interior は、楽しい。special ベネッセ直島T vol.8

瀬戸内海に浮かぶ小さな島「直島」。
ベネッセは、この島の南西部に直島文化村を開発した。

瀬戸大橋を西方に望む絶景のロケーションに
直島コンテンポラリーアートミュージアムは位置している。

今回の目的は、3つ。
1つは、安藤忠雄建築と初めての対〜面。
2つめは、現代アートにたっぷり触れる。以前広島現代美術館で大竹伸朗のトークがあり、彼の直島での作品を見ることができた。
その時まで、はずかしながら大竹伸朗という作家を知らなかった私は、80年代で止まってしまった自分の美術歴を再認識せねばと思ったのです。
3つめは、直島あげての「家プロジェクト」ツアーへの参加。

広島からの日帰り超強行軍。いざ、分刻みの直島満喫に出発!!

(C)山本糾 撮影
藤忠雄ワールド
斜面に建てられた美術館とホテルの複合施設(1992年完成)。外からは建物の全容はよくわからない。景観に溶け込んでいる建造物である。これがホテルだ!美術館だ!と建物は決して主張していない。しかし、中に入るとそこは、安藤ワールド。のびのびした気持ちの良い空間が広がっている。

建物の中やテラスから海が見える。その切り取られた美しさは、巧みに計算されているようだ。建築そのものがまさしくアートなのです。

ネッセハウスは、「現代美術に出会えるホテル」として計画された。何とも贅沢な空間だ。

←別館ホテル−アネックス。本館からリフトで斜面を登っていく。非日常へのワンステップか。(12:00−13:30のみ公開されている。)
形の吹き抜けスペースには、ブルース・ナウマンの作品だけが置かれている。ここには、照明はなく天窓からの明かりのみである。自然の明かりのもと、ネオンのメッセージが点滅していく。
ラストに全てのネオンが点灯する。ここまで自分が何を感じたかその過程も面白い。

タイトルは、「100生きて死ね」
  あなたは、何を思う!?
(C)藤塚光政 撮影

  代アートは、面白い! 体感ART
リチャード・ロング
「瀬戸内海の流木の円」

隣接のテラススペースには、同じくリチャードの作品「十五夜の石の円」が展示されている。夜、月明かりの中、是非見てみたい。
(C)村上宏治 撮影
1992年のオープンニングは、「三宅一生展 ツイスト」で開幕した。その後企画展が盛んに行われ、1994年のOut of Boundsアウトオブバウンズ展の作品は、今も屋外作品として設置されている。

1996年ごろからは、アーティストを直島に招き、直島オリジナルの作品を制作する方針へ変更している。そして現在(2003/2/3)の館内(は、自然と人間をテーマにした「コレクション展−自然と人間」が開催されている。


 直島へ無性に行きたくなったあなた! まずは、ここでお勉強!!↓
島コンテンポラリーアートミュージアム  http://www.naoshima-is.co.jp/

午後からは、いよいよ家プロジェクトツアーへ参加。
これがこれが、とっても楽しめた。(予想に反して(^^ゞ)
現代アートは、"?"と言う人にも絶対楽しめるもこのプロジェクト。
美術音痴の友人もいたって感激の様子。

報告は、次号へ・・・・・

omake




安田侃
「天秘」
ツルリンとした石に寝転がる。コンクリートの高い壁に囲まれた上部には、青空が広がっていた。
寝転んでみてわかるその気持ちよさ。素材は固い石だけど、作品のやさしさに包まれているようだった。
もう一つの楽しみ、デイヴィッド・ホックニーの「ホテル・アカトラン 中庭の回遊」を見ること。ホックニー好きの私が持っているポスターの原画である。実物は、とても大きな作品だった。(^^)
omake
お昼は直島名物の手打ちうどんを食べようと計画。が、お休み。山本うどんは日曜日は定休日です。お間違いなく(~_~;)

interior index home