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(掲載番号) 『 作品タイトル 』 制作年 制作国 上映時間 CINEMA VIDEO
(80) 『 ヴァン・ヘルシング  2004年 133分 '04.9/9
 
 監督 : スティーブン・ソマーズ
 出演者 : ヒュー・ジャックマン  ケイト・ベッキンセール  リチャード・ロクスバーグ  ウィル・ケンプ
        シュラー・ヘンズリー  デヴィッド・ウェンハム …他

 
 : story : 作品概要
 ( 主人公良し ヒロイン良し テンポ良し、の 痛快ファンタジー  …世界観の粗は御愛嬌で… )
 : review : 感想
 『X-MEN』のヒュー・ジャックマン。 『アンダーワールド』のケイト・ベッキンセール
 二大・美男・美女!共演! むしろ対決───(笑) 
 
 ───公開中なので微妙にネタバレ配慮してます───
 
 ゴシックでホラーな、“吸血鬼モノ”に忠実な作りというよりは。 ハイテンション&ハイスピード重視な作り。
 スティーブン・ソマーズが色んなモノを引っ張ってきて作ったファンタジー映画。 むしろ、怪獣映画。
 単純に楽しめます。 『ハムナプトラ』、『ハムナプトラ2』、『スコーピオンキング』、と今まで観てきましたが…。
 ───同じだ──楽しむベクトルが。 (この監督は、何作っても同じような出来になるというコトですか?汗)
 
 主人公、ヴァン・ヘルシングは記憶を無くしたモンスターハンター。 男前なアクションと、トンデモ武器で大活躍。
 回転式の手裏剣ブレードや、絶対途中で弾切れしそうな連射式ボウガン。 ──好きデス、この感覚。(苦笑)
 
 ヒロイン、アナ王女。 貴族風な姿も凛々しく、肩パットビスチェに萌え。(←アホですな・笑)
 アクションシーン満載ですが、強いんだか弱いんだか微妙な印象。 ラストも微妙…。
 
 同行者、修道者カール。 パンフレット見るまで『指輪物語』のファラミア役の人だなんて気づきませんでした。
 (今に至るまでピンと来ませんが・汗) 時代考証無視の発明品の数々で、物語のバランスを壊しそうな勢い。
 
 吸血鬼ドラキュラ。 人間状態のイメージは中々に好印象。 感情が無い割に激昂型。(苦笑)
 ───ただねぇ─…。 モンスター状態の造詣がイマイチ格好悪いのは、何とかなりませんでしたか…?
 
 吸血鬼の花嫁たち三人衆。 実はこの物語の中で、いちばんキャラ立ち度は高いかも?
 “詰めが甘い”とか“喋り過ぎ”、“媚びすぎ”とかレビューサイトで書かれてますが。 個人的には好印象です。
 人間味があって面白いモンスター描写なんじゃないか、と。 
 
 その他、狼男、フランケンシュタイン等も出てきますが、思ったより扱いが中途半端。 
 フランケンに至っては物語の核として、重要っぽく描かれてるのに、ラストまで扱いがぞんざい。
 ──ネタバレ──… 
 どうも人造人間としてのエネルギーが、生命の源になるようなんですが。 物語の中で説得力は欠けてます。
 物語中盤から終盤にかけて、色んな要素が消化しきれず突っ走って行ってる印象。 神と魔の戦いは何処へ?
 いきなり、ヴェン・ヘルシングは狼男化。(苦笑) 吸血鬼 vs 狼男 の戦いは『アンダーワールド』でも描かれて
 ましたが、本作のそれは怪獣映画のような仕上がり。 スタイリッシュさとは無縁の闘いです。
 狼男を治す薬って…訳解んないです。  そして───あっさりとヒロイン死亡… なんやて─…

 
 只、全編通して気持ちのだれる所もなく、テンポ良く進んだまま終わるので、楽しく観る分には極上の出来です。
 
 冒頭にゲスト出演(?)として、ジキル博士なんかも出てきますが。 これはキャラ立ち度高かったです。
 帽子、デケェー。 葉巻、デケェー。(笑)
 あと、ギターストリングスが心地よいテーマ曲が良かったです。 西欧ファンタジーなのに、どこかウェスタン調。
 
 
  ジャンル:アクションファンタジー  85点  鑑賞日:2004.9/9 
 

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