私のインフィニティ論
 このHPを見る人は私と同様にインフィニティをこよなく愛する人か、今現在所有している人と思います。皆さんの中にはセルシオと比較して購入された方はいないと思いますが、雑誌などでは比較対象にセルシオが必ず登場してきて日産の惨敗と大題しく書いていますがそもそもインフィニティとセルシオ比べること自体がナンセンスと私は思っています。
 全域においてスムーズかつパワフルなエンジン、ベンツ張りに風格のあるボディスタイル、室内のイルミネーションは艶やかで初期型は現在以上に通用するエクステリア、とにかく完璧なセルシオそうセルシオとは、ヨーロッパでも通用し、とにかく完璧な車を作る命題の元、生まれてきた車で現在もそうあるべき姿を誇示しています。
 一方我がインフィニティーは平成元年に購入した一台目は8年相棒でしたが故障は、一年に4回日産のピットに預け、都度1ヶ月10数万円の修理期間費用がかかりました。しかしこのスタイル、未完成ながらドリフトマシンのようなアクティブサスペンション、そのサスペンションを支えるGT-Rと同じ四輪マルチリンク、インテークマニホールドの長さが示すとおりの大トルク、お世辞にも800万円近くする車とは思えない内装(サニーより質素)いわばこれは「技術の日産」が高級車でもスポーツ、GT-Rのオートマチック版を挑戦的に作り予算が足りなくなりテストもそこそこに世に出された車。
 セルシオは開発者全員が800万円台で売るトヨタの方針に異議を申し立てたとか。「そんな安い車じゃないんだ。」という自負が開発者達にはあったのでしょう。
 インフィニティの開発者はもっと開発資金を出してくれないから故障の多い車になったといっているようです。
 さて、インフィニティに8年乗った後に私はセルシオに乗り換えましたが半年後またインフィニティに乗り換えました。暖気のいらないエンジンが掛かっているのかも良く判らないフワフワの乗り心地、私には耐えらず、やはり手のかかる相棒が私は好きなようです。