よく2004年式を手に入れられたとしても8年落ちで今が最後のチャンスという明確な?理由がありました。

そんなこんなでアルファ147の前期型、自動的に3ドアという条件で探しました。色はもちろん赤、145の時も赤がよかったのですがたまたま巡りあったのが青、そもそもイタ車で赤なんて乗ったことがありません(朱色とかピンクはありますが)。赤いイタ車にはずっと憧れていて、そもそもアルファの赤というのは何か格別な感情がありました。絶対に赤だあ・・・、するとgooとかカーセンサーとか探しても日本に数台しかないのです。すでに希少車。

まあ最悪赤は外さないといけないかも、と思っていたら大阪のショップにちょうどいい車がありました。2003年式(2004年希望でしたが仕方ない)で走行64000kmのフルノーマル、タイミングベルトとウオーターポンプも格安で交換可能、しかも整備工場がやっているショップなので間違いないだろう。そんな具合に考え、すぐに連絡をとったのが10/1、それから1週間も経たない10/4に大阪に向かいました。

さてご対面です。見た感じはとても9年落ちとは思えない状態、前の月に某所で試乗した7年落ちの1.6と同じくらいの程度でした。運転してみると拍子抜けするくらいスムーズで、先日の1.6のようなボロい乗り味(これはこれで好きでしたが)ではありませんでした。音は意外と普通。私の場合試乗した第一印象は全くあてにならず、これで買わなければ絶対に後悔するという理由だけで契約しました。
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2012.10.18 陸送と登録

購入時には登録費用として5万円が計上されていたのですが、自分でやりたいと言うと快く削っていただきました。この日に再度大阪に向かい、おっかなびっくり乗って帰りました。誤算だったのは怖いので高速に乗ってからガソリンを入れようと思っていたところ、高速が工事渋滞でした。結局中国吹田で乗ったものの宝塚で降り、降りたところで給油し、少し走って次の宝塚ICで乗りました。やれやれ。

しばらく走ると慣れてきました。この147はローギアードで100km/hで走るには5速でも3000回転になり結構にぎやかで、あまり快適とは言えません。一方で入り口で加速して合流するのは最高です。それにしても足回りがくたびれているせいか、高速で路面が悪いところではハンドルがとられるような、リアのトラクションが急に抜けるような感覚がありました。15インチにダウンすれば改善するかな。

福山西ICで降り、陸運支局で登録手続きをしました。過去に登録や車検の経験があり、お店で書類をほとんど作っていただいたので極めてスムーズでした。新しいナンバーをもらい、仮ナンバーを返却して全て終了です。


2012.11.12 今のところのインプレ

アルファ147が来てもう少しで1ヶ月経過です。スタイリングは本当に素晴らしく、他の車ではこういう高揚感は味わえません。エンジンは思ったより低回転の味があるようで、2500回転より少し下からゆっくり加速して3000回転くらいでシフトアップするくらいでも「フオオン」と形容してもいいかも(ちょっと言いすぎか)というような音がして楽しめます。一度だけワインディングを走り4000回転くらいまで回して60km/h弱でコーナーを駆け抜けましたが、刺激的でした。

快適に走ろうとすれば何とかなりますが、エンジンを回し気味に走ると疲れます。また小回りが利かず(最小回転半径5.75m!!)、狭い駐車場のお店には行きたくありません。これ1台所有では早々に手放してしまうかもしれませんが、フィアット500があれば大丈夫です。

一方気になっていた車幅ですが、着座位置が低いと以前のBMW318tiのようにボディサイズ以上の車幅感を感じて取り回しが怖くなるかと思っていましたが、318tiほど着座位置が低くないせいもあって大丈夫そうです。狭い道でのすれ違いも318tiほど怖くありません。

不具合としてはバックギアが入りにくくギア鳴りがするのが気になります。取扱説明書を見るとバックギアのみ入りにくいことはあるようで、1速に入れた直後にバックギアに入れてみるよう書いてありました。しかしそれでもギア鳴りがしたり半分しか入らなかったりしました。地元のショップでミッションオイル(ギアオイル)とブレーキフルードを交換していただき、1速に入れる方法ではギア鳴りはほとんど起こらなくなりました。相当ミッションオイルは劣化して量が少なかったようで、交換してよかったと言われました。

燃費はいつもの通勤路だと8.0くらい、高速で15.0くらいです。同じ条件だとフィアット500は12.0/20.0くらいです。まずまず良好。

とにかく、フィアット500との2台体制はかなりいいです。



2012年11月21日 PIRELLI Cinturato P4(195/65-15)のインプレ

今日はじめていつもの通勤路を走りました。
結論から書くと「ほどほど以上に満足」です。わかりにくいですね。

ロードノイズは小さめで、2300回転くらいからのエンジン音の盛り上がりがよくわかります。
3000回転弱のシフトアップでもそこそこ楽しめるくらいになっています。

乗り心地はほとんどのシチュエーションで満足です。
自宅付近のかなりボコボコの路面では結構揺すられますが、これは仕方ありません。
60km/hくらいで走行中に路面が悪くてハンドルがとられることはほぼなくなりました。

ハンドルは気持ち軽くなったかも、というくらいでほぼ変わりなく、剛性感、直進安定性
ともに全く問題ありません。

燃費は結構渋滞があっても往復で7.0と意外にいいと思いましたが、燃料計の誤差のことを
考えると実際は6.5くらいかもしれません。気温は朝6度前後、夜15度前後で、エアコンは
オートで常時つけていました。以前乗っていたBMW318tiとほぼ同じくらいの燃費でしょうか。

こんな具合で、インチダウンの効果かタイヤの効果かは不明ですが、満足です。
「ほどほど以上満足」とややこしく書いたのは、ダンパーを交換すればもうちょっとよくなるかも、
という期待があるからです。

こういう古い中古車を買って乗るのは今後はまずないことだと思いますので、今やらないと
ダンパー交換のご利益は二度と味わえません。ただ考え方によると、それは味わわなくても
今後のカーライフには関係ないということにもなるのですが。

今回のタイヤ&ホイール交換で失ったものは財布の中身と見栄えでしょうか。
さすがの私でもこの厚ぼったいタイヤはかっこ悪いなと思いました。
でもピレリに換えたからか慣れたからかどうか、今は特にかっこ悪いとは思わなくなりました。

2012年12月08日 赤蛇号パワステオイルとエンジンオイル交換(64821km)

オイル交換の総仕上げとして、パワステオイルとエンジンオイルを交換していただきました。エンジンオイルだけは購入時に交換してあったのですが、パワステオイルとオイルフィルターは交換時期が不明ですからこの間のギアオイルのようなことがあるといけませんので。

 今回は作業全体を見学しました。まずはパワステオイル、パワステフルードと言った方がいいでしょうか。ブレーキフルードと同じものを使い、注入口から古いオイルを抜いて新しいオイルを入れ、エンジンをかけてハンドルを左右に切り、また抜くという作業を繰り返しました。オイルは3回抜いて3回入れました。

エンジンオイルの方は下抜きで見慣れた光景でしたが、最初にアンダーカバーを外すのが厄介で、これはやってもらうに限ります。オイルはショップ推奨のものということで、なんだろうと思ったらmade in 広島の中国興業というメーカーでした。SEAHORSE Synグラウドというもので、SNの10W-40と想定していた粘度でした。

そして作業中にマフラーを吊っているゴムが切れかかっているのを発見していただき、運良くお店に在庫があり交換。ラッキー。1個1000円のゴムを2個で2000円也。工賃は多分サービス。

 次回エンジンオイル交換は3000km走行後で、1年でやっとこのくらいですと言うとそれでもいいとのこと。ともかくこれでオイル関係はしばらく心配せずにすみそうです。

そういえばギアオイル交換をして、しばらくは1速に入れてからバックにいれていたのですが、1週間前に試しにバックに直接入れてみたところすんなり入り、その後は1速を経由しなくてすんでいます。犯人はギアオイルの劣化と量の不足で間違いなさそうです。

ちなみに今日久々にギア鳴りがして、1速に入れようとしても入りませんでした。クラッチを踏み直してから、と思ったところ・・・最初からクラッチを踏んでいなかったことが判明しました(大汗)。よかった。

 

2013年01月12日 赤蛇号コンフォートサス装着(65077km)

新潟から後期型コンフォートサス一式が届き、今日お店で装着していただきました。ドナーの車は走行2万キロも走っていない、なぜ部品取りになったのか不思議なくらいの車です。

どうやらリアサスはほとんど仕事をしていなかったようで、特に左後ろのダンパーはすっかりオイルが漏れていて抜けていたようです。リアのトラクションが抜けるような感覚はこれだったかもしれません。

 交換して試運転をしていただき、しなやかになったとコメントをいただきました。新車の状態はこんな感じだそうです。乗って帰る途中の道はそれほど舗装状態が悪くなく、ちょっとよくなったかもというくらいの感想ですが、いつもの通勤路を走ってみてどうなるかですね。

ところで今回ロアアームとアッパーアームもついでに交換しようと思いましたが、ドナーの車のロアアームが痛んでいたため(痛んだ経緯はちょっと不思議ですが)断念しました。交換作業中に確認していただいた限りは両アームともにゴムの状態は問題なく、交換の必要はないとのことでした。よかった。

ロアアームの方は痛むとブレーキを踏んだときに「あれれれ」というような挙動を示すそうです。そういう感じは確かになかったので、今後そういう感触があったら考えたいと思います。

 当初はビルシュタインB4(通称「黒ビル」)に交換しようと思っていたのですが、今後2万キロ走るかどうかという赤蛇号ですから中古で十分です。しかも黒ビルさんと同じお値段でコンフォートサスに変わりました。結局ダンパーが違うのかスプリングが違うのかわかりませんでしたが、ダンパー本体に「GAS PRESSURE」とか「Made in Turkey」と書いてあるのだけ確認できました(意味ないか)。

これで当面のリフレッシュ計画は完了です。今回の費用はサスペンション一式61000円(送料込み)+工賃30000円の合計91000円でした。車両本体価格を考えると結構なお値段ですが、今後赤蛇号は2年もしくは4年乗るでしょうから(走行距離は年間3000-4000kmか)、それを考えるとまずまずでしょうか。

 

2013年01月13日 赤蛇号の乗り心地は・・・

つい先ほど通勤路をちょこっと通り、その後高速をひと区間だけ乗ってきました。

コンフォートサスだからさぞかし、と思っていたら、そんなにはっきりとした違いは感じられません。私が鈍いのでしょう。ただドシンドシンというリアからの壊れそうな雰囲気はなくなりました。

 通勤路で乗り心地が試される箇所がいくつかあります。(1)道路が盛り上がってしかも舗装状態が悪い部分を40km/hで通過するところ、(2)掘って埋めた舗装のつぎはぎが連続する部分を40-50km/hで通過するところ、(3)めちゃくちゃ舗装状態が悪い部分を30km/hで通過するところ、こんな具合です。これらについては少し改善したと思います。特に(3)。

もうひとつ気になっていたのは、高速道路でごく普通のカーブ、その途中に掘って埋めた部分があると以前はリアのトラクションが抜けるような感じがありました。これは今回の短い距離では明確にはわかりませんでしたが、少し改善したかもしれません。

 今回の場合は、抜けていたダンパーが正常になったこと、そしてコンフォート寄りのサスペンションセッティング、この2つが乗り心地改善に寄与するわけで、果たしてどう評価したらいいのか迷います。リアだけ交換してみたら一番わかりやすかったかもしれませんが、そんな注文はとてもつけられませんし。

 今回ダンパーのみをビルシュタインB4「黒ビル」に入れ替えるという選択肢もありました。これだともう少しわかりやすかったかもしれませんね。乗り心地に大きな変化がなかったと考えるなら、この選択肢もありでした。まあこれは結果論ですし、せっかくいい中古部品に巡り会ったわけですから。

 今後通勤に使うともう少し違う印象になるかもしれません。ひとまず満足です。

ところで、ダンパーのみ品番を控えておきました。スプリングはどこを見ていいのかわからなかったもので残念。フロントが50509463、リアが50509465です。

 「alfa147 50509463」で検索すると、メーカーはBoge、対象車種は1.6TS, 2.0TS, 2.0JTS, 3.2v6, 1.9JTD, 1.9Mjetと出てきます。あれ普通ですね。しかも「SPORT front shock absorber」とあります。もしかしてスポーツサス?

 同様にリアサスの検索をすると、「9464がコンフォートサスで9465はスポーツサス」という書き込みを見つけました。あれれれ・・・

 ということで、コンフォートサス導入計画のある皆様、この記事はあまり信用しないでください(大汗)。

 

2013年02月05日 アルファ147うれしい誤算

車を買う際にはほんのわずかな時間試乗するだけの情報で買うわけで、必然的に「こんなはずでは・・・」という箇所が出てきます。アルファ147赤蛇号にもそういう誤算はあるのですが、不思議とうれしい誤算の方が多いです。

 1、運転がしやすい
 エンジンのトルク特性やトランスミッション、クラッチなどいろんな要素が絡んできますが、過去運転したどのMT車より運転しやすいのではと感じています。何とこの4ヶ月間でエンストゼロ!ですし。思うがままに加速し、シフトショックも最小限(これがすごい!)、エンジンブレーキもちょうどいい、と素晴らしいです。

 2、意外と低回転でも楽しめる
 以前からイタリア車のエンジンは3000回転を超えないと面白くないという記事を書いているのですが、赤蛇号は2000-3000回転でも結構楽しめます。発進してすぐ2速にシフトアップして2000回転あたりから3000回転くらいまでゆっくり回してシフトアップするだけでも味わいがあります。もちろんそれ以上回した方がエンジンのキャラは立つのは間違いないですが、あまり頑張って走りたくないので・・・

3、駐車場の車輪止めが気にならない車高の高さ
 知る人ぞ知る事実ですが、147の車高はかなり高いです。もちろんフィアット500ツインエアより高いです。一般的にはこれは見た目の点で不評で、どうにかして車高を落としたいと考える方々が大半のようですが、私はコンビニの駐車場でゴリッとやらないですむため大歓迎です。

 4、ガソリンが入れやすい
 イタリア車のガソリン注入口はわざと入れにくいようにしてあると思ったりするのですが、それともイタリアのガソリンスタンドの機械は形状が違うのでしょうか。アルファ147で給油すると奥まで差し込めるため入れやすいです。

まだまだあるかもしれないので、見つけ次第追記で書いていきます。

 <追記2013.2.8>今日100円ショップの輪止めにゴリっとやりました(泣)。いつも行くコンビニはいいのですが、やはりダメな輪止めもあるようです。車高が高くても意味ないです。


2013年07月26日 アルファ147最終インプレ

とうとう147とお別れの時がきてしまいました。振り返れば過去最高の楽しさを持った車であることは間違いありません。最終的なインプレを書いてみます。

エンジンは過去に乗った車で言うとE46のBMWに積まれていた2.2L6気筒エンジン、もしくは5シリーズに積まれていた2.5L、このあたりしか比較できないほど素晴らしかったです(アルファV6と比較したかった)。3000回転を超えるといい音がしますが、通勤ではそんな回転数になることはまずありません。それでも十分満足できていたのは常用域でのフィーリングのよさ、購入してから1回もエンストしたことがないほど低回転が使えること(アイドリング発進も問題なし)、シフトアップ時のショックが少ないこと(シフトを入れて一呼吸置いてクラッチをつなぐ)、このあたりによるのでしょう。シフトフィーリングがいいのもプラス要素になりそうです。ストロークは長めでしょうけども特に気になりませんでした。

スタイリングも当然素晴らしいです。過去に乗った車ではランチアイプシロン初代の次に素晴らしいです。インテリアはまあまあでしょうか。せっかくの肘掛けが使えない(サイドブレーキと干渉する)とか、ドリンクホルダーが使いにくい(サイドブレーキ後方にあるので入れにくいし、500mlのボトルを入れると左ひじが当たる)、などユーティリティ性能はちょっと問題はありますが大問題というほどではなかったです。

 久々のマニュアルミッションの車でしたが、意外だったのは渋滞を含めてオートマだったらなあという場面が全くなかったことです。これは渋滞でもアイドリング発進ができたことが大きかったかもしれません。当初はフィアット500ツインエアとの2台体制だからこそこの車を買うことができたのですが、147のみの1台になっても大丈夫でした。おかげで新車の並行パンダを買う勇気ができました。

あと意外だったのは車高が高く、500ツインエアでは速度を落とさないと底をこするような傾斜を登る時でも全く問題ありませんでした。その上15インチタイヤなんて履いてしまったものですから、見る人が見ると何て格好の悪い147だということになるでしょう。車高を落として17インチというのが定番のようですし。でも私はこれがいいです。

 森慶太さんが重視するところの「変なところがなく普通に運転できる」という部分はすごくよかったと思います。アクセルが過敏でもなし、ブレーキも同様(ポロが過敏に感じる)、踏んだら踏んだだけ効くというのはいいです。ステアリングがクイックという説がありましたが、確かにクイックかもしれませんが過敏ではなく、普通に何も意識せず運転できます。もっともステアリングがかなり重く、女性にはきついかもと思いますが、私は重いのが好きなのでちょうどよかったです。もちろん本当にパワステなのかというほど重いわけではありません。

もちろん大きな問題点はありました。3ドアであること(大きく開きたい時には隣の車が気になる、後席へのアクセスが結構大変、シートベルトアンカーが遠くにあり五十肩の身では取るのが大変)、小回りが利かないこと、乗り心地がいまひとつであること(サスペンション交換と185/65-15タイヤで多少は改善)、着座位置がやや低いため(ミニとかE46の318tiよりはまし)ボディをサイズ以上に大きく感じること、ペダル配置がちょっと不満(ブレーキを踏む時にアクセルペダルの左端にも当たって踏み直したこと数回)、このあたりは結構気になるポイントです。新車で買ったとしてもおそらく3年乗るのが限界だったでしょう。

10ヶ月弱と短いお付き合いになってしまいましたが、早く手放したいと思う前にお別れになってしまい、心残りがある一方いい記憶だけ残るタイミングなのでよかったかもしれません。もう今後はこんな素晴らしい味わいのある車に乗ることはできないでしょう。

 今度のパンダは147の欠点は全て解消しているはずですが、エンジンの味が薄くなり全体的な乗り味に不満が出ないかどうかちょっと心配です。でもないものねだりはいけませんし、これで満足するしかないはずです。壊れまくるのが唯一の不満、ってことになりませんように(爆)。