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(掲載番号) 『 作品タイトル 』 |
制作年 |
制作国 |
上映時間 |
CINEMA |
VIDEO |
(44) 『 世界で一番醜い女 』 |
1999年 |
スペイン |
109分 |
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'02.11/16 |
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監督 : ミゲル・バルデム
出演者 : エリア・ガレラ ロベルト・アルバレス …他
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: story : 作品概要
( ラストのラブラブっぷりは "救い” なのですか?と )
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: review : 感想
画面全体から醸し出す、スペイン映画の雰囲気と、インディペンデント感。 それは、狙って出しているのか。
そうでもないのか。 登場人物、特に男性陣のキャラクターはアクが強く、どことなく古臭いものばかり。
タイトルにもあるように、主人公である“ローラ”は、“世界で一番醜い顔”に産まれてしまった女性。
その結果、世の中の“美人”とされるミスコンレディ達に復讐の刃を向けるのです…。
…何て言うか…マンガマンガした展開だね。
物語としてはサスペンスというか、復讐劇なので人が死ぬ場面が多く見られるのだけど、総じて控えめな印象。
やっぱり演出そのものがちょっと古臭い感じがするために、そう思えてしまうのかも。 いやかえって新鮮に感じる
といった見方も出来ますが。 淡々とした展開に、ヨーロッパ映画の伝統を感じたり。(又はそうでもなかったり)
何故かミスコンレディたちの衣装は、ドラッグクイーン風だったり、コスプレ・仮装大会風です。 まぁ、スペインの
美的感覚なのかもしれないのだけど、ミスコンって感じじゃないかな。 衣装が多彩なのは良いことか。(笑)
ローラが考えるところの、“世界で一番美しい女性”ってのは、マザー・テレサだそうですが。 そこから精神の
美しさって話に結び付けますか。 そうきますか。 賛否両論あるでしょうね。 (あえてココで止めとくけどね・汗)
終盤までは、良い感じの仕上がりなんですけど。 ラストに来てのネタばらしはダメだと思います。 個人的には
“世界一の醜さ”は、視覚に見せない方が良かったんじゃないか?!と。 目で見てしまうと、ちょっとがっかり。
あ、母親がショック死するようなものをTVで流したんだから、さぞかし大勢の視聴者が亡くなった事でしょう。
スペインの視聴者が皆TVの前でショック死。(笑)
ジャンル:サスペンス 75点 鑑賞日: 2002.11/16
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