会津そば
福島県「会津若松」“桐屋権現亭”で『会津そば』をいただいた。
会津近郊の市町村に点在するのそば屋,製麺業,そば生産組合,商工会,手打ちそば同好会,そば道具製作所などが集い,「会津そばトピア会議」が執り行われている。会津を“日本一のそばの郷に”が合言葉とか。桐屋の主人はその仕掛け人の一人で「会議の議長」である。

良いそばが育つには,昼夜の温度差が多いこと,空気の澄んだ山間部であること,日照時間がほどほどであることなどといわれている。周囲を山に囲まれた会津はこの条件にピッタリ。
そばの産地は裏をかえせば米の育たない痩せた土地ということで,多くの地域では米の代用食だったが,会津は少々事情が異なっていた。松平23万石の豊かな穀倉地帯であり古くから,そばは“楽しむもの”“ごちそう”とされていた。
東西東西〜!ではじまる「そば口上」に乗って登場する,ハレの日の振る舞い料理であったそう。美しい・旨い・・
  大内宿のそば
会津若松を14〜5km南下したところに突如茅葺の街並みが現れる。会津と日光今市を結んだ会津西街道の宿場町「大内宿」が,大切に手間隙かけて保存されている。まさに旅籠である。この内の一軒『山形屋』さんに一宿のお世話をいただいた。
自慢のそばは地粉100%のほんまもん!「そば口上」を口ずさみながらの打ちたてをいただいた・・旨い!

2005年春訪問

2014年春
 再び大内宿・山形屋さんに… 大内宿は相変わらず賑やかで山形屋の囲炉裏端で地酒を注いでくれた大女将も健在でした。