interior は、楽しい。special ベネッセ直島U vol.10
ここに文化大混浴があります。びっくり!




午後からは、家プロジェクトツアーに参加。
ベネッセスタッフの一通りの説明を受けた後、各作品を見て回る。
所要時間は約3時間であるが、かなり楽しめる。(^^)


島・家プロジェクトは、1998年の第1弾「角屋」に始まり、第4弾「護王神社」で2002年に第4弾「護王神社」で完成した。美術館を飛び出し、より『場所』を意識した作品が、本村地区に点在する。
第2弾の「南寺」は、かつてあったお寺の場所に安藤忠雄が設計した。直島の伝統である焼板を使ったシンプルな黒い外観。窓がなく、内部は、闇につつまれている。中へ入り、目が慣れてくると、ジェームス・タレルの作品「バックサイド・オブ・ムーン」がその闇の中から浮かんでくる。
何も見えなかったところから生まれてくるのだ。まるで自分の感覚を試されているよう。
 「南寺」 1999 安藤忠雄&ジェームズ・タレル
 1943年生まれのジェームズ・タレル。
 光を使ったインスタレーション。
アプローチの長さにドキドキ感が高まる。200年の歴史をもつ土塀の対比も美しい。


角屋 1998 宮島達男


↑「達男垣」1999
しゃれたタイトル!
「角屋」には、宮島達男の作品が4点展示してある。扉を開け、中に入るとそこは、デジタルアートの世界。古い民家と先鋭のアート作品が妙にマッチする。

「Sea of Time'98」は、125個のデジタルカウンターが水の中で点滅する。そのスピードは、直島町民たちが自身の時(とき)を刻んだものだ。ずっと眺めていてもあきない。
(現在は、3点の展示。達男垣は今はない)
覚アートは想像以上に面白かった。アートは見るものでなく、感じるもの。そう、家プロジェクトの作品が証明した。作品のメッセ−ジを頭で考えることなど必要なし。体感がすべてを物語る。
南寺に入ったときの不安感、そして漆黒の世界から浮かんできた光。それが見えてきた時の驚きと安心感。光は、時間の経過とともにゆっくりと微妙に変化していく。また、その感覚を友人と共有する楽しみもある。
きんざ 2001 内藤礼

代アートは、断然面白い!
屋外作品は、1994年の「Out of Bounds」展のものが多い。
アーティストたちが建物の外に出て、思い思いの場所で製作を行った。

草間彌生:くさまやよい 「南瓜」
(C)村上 宏治

ジョージ・リッキー 「三枚の正方形」
草間彌生は、1929年生まれの女性アーティスト。
網目や水玉模様を使い、独特の世界をもつ彼女の作品。
が、探せど探せどこの南瓜が見つからない。
なんと、メンテ中らしく設置跡だけが寂しく残っていた。
とても残念。

春には戻ってきてるかな〜? この場所で草間彌生の作品を見たい。瀬戸内海をバックに鎮座するユーモラスなカボチャに会いたい。

(朗報!今、カボチャ君はきれいになって帰ってきているとのこと)
本村地区では屋号プロジェクトが進行中。

屋号マップ片手に、直島の歴史に思いを馳せながらの散策はいかが?
ここの屋号は、
のみさん
先祖は大工

はじめての安藤建築。
建築が単なるハコモノではなく、
五感に訴える芸術であると感じた。
これこそ、体感してみないとわからない。

安藤建築の魅力を語る。
語り手は、設計 松下陽子⇒ ココをクリック

 これであなたも直島通!  でも行ってみなくちゃ、ホントの良さはわからない。 ↓
島コンテンポラリーアートミュージアム  http://www.naoshima-is.co.jp/

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直島(なおしま)の民家は、古いが手入れが行き届き、とてもきれい。

庭を観賞用にオープンにしている家もある。そしてこんな素敵な塀もある。

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角屋の縁側で、置物化していた
ネコちゃん!
ネコまでもアート。
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超強行軍のスケジュールは、実はこれから。直島から玉野、そして一路岡山へ。目指すは『野菜食堂こやま』。有機野菜の料理と美味しい日本酒を頂いた。当然帰りは、車中爆睡。
あ〜満喫、日帰り旅。
今度は、ホテルに泊まらなくては!
その時は、文化大混浴で入浴体験も!

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