<< BACK <<

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
DVD購入確定の一本
(掲載番号) 『 作品タイトル 』 制作年 制作国 上映時間 CINEMA VIDEO
(89) 『 オペラ座の怪人  2004年 143分 '05.3/15
 
 監督 : ジョエル・シュマッカー
 制作・脚本・作曲 : アンドリュー・ロイド=ウェバー
 出演者 : ジェラルド・バトラー  エミー・ロッサム  パトリック・ウィルソン  …他

 
 : story : 作品概要
 ( まぁ… 悲劇(?!)ストーリーの原因は クリスティーヌの曖昧な対応なんですけどね )
 : review : 感想
  まさに、ミュージカル映画!! 思っていたよりも、ずっと。(苦笑)  豪華な舞台美術。 絢爛な衣装。
 大音響で奏でられる音楽。 出演陣の見事な歌唱力。(ただしファントムを除く・汗)
 今からDVD予約に走ること必至。(早いよ)
 
 (( 公開時期から時間経ってますので、ネタバレ配慮なし。 ネタバレすることも無いですが…。 ))
 
  舞台は 19世紀 パリ オペラ座。 
 オペラ座の怪人・ファントムと、若き歌姫・クリスティーヌ、青年貴族・ラウルの三人による愛憎三角関係物語。
 かなり原作に忠実な映画化だそうです。 (実は、登場人物設定くらいしか知らなかったです・汗)
 
 冒頭シーン。 1919年・今は廃れてしまったオペラ座から、1870年・黄金期の舞台へと。 ( モノクロ → カラー )
 CGによって鮮やかに蘇るこの演出は、かなり鮮烈です。 “この映画を観に来て良かった─!”と思わせます。
 
  ハリウッド映画ならでは、と言うか。(マジっすか?!というべきか…汗) 劇中で使用される、巨大なシャンデリア。
 飾られた2万個のクリスタルは、全てスワロフスキー社製という仕様。 ちなみに価格は1億5000万円なりー。
 クライマックスでは派手に壊れます。 ギャー  実際に一発撮りで壊してるので、迫力と説得力あるシーンに。
 (壊れるのはレプリカらしいですが・苦笑) 
 
 シャンデリアのみならず。 オペラ座の舞台、舞台衣装、地下の居城、などいちいち華美な造りでたまりません。
 今まで水の中に沈んでたロウソクに、なんで火が点くのか?とか考えちゃ─、ダメです。
 
  クリスティーヌ役のエミー・ロッサム。 ハリウッドによくいるタイプの、若くて美人なだけの女優さんかなぁ─、
 とか思ってたのですが…。(失礼な) なんたる美声! これだけちゃんと歌えると、ひょっとして大成しますか?
  役柄としては、なんだか電波系。 指輪で酩酊状態のフロドみたいなシーンも…。(笑) 
 この物語って、結局クリスティーヌの身の振り方次第で、回避できた悲劇のような気もします。(見も蓋も無い)
 
  ファントム役のジェラルド・バトラー。 ピリピリした雰囲気は、怪人役に似つかわしいと思うのですが。
 …正直、他の二人と比べると歌唱力が目劣りします。 やっぱり主役なので、もうちょっと…。 残念。
 
  ラウル役のパトリック・ウィルソン。 歌劇畑出身だけあって、流石の歌唱力。 
 冒頭シーンの老人版も、特殊メイクしてる本人なんですと。 
 
 物語的には、古典的な愛憎劇なのですが。 ミュージカル映画なだけあって、とにかく歌と踊りの場面が最高。
 「マスカレード」など、個人的に震えました。 ツボ刺激されまくり。 再度、“これ観に来て良かった─!”と。
 万人に薦めたい作品なのですが、予想以上にミュージカル度数の高い作りだったので。
 “ミュージカル”基礎体力をつけてから観てください。(役者が唐突に歌いだすと、笑う人向けではないです)
 
 あと、描写がいちいちエロい映画でした。(笑) 照明効果とか、出演者の指使いとか。
 
 
  ジャンル:ミュージカル  95点  鑑賞日: 2005.3/4
 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■