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(掲載番号) 『 作品タイトル 』 制作年 制作国 上映時間 CINEMA VIDEO
(70) 『 KILL BILL (vol.1)  2003年 113分 '03.10/30
 監督 : クエンティン・タランティーノ

 出演者 : ユマ・サーマン
       ルーシー・リュー   マイケル・マドセン
     ダリル・ハンナ   ヴィヴィカ・A・フォックス
   千葉真一   栗山千明    ソフィ・ファタール
      ・・・他  日本人ヤクザ俳優とか多数
 : story : 作品概要
 ドロドロでグログロなタランティーノの脳内活劇   同伴鑑賞“非”推奨   血 血 血ィィィ―ッ
 : review : 感想
 血みどろの花嫁が織り成す、血みどろの復讐劇。 鬼才タランティーノの発揮した鬼才たるゆえん。
この2003年に持ってきたのが まさかスプラッタ映画だとは、誰も予想だにしなかったことだろう!(半分嘘)
 
 観てきて、ものすごく面白かったんですが。 果たして“映画(CINEMA)”を観て面白いと思ったのか、
よく分からない印象。 良質のシチュエーションコントの連続を見て、面白―い!って思えたような印象?
・・・違うか・・・。 劇中、至る所で興奮と歓喜と同時に、
マークが頭に浮かんできた映画でした。
       それにしても…梶芽衣子て…。 『修羅の花』。 そして、『怨み節』…。
       あーそうかー、『女囚さそり』なんだー。(苦笑)
 
 
 元・暗殺集団のメンバーだった、ザ・ブライド(ユマ・サーマン)。 脚を洗っての幸せな結婚式さなかに、
元・同僚に襲撃されてリンチされて、ボスに頭を撃たれます。 
BANG BANG  挿入歌はナンシー・シナトラ。
メランコリックな可愛いらしい曲なだけに、ショッキング。
 
 運良く生き延びたブライド。 でも四年間も植物状態。 忍び寄るゲス野郎の魔の手。 流石にタランティーノ。
踊りながら警官の耳を殺ぎ落とすような演出。 すばらしい趣味の悪さ。 
ちょっと引いたね。
運良く事前に意識を取り戻したブライド。 反撃がえげつない・・・マジでえげつない。
(引2) 
 
  それにしてもダリル・ハンナのアイパッチ看護婦は萌えました。 口笛〜吹き吹〜き。
 なんか、あたらしい世界が見えましたね。(何が?)
 デ・パルマ風味の画面2分割。 これもタランティーノの趣味ですか? 彼女の出番は次回へと。
 
 武器が必要なブライド、沖縄へと飛びます。 そうそう、この世界は帯剣OKもよう。
旅客機の座席に、ちゃんと刀ホルダーが付いてます。
 
 沖縄で売れない寿司屋を経営する千葉真一...。 もとい、伝説の刀匠、服部半蔵。 (ネ、ネーミングが・・・)  
I LIKE BASEBALL . (←?)
 プロモで流れてた剣術指南のシーン、てっきりあるかと思ってたら今回は無いのね。
ユマ・サーマン、白無垢が似合い過ぎ。
 
 Vol.1のラスボス、ルーシー・リュー扮するオーレン・イシイ。 アメリカ系中国人で日本ヤクザの姐さんという、
何をどこから突っ込めばいいのかも分からない設定。
 ・・・うかつに突っ込めば、首チョンパされてしまいますが・・・。  ――ココカラハエイゴデ――。 (←?)
 
  幼少期のエピソードはプロダクション I .G. 製作のアニメーション。
 『機動警察パトレイバー』とか作ってる会社なので、やたらと動きの出来が良いアニメ。
 キャラクター原画が田島詔宇だったりという、入魂の出来。 でも何で、アニメで展開?
 ブライドのリンチ再現シーンは、アニメだから許される描写かもしれないんでしょうが・・・。
 (いや、それにしてもえげつない・苦笑)
 
 物語の一番の盛り上がり。 青葉屋での100人斬りシーンはすごい仕上がりに。
あれっすか? やっぱり池田屋襲撃とかから持ってきてるんですか?
 ユマ・サーマンの一世一代の立ち回り。 飛び回るワイヤーアクション。 
飛び交う血しぶき
ちぎれ飛ぶ手足。(ウヘェ)  のたうち回る斬られた人たち。 映像表現の限界に挑戦。(汗)
 ヤッチマイナァー  カカッテキナァー
 
 そして忘れちゃいけない、栗山千明嬢。 カワイイー。 
鉄球アクション、格好えぇー。
来年ぐらいには色んな所でパクられそう。 やっぱりこの子の死にっぷり、最高ー。(オイオイ) 
日本を、いや世界を代表する死に女優として開眼してほしいです。(←?) 
 それにしても...。 女子高生 + 鉄球(刃付き) = 
萌え  なのですか?と。
タランティーノの
思考回路に問いたい今日この頃。
 
 どうも、最初のうちは“ショッキングな映画”を観ている印象だったハズが…。 中盤〜後半になるにつれ、
どんどんこっちの理解を超えてきて…。 というか、許容範囲を無理やり広げさせられてくるような感じ?
 ―――考えちゃダメ?
暴力的なエンターテイメントの集大成。 面白いと感じないと、負けた気分。
 
  個人的に、『ハンニバル』の脳みそディナーとかまではOKなんですが。(それもなァ…)
 ソフィ・ファタールのダ○マはどうか?!と悩みます。 (← 口が悪いナァ・汗)
 
ヴァイオレンスアクション 90点     2003.10/30
 

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