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(掲載番号) 『 作品タイトル 』 |
制作年 |
制作国 |
上映時間 |
CINEMA |
VIDEO |
(38) 『 アメリ 』 |
2001年 |
仏 |
121分 |
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'02.8/29 |
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監督 : ジャン=ピエール・ジュネ
出演者 : オドレイ・トトゥ マチュー・カソヴィッツ
ドミニク・ピノン イザベル・ナンティ …他 |
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: story : 作品概要
( 部屋のインテリアは、血を吐くほどカワイイのですが )
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: review : 感想
2001年、空前の大ヒットを起こしたミニシアター映画。
見た観客すべてを幸せな気分にさせたという、オシャレ系フランス映画。
『夢見がちでキュートなアメリに、みんな夢中!』 (…てな感じの文句が上映当時ありましたが・汗)
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・・・って、ちょっと待て。 ホントにそうなの? ! 『アメリ』を観ての印象は、『カワイイ〜』ってコトだけですか?
個人的な感想は、アメリ役のオドレイ・トトゥの愛らしさと美しい美術描写でオブラートに包まれてるだけであり。
アメリの世界の本質は、『とんでもなく鬱屈した世界』なのでは?! …ってのは少数派の意見なのでしょうかねぇ。
というか、あからさまに悪趣味な感覚で満ち溢れていると思います。 美とグロのコントラストの妙技。
(ていうか、シーンによっては舞台美術の配色も結構キツイと思うよ・苦笑)
:物語の大雑把な紹介: 〜〜〜舞台はパリ・モンマルトル。 個性的な住人に囲まれて、一人空想遊びにふける毎日のアメリ。(どーなのよ、コレ・苦笑)
とあるきっかけが元で、他人を幸せにしていく事に生きがいを感じ始めるアメリ。 そして自分の幸せをも探し始めるようになりました・・・。〜〜〜 ・・・のような感じですかな。
叙情的なモンマルトルの舞台で、ピアノやアコーディオンのノスタルジックなBGMが流れる中、
生きがいに目覚めたアメリの取る、ある種 『やりすぎだろ、そりゃ?!』的な行動の数々。
善意を元にした、愛のキューピッド作戦(笑)や。 (コレって、おしつけやん?!)
悪意を元にした、可愛いイタズラ(苦笑)の数々。 (えーっと・・・家宅不法侵入罪デス・汗)
好奇心を元にした、『あの人を探せ』作戦。 (・・・ス、ス○ーカー・・・じゃないのか・汗)
キャシー・ベイツがやると“犯罪”で、オドレイ・トトゥがやると“イタズラ”という分類分けなのでしょうか。(苦笑)
結構、グロい事も見え隠れする中(丸見えなのもありますが)、それでも全体的な印象で『カワイイ』『オシャレ』
といった感覚を与えるような作品に仕上げた、監督のジャン・ピエール・ジュネに脱帽です。
さすが映像の魔術師。 さすが『エイリアン4』でエイリアンを泳がせた男。(関係ないやん・苦笑)
ジャンル:ドラマ 80点 鑑賞日:2002.8/29
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