たけちゃんの放浪旅日記

2010.10.3〜9(7日間)

(1日目)



今年も恒例の一人旅に出発だ。

今回は昨年行けなかった東北方面にリベンジで行く予定だ。けど遠いだろうなー。

朝6時に出発予定だったが,ちょっと遅れて7時に出発となった。

どんな旅になるのか,乞うご期待。



広島から山陽自動車道を東へ走り,中国道を経て名神高速を通り,昼前には北陸自動車道に入った。順調,順調。

お昼も過ぎて,昼休憩に福井県の南条SAに寄って「カツの巻き寿司」を車の中で食べました。

まだまだ,先は長いです。

新潟の北陸道から磐越道に入る頃には日も暮れて,予定していた磐梯山SAに着いたのは,夜の7時過ぎていた。

ここで,晩御飯タイム。
以前,北海道を一人旅した時も,途中ここで喜多方ラーメンを食べた記憶がある。

今回は,「味噌カツ丼」を食べたが,お腹が空いていたこともあるが,なかなか美味しかった。

予定では,ここで車中泊する予定だったが,明日少しでも余裕を持ちたかったので,もう少し走ることにした。


福島県の磐越道から東北道へ入り,結局,宮城県の長者原SAに9時頃到着し,車中泊することにした。

今日は約1100kmひたすら走った。
疲れたーー。

(2日目)



朝6時に目が覚めて,さっそくスタート。今日は青森県まで行くつもりなので,少しでも距離をかせいでおきたいところだ。

と言っても,腹が減っては戦が出来ないから,前沢牛で有名な前沢SAで「かき揚げそば」を食べた。

さあ,朝ごはんも食べたし,青森目指して走るぞー。









やっと,青森の十和田湖に着いた。十和田湖は北海道旅行の帰りに寄って以来の二度目だ。

やっぱり十和田湖は大きいなー。



今回の目的は,すぐ近くの奥入瀬渓流だ。




奥入瀬渓流は,大昔にとんぼちゃんというフォークグループが歌っていた「奥入瀬川」という唄があり,一度来て見たかった場所のひとつだった。


奥入瀬渓流は,マイナスイオンがいっぱいで,とても清清しく気持ちが良かった。
川沿いに遊歩道があり,歩いている人もたくさんいた。

心もリフレッシュできそうな,そんな風景が続く道を後にし,次の目的地に向かった。



奥入瀬渓流から,下北半島を北に向かって走っていると,だんだん風と雨が強くなってきて,やっぱり青森だなーって感じがしてきた。

冬はさぞかし厳しいんだろうなー。







車でかなり走った頃,ついに本州の最北端,マグロで有名な大間崎に到着した。

ついに来たーーーーーって叫びたかったが,ここは抑えて。

海の向こうには,まさに北海道が近くに見えました。
青森市からはフェリーで4時間ぐらいかかるが,大間からだと,すぐそこに見えた。近い。


それから,大間と言えば,やはりマグロ丼を食べたいところだが,周りにある店の看板に大間のマグロとは書いてあるが,なんだか閑散としていて,とても美味しいマグロを食べさせてくれそうな雰囲気ではなかった。
ネットで調べても,大間で取れたマグロは,ほとんど東京へ送られるので,地元で美味しいマグロは食べられないとの口コミだったので,今回は諦めることにした。


大間崎を後にし,今度は青森市を通り過ぎて,下北半島の反対の津軽半島に向けひたすら走った。
途中,コンビニに寄って晩御飯に弁当を買って食べ,それから今日の目的地の竜飛崎を目指した。

竜飛崎の道の駅に着いたのは,もう夜の9時を過ぎていて,こちらも半端じゃない風だった。

今日は,ここで車中泊だけど,車が飛ばされそう。


(3日目)








朝早く目が覚めたと言うか,風が強くてよく眠れなかったというのが本当のところだが,せっかくなので竜飛崎の灯台に登ってみることにした。


やはり風が強くて飛ばされそうになりながら,天気はまずまずで,ちょうど御来光を見ることができた。

ラッキー。早起きは三文の徳だと,一人でブツブツ言いながら,眠かったが気持ちのいい朝を迎えることができた。


それから道の駅に戻って,しばらく周りを散歩してみた。


まず目についたのが,「津軽海峡冬景色」の石碑だ。

石川さゆりの有名な歌で,歌詞が石碑に刻まれていた。♪「ごらんあれが竜飛岬・・・」♪,なんて歌いはしなかったが。







続いて目に入ってきたのは,日本でもここだけだと思うが,階段国道。


うひょーーー。噂では聞いていたが,本当に階段に国道の標識があるでーー。



どうも竜飛崎まで続いている国道の最終地点が階段になっていて,ちょうど岬の下の漁港まで国道として登録してあるようだ。もちろん,車は通れません。人が通るのがやっとだ。


一応,階段を上から最期まで降りてみたが,結構な距離があって,また上まで登ると息が切れるほどだ。


 ちゃんと,階段に国道339号の標識も出ていた。


 本当にびっくりだ。\(◎o◎)/!










 竜飛岬を後にして,青森県から一気に岩手県を目指して車を走らせ,次に訪れたのは,盛岡から近い雫石の「小岩井農場」。








 ちょうどお昼になったので,ついつい農場の中のレストランに入って,写真のオムライスを注文してみた。


 さすが農場のオムライスだけあって,もうトロっトロのフワっフワで,幸せでしたねー。美味しかったー。







 そして,小岩井農場を訪れた最大の目的の「一本桜」にたどりついた。

 この一本桜は,樹齢100年ぐらいだそうで,放牧している牛の日差しよけで植えられたようですが,今や観光スポットのひとつになっています。

 テレビで放送された「どんど晴れ」や「冬のサクラ」などのロケ地になっていました。


 天気が良ければ,桜のバックに岩手山が雄大に見えるはずなのですが,この日は残念ながら見えませんでした。(T_T)






 次に向かったのは,雫石から岩手県の県境を越えたところにある秋田県の田沢湖だ。車で1時間ぐらいで着いた。


 田沢湖は,湖の深さが日本一で,423.4mあるそうだ。

 さかなくんで有名になった「クニマス」の生息地で知られていたが,酸性化が進みついには絶滅したとのことだ。


 それから,湖に沿って走っていると,間もなく辰子像のところに着いた。


 辰子像は,その昔,辰子という名の娘が暮らしていて,類い希な美しい娘であったが,その美貌に自ら気付いた日を境に,いつの日か衰えていくであろうその若さと美しさを何とか保ちたいと願うようになり,その願いを胸に,百夜の願掛けをし狂奔する辰子の姿は,いつの間にか龍へと変化し,自分の身に起こった報いを悟った辰子は,田沢湖に身を沈め、そこの主として暮らすようになったそうだ。ふうー。

 しかし,なぜこんなに金ぴかなのだろう?








 秋田県から再び岩手県の盛岡に戻り,盛岡市内を少し散策した。


 車を駐車場に止めて,しばらく歩いていると,赤レンガで作られた立派な建物があった。
 旧盛岡銀行本店の建物で,国の重要文化財にもなっているそうだ。


 次に,岩手と言えば,宮沢賢治や石川啄木などの作家が有名だが,「もりおか啄木・賢治青春館」に寄ってみた。


 私はあまり本は読まないのだが,「雨ニモ負ケズ」は,もちろん知っている。

 二人が過ごした青春時代が思い浮かぶようでした。

 盛岡は,長閑でいいところだーー。

 そうそう,私は街の中を半袖で歩いていましたが,地元の人は,半袖の人は一人もいませんでした。

 なんでやねん?(@_@;)





 盛岡と言えば,三大面「冷めん」「じゃじゃめん」「わんこそば」が有名だが,その中のじゃじゃめんを食べてみた。

 ゆでたうどんに肉みそを絡めて食べたが,以外にあっさりしていて美味しかった。

 食べ終わる前に,一口だけうどんを残して,お店の人を呼ぶと,チータンタンという鳥のスープをかけ玉子スープ風にして食べるのが,盛岡の食べ方だそうだ。

 それも,なかなか美味しかったなー。


(4日目)






 今日は更に南に下り、民話の里「遠野」を訪れることにした。


 テレビドラマでもよく舞台となる遠野ですが、本当に自然豊かで長閑なところです。


 写真は、河童で有名な「かっぱ渕」です。

 確かに、独特な雰囲気を持つ場所でした。





 遠野を後にして、次に私がどおしても行きたいところがありました。

 それは、秋田県の横手市。

 B級グルメで有名になった横手焼きそばをどうしても食べたかったので、頑張って食べに行きました。

 横手焼きそばの特徴は、普通の焼きそばと違い、麺は茹でてある感じで、その上に目玉焼きをのせて、ウスターソースをかけて食べるそうです。
 今までにない食感で、なかなか美味しかったです。








 再び岩手県へ戻り、更に南に下って平泉にやってきました。


 悠々と流れる北上川を見ながら、中尊寺に行きました。

 もう夕方近くだったので、駐車場に車を止めて早足で参道を登っていくと、金色堂がありました。

 写真撮影はできませんでしたが、本当に金色に超豪華なお堂でした。

 当たり前ですが。






 中尊寺を後にして、外はすっかり暮れてました。

 お腹すいたー。

 晩御飯は長者原SAでカツ丼セットを食べました。

 腹ごしらえも出来たところで、今晩はここで車中泊します。


(5日目)




 長者原SAを朝7時に出発し、宮城県と山形県の県境にそびえる蔵王へ行きました。


 そうしたら、山頂付近はすごい霧で何にも見えない状態。

 有名なお釜を見たかったのに。残念。









 それから、山形県を南下して、NHK大河ドラマ「天地人」で有名になった上杉謙信が奉られる米沢市の上杉神社に行きました。


 謙信の像は戦国武将らしい強さと誇りを感じました。







 それから、天地人の主人公だった「直江兼続」のお墓がある松岬神社に行きました。

 「愛」と「義」に生きた直江兼続。

 かっこいいなー。



 その後、お腹がすいたので、米沢ラーメンを食べました。

 醤油味で美味しかったです。










 今日の宿ですが、今まで車中泊だったので、プチ贅沢して、山形県のかみのやま温泉に泊まることにしました。


 街は温泉街って感じですが、平日のためか、今一つ活気がないような気がしました。


 豪華な晩御飯(米沢牛?)に舌鼓を打ち、露天風呂は一人で独占して、ゆっくり入ることが出来ました。


 長旅の疲れも吹き飛びました。


(6日目)






 朝、かみのやま温泉の街を散歩しました。


 しばらくぶらぶら歩いていたら、映画であった「おくりびと」のロケ地がありました。


 映画を観たことはありますが、こんなところで撮影してたなんて全然知りませんでした。


 しかし、朝早いとは言え、まったく人がいない。









 かみのやま温泉を後にし、更に南下して、今回の旅の最後の目的地、日光に着きました。


 最初に徳川家康が祀られている日光東照宮を歩きました。


 江戸幕府を開いた大物だけあって、さすが大きな神社でした。






 写真は、陽明門(ようめいもん)で、国宝の日本を代表する最も美しい門だそうです。


 確かに細かな細工がされていて、しばらく見入ってしまいました。


 もちろん、「見ざる・言わざる・聞かざる」の彫刻も見ました。







 それから、ぐにゃぐにゃした峠道「いろは坂」を通って、日本三名瀑のひとつの華厳の滝に着きました。


 駐車場からすぐに見えるかと思いきや、建物の中にエレベータがあって、地下へ降りていくと、目の前に広がる壮大な滝の姿が現れました。


 落差は97mあって水量もすごかったです。


 和歌山の那智の滝も行ったので、あとは茨城県の袋田の滝にいけば三名瀑制覇です。


 



 これで今回の旅の観光はすべて終わったので、これから広島に向けて帰ります。

 前回の北海道からの帰りは中央道を通って帰りましたが、今回は東名高速を通って帰ることにしましたが、首都高を通らなければいけなくて、ナビに任せっきりで、どこをどう走ったのかさっぱりわかりませんでした。

 東名の富士川SAで晩御飯食べて車中泊しました。

(7日目)





 朝出発して、東名から名阪高速を走っていたら渋滞に巻き込まれて、もううんざり。

 どうも三重県の鈴鹿でF1グランプリをやってて渋滞したみたいです。

 どうにか広島に着いたのは夜の8時頃でした。

 無事に帰って来たぞー。

 あー、疲れたー。



(旅の感想)
 今回は東北を一人で旅して周りましたが、自然豊かで食べ物も美味しくて、いい旅が出来ました。

 印象に残っているのは、竜飛岬で車中泊してたらものすごい風で、車ごと飛ばされそうだったことや、テレビドラマ「どんど晴れ」に出てきた岩手山の一本桜を見れたことなどなど。

 まあ、どれもいい思い出になりました。 次はどこに行こうかなー。



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