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(掲載番号) 『 作品タイトル 』 制作年 制作国 上映時間 CINEMA VIDEO
(48) 『 マイノリティ・リポート  2002年 145分 '02.12/20
 
 監督 : スティーブン・スピルバーグ
 出演者 : トム・クルーズ  サマンサ・モートン  コリン・ファレル  マックス・フォン・シドー …他

    
 : story : 作品概要
 ( 凶悪犯罪“未然”回避システムがある世界では 犯罪を犯して無くてもつかまるのデスよ )
 : review : 感想
 あらかじめ言っておきますと。 自分(管理人)は、『スピルバーグ神話は信じなくなった人』です。 というか...。
昔は何の疑問も持たずにスピルバーグ映画が好きでした。 でも正直、最近のスピルバーグ作品は...。(汗)
そんでもって、もうひとつ言っておくと。 自分は、『P.K.ディック神話は信じてる人』だったりします。(苦笑)
 
 はい。 そんな感じでレビューに参りますが。(前置きが長い…汗) 今回の『マイノリティ・リポート』。
SF的パラドックスというか、ちょっと昔のネタ的な匂いがプンプンします。 いい意味でP.K.ディックっぽい。
個人的には、こんなベタベタなSF話もツボだったりするのです。(苦笑) 誰でも逃げる』 いいセリフだね。(笑)
 
 完璧に情報統治された未来社会。 “MATRIX”よりも近くて、実際に起こり得るような世界。 ヤな世界だ。(笑)
 
 『未来予測は完璧なのか?!』が話の機軸。 “完璧である”という前提で、法的措置を取る未来警察。
ビジュアル的には、『未来に起こる殺人を未然に防ぐS.W.A.T.達。 空も飛びます。 バックパックで。(笑) 
そして犯行現場に“犯行前”に到着。 犯人を逮捕。 当然、犯人は『起こしていない殺人罪』で捕まるのですよ。
難しい話だね。(そうか?!苦笑) 『あぁ、今日も殺人事件を未然に防げた。良かったx2』 ひどい話だね〜。(笑)
 
 そんな“完璧”とされる未来予測システムから、予言される主人公の殺人事件。 立場が180度変わる訳です。
追う者から追われるモノへ。 逃げる主人公。 追ってくる元・同僚。 あと、変な機械蜘蛛。(コレはちょっと…汗)
 追い詰められた時に言うセリフ。 『誰でも逃げる』 今回のトム・クルーズはイイ男だ。(個人主観・笑) 
マグノリア以来、久々にトム・クルーズがカッコイイと思えたよ。(バニラスカイとかのは、ダメだと思う管理人・笑)
スピルバーグ映画云々、P.K.ディック映画云々と言うよりはとりあえず、トム・クルーズ映画か?!今作は。
 
 前半の30分はかなり良いです。 つかみは最高。 映像的にも、ストーリー展開的にもかなり惹きこまれました。
上映時間が2時間半と、ちょっと長いですがあまり気にならない位、良く出来た作りです。 穿った見方をすると、
上手くまとめすぎてる気もするけど…。(汗)
 ウィットワー(@司法省)役のコリン・ファレルが好演してます。 SF設定は細部まで上手く作られてるけど、
ちょっと説明くさいかも。
 
 でも、やっぱりラストはスピルバーグ調。 正直、がっかり。 A.I.の時と同じくらいのがっかり感。(苦笑)
悪役は、やっぱり悪役然としていて欲しいな〜。(個人的願望) 

SFサスペンス  85点  2002.12/20
 

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