◆金 堂
<一棟> 国宝(昭和三十三年指定)
桁行三間(けたゆきさんげん)、梁間四間(はりまよんけん)、一重裳階(いちじゅうもこし)付、入母屋造、柿葺きの建物。 大内義隆が周防山口に建てたものを安国寺恵瓊が移建し、仏殿にしたと伝えられています。 現存する唐様の建築としては最大の遺構であり、中世の本格的な仏殿の規模をうかがうことが出来ます。 正面一間通りを吹き放しとした珍しい構造は、大陸的な正式の手法と考えられます。 |
◆金堂天上部分 天井に描かれた天女と竜の絵には「天文九年・・・」(1540)の賛があり建物の創建もこの頃と推定されています |